ZOZOがChatGPTの新機能「Apps in ChatGPT」にファッション領域で対応開始

株式会社ZOZOは、OpenAIが提供する対話型AI「ChatGPT」の新機能「Apps in ChatGPT」に、ファッション業界でいち早く対応し、アプリ連携の提供を開始しました。この連携は、OpenAIが2025年10月に発表し、同年12月より提供を開始した機能で、ChatGPT上で外部サービスのアプリを会話の流れの中で利用できるものです。

今回の連携により、ファッションコーディネートアプリ「WEAR by ZOZO」のコーディネート提案機能と、ファッションEC「ZOZOTOWN」のアイテム情報をChatGPT上でスムーズに提供することが可能になります。この取り組みにより、ユーザーが言葉にしづらいファッションに関する好みや課題を引き出し、それぞれのニーズに適した提案を行うことで、より快適なファッション情報の探索を実現します。

本連携の主な特徴について

今回のアプリ連携には、3つの大きな特徴があります。

1つ目は、会話を通じたコーディネートやアイテムの提案機能です。ChatGPT上での対話内容に基づいて、WEARやZOZOTOWNのコーディネート画像および関連するアイテム情報をもとに、画像とテキストを組み合わせてコーディネートやアイテムが提案されます。

2つ目は、1,400万件以上のコーディネート投稿データの活用です。日本最大級のファッションコーディネートアプリであるWEARが保有する1,400万件以上のコーディネート投稿データを活用し、シーンや天候、好みのスタイルなど、ChatGPT上での会話内容に基づく条件に応じて、コーディネートやアイテムが提案されます。WEARの投稿データを活用することで、トレンドや着こなしのリアリティを確保しながら、ファッション情報の探索をサポートします。なお、このデータ件数は2025年12月時点のものです。

3つ目は、会員登録不要で利用可能という点です。WEARおよびZOZOTOWNの会員登録は必要なく、ChatGPT上で「ZOZO」のアプリ連携を行うだけで利用できます。ただし、ChatGPTの利用にはログインが必要で、提供条件はOpenAIの仕様に準拠します。

サービス開発の背景

ファッションの情報探索においては、イメージはあっても言葉にすることが難しく、検索しても求める情報にたどり着きづらいという課題が存在しています。ZOZOが2024年3月に実施した「ファッション・コスメに関するアンケート」調査によると、約9割がSNSやWEBサイトでファッション情報を検索している一方で、約7割が「欲しい情報のイメージはあるが言語化できず、検索しても求める情報に出合えていない」と回答しました。

ChatGPTとの対話では、曖昧な要望をやり取りの中で整理しながら条件を具体化できるため、「なんとなくこういう感じ」といった言語化しづらいイメージを、具体的なコーディネートやアイテムの提案へとつなげることが可能になります。

具体的な利用例

利用例としては、以下のようなシーンが想定されています。

「今っぽい春コーデを教えて。大人っぽく見える感じで」といったトレンドを意識したリクエストや、「来週の出張、最高気温12℃。黒いスニーカーに合う、きれいめカジュアルの通勤コーデを提案して」という具体的な条件を伴うリクエスト、「デートに着ていく、きれいめだけどカジュアルな青系のシャツを教えて」というシーン別のアイテム探しなど、多様なニーズに対応します。

会話内容に応じて、WEARやZOZOTOWNのコーディネート画像および関連アイテム情報をもとに、条件に合わせたコーディネートやアイテムが提案されます。

利用イメージ

※画像はイメージです。

利用方法について

利用方法は以下の通りです。

まず、ChatGPTのアプリ一覧から「ZOZO」を検索し、選択します。次に、ChatGPTの画面に表示される案内に従ってアプリ連携を行います。この操作は初回のみ必要で、アプリの初回利用時には接続確認が表示されます。その後、メッセージの冒頭で「@ZOZO」とアプリを呼び出し、質問することでコーディネートやアイテム提案を受け取ることが可能になります。なお、トークルームの中で一度「@ZOZO」を呼び出したあとは、入力フォームに自動でアプリがセットされるため、会話の中で都度「@ZOZO」と入力する必要はありません。

今後の展開

同社は、ZOZOTOWN・WEAR・似合うラボなどで得た膨大なデータを活用し、ファッションに特化したZOZO独自の対話型AIエージェントの開発も進めています。今後もファッション領域におけるAI活用をさらに推進し、「買う前」から「買った後」までのあらゆる接点に寄り添い、新しいファッション体験を創出していく方針です。そして「ファッションを『買う』ならZOZO」から「ファッションの『こと』ならZOZO」へと進化し続けていくとしています。

今回のChatGPTとの連携により、ユーザーはより直感的に、そして自然な会話を通じて自分に合ったファッション情報を見つけることができるようになります。言語化が難しいファッションの悩みや好みを、AIとの対話を通じて具体的なコーディネート提案につなげられる点は、ファッションECの新しい可能性を示すものと言えるでしょう。

出典元:株式会社ZOZO

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