宅配サービスの満足度調査、東京都民1400名の約3割が「時間縛り」にストレス―EveryWiLL調査

株式会社EveryWiLL(東京都新宿区、代表取締役:須藤俊明)が、自治体との連携のもと、東京都在住の1,400名に対して「宅配サービスに関する意識調査」を実施しました。同社は昨年、国土交通省の補助対象事業者として採択されています。

EC・ネットショッピングが生活に浸透する中で、年代やライフスタイルによって「宅配サービスへの満足度」や「改善を求める点」には大きな違いがあるということです。今回の調査では、宅配ドライバーの人材不足や物流の効率化といった議論において見過ごされやすい「受取側の時間的・心理的な負担」の実情を明らかにしています。

調査概要

調査日: 2026年01月13日〜2026年01月17日

調査対象地域: 東京都

調査協力機関: Freeasy、自治体等

調査方法: オンラインアンケート調査、インタビュー等

調査対象・人数: 20歳以上の男女 計1,400人

監修: 株式会社EveryWiLL

調査結果1:荷物の手渡し受取、「自宅軟禁」「対面時の心理負担」がストレスに

宅配サービス利用者に対して、荷物を受け取る際に不便さや面倒さを感じる点について聞いたところ、「手渡しの宅配は時間に縛られるのが面倒」という回答が約3割(30.1%)で最も多い結果となりました。

これは、荷物を待つ「2〜4時間」という時間が、生活者にとって「その場から離れることができない」「何もできない」という空白の時間、つまり"自宅軟禁"として、非常に大きな負担になっている現状を示しています。

加えて、その他の回答では「ドライバーとの対面に対する心理的なハードルや恐怖(約4%)」も挙げられました。該当者へのインタビューでは、特に女性からは「インターホン越しでは来訪者が不審者なのかドライバーなのか判別できず怖い」「男性ドライバーと対面で荷物を受け取ることに心理的な負担がある」「パジャマ姿やすっぴんの状態で荷物を受け取るのは抵抗がある」などの声が多く寄せられています。

現代特有の防犯意識やプライバシーに対する心理的なストレスも、受取体験の満足度を大きく下げる要因として明らかになりました。

調査結果2:置き配の標準化に対し、ユーザーの約4割弱が「後ろ向き」な姿勢

現在、国土交通省などが推進している、宅配荷物を手渡しではなく自宅玄関前に置く「置き配」を標準的な受取方法とする方針について調査したところ、「意識の分断」が明らかになりました。

調査結果

いわゆる「置き配の標準化」について、約4割弱(36.2%)ものユーザーが「良いとは思わない」「反対」と回答しています。

否定的な理由としては、「置き配は盗難や水濡れ・破損が心配」といったリスクに対する不安が圧倒的多数を占めました。また、「置き配荷物を起点とした犯罪が怖い」といった防犯面に関する意見も多く見られています。

調査結果

ドライバーの配達業務における負荷軽減を主軸として検討が進められている置き配の標準化ですが、一定数の消費者が心理的な不安などを抱えている現状が浮き彫りとなりました。

調査結果3:既存の受取手段に代わる「第3の選択肢」への高い期待

これまでの自宅での対面による荷物受取や、最近標準化しつつある置き配を前提とした受取スタイルに対し、日常生活の動線上にある「荷物受取り拠点」で荷物をピックアップする新しい受取形態への意向を調査したところ、全世代平均で60%以上が「利用したい」と回答しました。特定の世代に限定されず、回答者全体で「対面受取」や「自宅での置き配」だけでは解消できないニーズが広がっていることがわかります。

調査結果

特に、自身の生活圏内にあるスーパーマーケット(32.4%)や、最寄りの駅・駅ビル(26.1%)での受取が好まれており、「自身の生活動線上で、好きな時間に、安全に荷物を受け取りたい」という要望が、現代の配送サービスにおける共通の課題となっていることが推察されます。

調査結果

まとめ:受取側の「不自由」を解消し、持続可能な物流へ

今回の調査により、従来の自宅での対面による荷物受取や、最近標準化しつつある置き配を前提とした受取スタイルが、現代の生活者にとって「2〜4時間の時間的拘束(自宅軟禁)」や「防犯上の心理的ストレス」などという大きな負担になっている実態が浮き彫りとなりました。

また、国土交通省など国全体で推進が加速している「置き配」に対しても、盗難や犯罪への不安から約4割のユーザーが否定的な意向を示しており、自宅への置き配よりも荷物の安全性を担保できる新たな受取手段が求められています。

これら「自宅での荷物の対面受取」と「自宅への置き配」の双方が抱える課題を解決する第3の選択肢となるサービス「トリイク」を、株式会社Every WiLLは今年から新たに展開を開始しました。

第3の荷物受取スタイルを実現する新サービス「トリイク」がもたらす価値

「トリイク」は、利用者(荷物の受取り者)が、自身の生活動線上にある「無人拠点の宅配荷物の受取り拠点(トリイクスポット)」で、好きな時間に安全に荷物を受け取れるサービスです。

さらに、トリイクスポットで荷物を受取る方には、スポットで荷物を受取る都度、電子ポイントが進呈されます。

トリイクサービス
  • 荷物を受取る側のメリット:荷物受取りの時間縛りから解放され、非対面で安全に、かつ経済報酬(電子ポイント)を受取りながら荷物を受け取れます。(荷物は24時間カメラやデバイスで監視・管理)
  • 配送する側のメリット:複数の荷物を当スポットに集約配送できるため、荷物の届け先が減ります。さらに当スポットへの配達では再配達がゼロになります。ドライバーの負担を大幅に軽減します。
  • 社会的な意義:宅配ドライバーの業務負荷を軽減し物流インフラの持続性を高めること、配送車両の走行距離逓減による温室効果ガスの削減に加え、店舗や集合住宅や公共施設等の未利用スペースの有効活用、地域活性化を同時に実現します。
トリイクサービス

株式会社Every WiLLは、昨年、国土交通省の補助対象事業者として、同省の補助を受け「トリイク」の実証・サービス開発を進めてきました。

これらの知見を活かし、物流・宅配クライシス、宅配起点の犯罪抑止、ネットショップが普及する中での店舗や施設の人流増・地域活性化などの社会課題を解決していくとしています。

今後の展開

EveryWiLLは、東京都や埼玉県などの自治体とも連携・協業し、「トリイク」の普及に努めていくとしています。

これまでの支援プログラム等の採択実績としては、以下のような実績があります。

  • 東京都:ASACスタートアップアクセラレーション シードプログラム(2025年11月)
  • 東京都:TOKYO Co-cial IMPACTアクセラレーションプログラム(2025年11月)
  • 東京都:多摩地域の課題解決に向けた「イノベーション創出に向けた取組」選定(2025年12月)
  • 内閣府/沖縄総合事務局:【最優秀賞】官民共創型アクセラレーションプログラム(2026年1月)
  • 中小機構:【りそなキャピタル賞】 アクセラレーションプログラム「FASTAR」12th(2026年2月)
  • 埼玉県:埼玉「渋沢MIX」が育てる社会課題解決型スタートアップ(2025年11月)

株式会社Every WiLL 会社概要

会社名:株式会社Every WiLL

所在地:〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-22-3

代表者:代表取締役 須藤俊明(早稲田大学 大学院 経営管理研究科 MBA 卒業)

設立:2024年10月

事業内容:荷物を届けない運送サービス「トリイク」の開発・運営 等

出典元:PR TIMES

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