
株式会社博報堂DYホールディングス(東京都港区、代表取締役社長:西山泰央)と株式会社博報堂テクノロジーズ(東京都港区、代表取締役社長:中村信)は、統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」のプロダクトである「STRATEGY BLOOM PLANNING」をアップデートし、「カテゴリーエントリーポイント(以下CEP)分析」機能を強化したことを発表しました。データ基盤を強化するとともに、生活者が特定のカテゴリーを検討するきっかけとなるCEPを評価しやすく可視化することにより、マーケティングコミュニケーション戦略立案の意思決定スピードアップに貢献するとのことです。
この記事の目次
機能強化の背景
現在、人口減少や市場の成熟化、生活者の消費行動の変化など、ビジネス環境が急速に変化しています。こうした状況下において、多くの企業では成長領域への投資を加速させることや既存市場での投資効果を最大化することの重要性が高まっており、マーケティングのさらなる効果と効率の向上、提案力の強化が喫緊の課題となっているとのことです。
このような環境の中で、ブランドの新規成長領域の分析手法として「CEP」への注目が高まっています。CEPとは、生活者が日常生活の中で特定のカテゴリーを検討するきっかけのことです。CEPを広く見渡し自社ブランドとのリンクを拡大し強化することにより、新たな購買文脈や顧客を獲得することが可能になります。しかし、ブランドにとって適切なCEPを導き出し、生活者の心が動く瞬間を的確に捉えるには専門的な知見と分析時間が必要となるため、知見の型化と高速化を両立させることが求められていました。
機能アップデートの概要
本プロダクトには、博報堂DYグループのCEP分析に取り組む社員の知見が集約され型化されています。「STRATEGY BLOOM PLANNING」のCEP分析機能を大幅にアップデートするとともに、業種別のプリセット調査データを拡充し、独自のUIによる可視化を実施したとのことです。これにより、効率的かつ効果的な指標を見渡し評価することが可能となり、CEP選定の支援を通じてマーケティング活動の効率化と高度化に貢献するとしています。
CEP分析機能のアップデート
CEPにおけるブランドの相対的な強弱を示す「メンタルアドバンテージ&メンタルディスアドバンテージ」などを組み合わせ、より視覚的に表示する新しいUIを搭載しました。簡単な操作で多様な見方を可能にすることで、分析と意思決定のスピード向上に貢献するとのことです。
業種別プリセット調査データ拡充
追加調査を実施し、数十カテゴリーに及ぶプリセット調査データを搭載しています。これにより、幅広いクライアント企業向けに柔軟なCEP分析を実現するとしています。
専門メンバーのCEP知見反映
博報堂では専門プロジェクトを立ち上げ、CEPをはじめとしたエビデンスベーストマーケティングの研究を進めると同時に、多くのクライアント企業での実践を通じて専門知見やノウハウを蓄積しています。この知見を「STRATEGY BLOOM PLANNING」のCEP分析機能拡充にも活用し、正しい理論に基づいた分析をグループ全社員が提供できる環境を整備しているとのことです。
今後の展望について
「STRATEGY BLOOM PLANNING」では、今後も博報堂DYグループの横断的なAI専門家集団HCAI Professionalsの活動として、AI関連各領域のプロフェッショナルが開発に携わります。グループのマーケティング業務の知見を集約し型化することやプリセット業種の拡張を通じて、マーケティングコミュニケーション戦略立案の迅速化や高度化に貢献していく方針です。
CREATIVITY ENGINE BLOOMについて
2024年6月、博報堂DYホールディングスは統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」を開発しました。「CREATIVITY ENGINE BLOOM」は、メディアビジネスやデジタルマーケティングなどのマーケティング領域での活用に加え、クリエイティブ制作、販促やCRMなどのコマース、流通領域までをワンストップで統合管理できる統合マーケティングプラットフォームです。博報堂DYグループが保有する生活者DATA PLATFORMをベースにAI技術を活用することで、利用者のクリエイティビティを拡張し、新しいコミュニケーションサービスやビジネス創造を支援します。まずは同社グループ社員での利用を開始し、スピーディーに高度な統合マーケティングサービスの効率化と高度化を実現することでマーケティングビジネスのOM率向上、売上総利益率の成長に貢献するとしています。

