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日本発祥のホワイトデー文化とそのルーツ
バレンタインデーへのお返しとして定着したホワイトデーは、春の風物詩として広く認知されています。しかし、この習慣が欧米には存在しない「日本独自の文化」であることはあまり知られていません。バレンタインデーのお返しに特定の日を設定してギフトを贈るという習慣は、日本のお菓子メーカーの工夫によって生み出されたものとなっています。
この文化の起源を辿ると、1970年代の福岡に行き着きます。老舗のお菓子店が「バレンタインに君からもらったチョコレートを、僕の優しさ(マシュマロ)で包んでお返しするよ」というロマンティックなメッセージを添えて、チョコマシュマロを販売したことが始まりの一つとされています。
その後、飴菓子メーカーなども参入し、「キャンディの日」や「マシュマロデー」といった様々な試みを経て、最終的に「ホワイトデー」という名称で定着していきました。
日本には伝統的に、お祝いや贈り物に対して「お返し(返礼)」を行うという礼儀正しく丁寧な文化が根付いています。この日本特有の精神性とお菓子企業の情熱が融合することで、世界的にも珍しい「お返しの祭典」が全国的に普及していったとのことです。
当初は「白」というイメージから、マシュマロやホワイトチョコレート、キャンディといったお菓子が中心でしたが、現在ではスイーツに限らず、高品質なハンドクリームや紅茶、アクセサリーなど、相手を思いやる贈り物の選択肢が非常に多様化しています。
「何をお返ししようか」と考える男性たちの姿も、ホワイトデーならではの光景となっています。その背景にある「いただいた厚意を大切に繋いでいく」という日本らしい心配りを理解すると、受け取るギフトがより温かく感じられることでしょう。
株式会社ナビットは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000名を対象に「ホワイトデー」に関するアンケート調査を実施しました。
・調査期間:2026年1月
・調査機関:株式会社ナビット
・調査対象:20代~80代の男女
・有効回答数:1000名
・調査方法:Web調査
ホワイトデーの盛り上がりは期待ほどではない実態が明らかに
【調査内容】
ホワイトデーは楽しみですか?(対象者:1,000名)

ホワイトデーを楽しみにしているかという質問に対して、「とても楽しみ」と回答した方が4.5%、「やや楽しみ」と回答した方が18.5%となりました。
バレンタインデーと比較すると、盛り上がりの度合いは低い結果となっています。
ホワイトデーに贈り物をする予定がある人は1割未満という結果に
【調査内容】
今年(2026年)のホワイトデーに何かを贈る予定はありますか?(対象者:1,000名)

今年のホワイトデーに何かを贈る予定があるかという質問では、「予定はある」と答えた方は9.8%にとどまる結果となりました。
ホワイトデーに受け取るのは食品類が圧倒的に多い
【調査内容】
これまでのホワイトデーに何を貰ったことがありますか?(対象者:1,000名)※回答数1338名

「これまでのホワイトデーに何を受け取ったことがありますか?」という質問を複数回答形式で実施しました。
最も多かったのは「食品類」で484名、次いで「アクセサリー」が118名、3番目に「雑貨」が111名という結果となりました。ホワイトデーでは、お菓子をはじめとした食品類を受け取ることが圧倒的に多いことが分かります。
ホワイトデーで人気が高いのは洋菓子
【調査内容】
ホワイトデーにもらえたら嬉しいスイーツは何ですか?(対象者:1,000名)※回答数2842名

こちらも複数回答形式で実施したアンケートです。ホワイトデーに受け取りたいスイーツについて尋ねました。
調査結果は以下の通りです。1位は「チョコレート」で325名、2位は「ケーキ」で251名、3位は「クッキー」で230名となりました。ホワイトデーの贈り物としては、洋菓子に人気が集まっているようです。
ホワイトデーは倍返しが基本になっている実態
今回の調査では、「ホワイトデーについての思い出があれば教えてください」という設問をフリー回答形式で実施しました。一部の回答を原文のまま紹介します。
「職場の人に比較的安いチョコレート(さすがに1人ずつ箱に入ってるもの)を女性陣で共同購入して男性陣に渡した。お返しはまとめてではなくそれぞれ個人で用意してくれたので、10倍くらいになって返ってきてとても嬉しかった」
「小学6年の時、大好きな人から可愛い瓶入りキャンティを貰った。クラス1モテてた男の子だったけど、私だけは特別だと言われて渡されたのがめちゃくちゃ嬉しかった」
「昔、義父が5万円が入った封筒を、デパートで1日で使い切ること、を条件にくれました。家族で買い物に行き、義母とお店をまわって散財したのがいい思い出です」
今回のフリー回答では、職場でのエピソードが多数見られました。女性が共同でチョコレートを購入して渡し、男性は個別にお返しを用意するというパターンが多く報告されています。
男性側がより多くのコストをかけているという内容が多く見られました。また、小学生や中学生の頃に、好きな相手から特別なお返しをもらって非常に嬉しかったというエピソードも多数寄せられました。
お返し選びで失敗しないためのポイント
ホワイトデーのお返しを選ぶ際は、相手が気軽に受け取れるものを選択するのがポイントです。高額すぎるギフトは、かえって相手に気を遣わせてしまう可能性があります。クッキーやチョコレート、焼き菓子といった定番のスイーツは、誰にとっても食べやすく、職場や友人間でも渡しやすい定番の選択肢となっています。
さらに、個包装で分けやすいものや、日持ちする菓子を選ぶとより喜ばれます。迷った際は「シンプルで美味しいもの」を基準にして選ぶことが失敗しないコツです。そこに「ありがとう」という一言を添えれば、ホワイトデーのお返しはきっと良い印象を与えることができます。
ホワイトデーは、特別な贈り物というよりも「相手を思う気持ち」が伝わることが最も大切です。さりげない心配りで、温かなホワイトデーを過ごしてみてはいかがでしょうか。

出典元:株式会社ナビット












