AnyMind GroupがエンタメIP向けD2Cパッケージ提供開始、EC・ファンクラブ統合でグローバル展開支援

AnyMind Group株式会社(代表取締役CEO:十河宏輔)が、エンターテインメント業界を対象に、ECサイトとファンクラブ運営を統合したD2Cパッケージサービスの提供を開始したことを発表しました。

今回提供されるパッケージでは、グローバルコマースプラットフォームである「Shopify」を基盤として、同社が展開する各種プラットフォームサービス、物流体制、カスタマーサポート機能、そしてグローバル拠点ネットワークを組み合わせることで、IP(知的財産)ビジネスにおける収益最大化とファン体験の向上を実現していくとのことです。

サービス開始の背景

近年、世界的にアーティストやタレント、キャラクターといったIPを活用したコンテンツビジネスが拡大傾向にあります。PwCの調査「Global Entertainment & Media Outlook 2025–2029」によると、2024年における世界のメディア・コンテンツ市場規模は約2.9兆ドル(1ドル150円換算で約435兆円)に達しているとされています。

日本発コンテンツの海外における売上高は、2023年時点で約5.8兆円となっています。政府は2033年までにこれを20兆円規模へと拡大する目標を掲げており、日本IPのグローバル展開の重要性がますます高まっている状況です。

このような環境の中、IPを活用したグッズ販売やファンクラブ運営といったファンビジネスにおいても、海外展開を見据えたEC基盤の整備が重要な課題となっています。その一方で、限定商品販売時のアクセス集中対策、大量出荷に対応する物流オペレーション、多言語対応、海外配送など、運営面での課題も増加しているのが実情です。

同社はこれまで、エンタメ・IP領域におけるEC支援を複数実施してきた実績があり、こうした知見や経験をもとに本パッケージの提供を開始したとしています。

主な支援内容について

EC・ファンクラブの統合運営

Shopifyを基盤としたECサイト構築を行い、ファンクラブの会員データを統合します。会員限定販売や特典施策などを通じて、ファンロイヤリティを高める購買体験を実現します。さらに、ECマネジメントプラットフォーム「AnyX」を活用することで、複数のECモールや自社ECといった販売チャネルを一元管理し、EC運営の効率化を支援していくとのことです。

エンタメ特化の販売機能

エンタメビジネス特有の販売機能として、オンラインくじ、抽選販売、イベント会場受け取り、デジタルコンテンツ販売などに対応します。業界のニーズに合わせた柔軟な販売形態を実現可能としています。

グローバル物流支援

グローバル物流プラットフォーム「AnyLogi」を活用し、国内外の配送に対応します。限定商品発売時などに発生する大量受注・大量出荷にも対応可能な物流オペレーション体制を提供していくとのことです。

カスタマーサポート

会話型コマースプラットフォーム「AnyChat」を活用することで、問い合わせ対応や配送通知などを通じたファンとのコミュニケーションを支援します。顧客体験価値の向上に貢献する機能を提供しています。

グローバルマーケティング支援

アジアを中心とした15カ国・地域のネットワークを活用し、海外向けマーケティングやインフルエンサー施策を支援します。インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」を活用することで、最適なインフルエンサーの選定やキャンペーン効果の分析を可能にしています。

代表取締役CEOのコメント

同社の代表取締役CEO十河宏輔氏は、次のようにコメントしています。「エンタメ業界では、IPを軸としたファンビジネスの重要性が世界的に高まっており、EC、物流、マーケティングなど複数の領域を横断した運営体制が求められています。当社は、Shopifyと当社の各種プラットフォーム、さらに各国でのオペレーション体制を組み合わせたBPaaSモデルを通じて、企業の事業成長をテクノロジーと実行力の両面から後押ししています。本パッケージを通じて、日本発IPの価値を世界のファンへ届けられるよう、取り組みを一層強化してまいります」

これまでの支援実績

同社は過去に、吉本興業グループの株式会社FANYに対して、AI搭載型の各種プラットフォームを提供したEC支援を実施しています。また、ストームレーベルズ初の公式ECサイト「Storm Labels Store」の開設支援も行っており、エンタメ・IP領域における豊富な実績を有しています。

活用される主要プラットフォームについて

ECマネジメントプラットフォーム「AnyX」

「AnyX」は、ECモールや自社ECサイトなど、複数の販売チャネルを一元管理することで、EC運営を支えるECマネジメントプラットフォームです。業務効率化とデータ活用、豊富な実績をもとにした運用支援、各国・市場のローカルの知見を活かした越境展開・海外販売まで、EC事業の成長に向けた幅広いソリューションを提供しています。

インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」

「AnyTag」は、企業のインフルエンサーマーケティングを支援するプラットフォームです。インサイトデータとAIを活用することで、最適なインフルエンサーの選定やキャスティングを可能にしています。キャンペーン実施後には、投稿のリアルタイムレポートや効果測定機能も提供します。また、SNSアカウントとの連携により、企業のSNS運用管理ツールとしても活用可能です。2025年12月末時点で、世界45以上の国・地域の310万人以上のインフルエンサーにアクセスできる体制を整えています。

グローバル物流プラットフォーム「AnyLogi」

「AnyLogi」は、EC事業者を支援するグローバル物流プラットフォームです。国内外のECカートや配送サービスと自動的に連携できるだけでなく、ECサイト上で送料や関税を表示することも可能です。さらに、配送サービスの送り状やインボイスの発行、集荷依頼など、すべての配送プロセスをプラットフォーム上で完結させることができます。

会話型コマースプラットフォーム「AnyChat」

「AnyChat」は、リアルタイムでのチャットによる接客体験やカスタマーサポート機能を提供する会話型コマースプラットフォームです。ECサイトとの連携による購買や商品発送をトリガーにした配信のほか、購買に関するデータの収集、分析、活用を通して顧客体験価値を最大化します。

AnyMind Groupについて

AnyMind Groupについて

AnyMind Groupは、2016年にシンガポールで創業し、アジア市場を中心に15カ国・地域に拠点を構えるテクノロジーカンパニーです。ソーシャルマーケティングやソーシャルコマースを起点に、ECからオフライン流通までを横断するBPaaS(Business Process as a Service)モデルを通じて、データとオペレーションを一体的に提供し、ブランド企業の事業成長を支援しています。東証グロース市場に上場しており、証券コードは5027です。

今回のD2Cパッケージサービスの提供開始により、同社はエンタメ業界におけるIPビジネスのグローバル展開をさらに加速させていく構えです。日本発のコンテンツが世界市場で一層の存在感を示すための基盤整備が進むことが期待されます。

出典元:PR TIMES(AnyMind Group株式会社)

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