「CREATIVITY ENGINE BLOOM」は、以下の5つの主要モジュールと、そのモジュールを支える「生活者発想プラットフォーム」「生活者DATA PLATFORM」から構成されています。
STRATEGY BLOOM:マーケティング戦略の策定を支援するモジュールです。生活者データとクライアント企業のデータを統合し、AI技術を用いて市場構造の可視化やターゲット設定、KPI策定の業務効率化を行います。
MEDIA BLOOM:AaaSと連携し、KPI達成のためのメディア効果を最大化するモジュールです。テレビとデジタルを組み合わせたメディア最適化やアロケーションを効率的に策定します。
CREATIVE BLOOM:クリエイティブ制作を支援するモジュールです。AIを活用してクリエイティブの評価や自動生成を行い、業務の効率化と高度化を実現します。
COMMERCE BLOOM:購買データとECプラットフォームと連携し、リアルとECを統合したマーケティング戦略立案を支援します。
ENGAGEMENT BLOOM:顧客との良質な関係性を構築するモジュールです。大手SFAやMAツールと生活者DATA PLATFORMを連携し、顧客のLTV向上やOne to Oneマーケティングサービスを提供します。
生活者発想プラットフォーム:生活者や市場への深い理解、新しい発見や価値創造をAIとともに行い、AI×生活者発想でビジネスの拡大を支援する新しい発想支援基盤です。
生活者DATA PLATFORM:博報堂DYグループの独自データと外部データを一元管理し、BLOOMの各プロダクトで利用可能な基盤として整備します。
CREATIVITY ENGINE BLOOMの強み
マーケティング業務の統合とデファクトスタンダード化
STRATEGY、MEDIA、CREATIVE各業務を一元管理し、業務プロセスを統合し標準化することで、労働生産性を向上させます。
生成AI機能を用いた業務の効率化と高度化
生活者発想で培ったマーケティング業務のノウハウを生成AIにインストールし、生活者のより深い洞察を支援します。これにより、ターゲットプロファイルやコンセプト、クリエイティブアイデアなどのクリエイティブワーク業務において生成AIと人間が協調するサービスを提供し、社員の創造性を高めます。
統合マーケティング効果の可視化
生活者DATAPLATFORMデータを活用し、統計技術やAI技術を駆使して統合マーケティング効果を測定可能な独自指標を提供します。また指標を向上させるための戦略策定や施策開発を支援するマーケティングインテリジェンス機能も提供し、得意先の事業成長へ貢献します。
生活者発想プラットフォームについて
生活者や市場への深い理解、新しい発見や価値創造をAIとともに行い、AI×生活者発想でビジネスの拡大を支援する、そのコアとなるのが「生活者発想プラットフォーム」です。AIという自分とは違う存在を味方につけ、生活者の心を動かすアイデアを生み出し、創造性の拡張へつながる新しい発想の基盤となります。

生活者発想プラットフォームには以下の4つの主要機能を備えています。
- 生活者:「バーチャル生活者」との対話、生活者発想法がつまった基盤です。
- 市場:市場動向を把握し、業界のこれからを発想する基盤です。
- メディア/生活者インターフェース:生活者とのコミュニケーションデザインを発想する基盤です。
- 効果予測:業界仮想市場を再現し、マーケティング効果の予測や広告クリエイティブを事前評価し改善します。

生活者発想プラットフォームにて生まれた生活者発想を、CREATIVITY ENGINE BLOOMの各プロダクトをはじめとした様々なマーケティングAIソリューションで精度を高めて実行し、AI時代の企業マーケティングを支援していくとのことです。
出典元:PR TIMES












