
株式会社エルプランニング(本社:東京都品川区、代表取締役:中村啓二)が、全国の10代から60代以上の男女500名を対象として、「検索エンジンに表示される検索候補(サジェスト)のネガティブワード」に関するアンケート調査を実施したことを発表しました。
企業のマーケティング担当者の間では、SEO対策が一般化していますが、その前の段階となる検索候補(以下:サジェスト)に「評判 悪い」「危険」といったネガティブワードが表示されることが、消費者の意思決定にどの程度深刻な影響を及ぼしているのか、その"見えない機会損失"の実態が浮き彫りになりました。
この記事の目次
調査結果の概要
・検索利用者の約6割がネガティブなサジェストワードを目にしており、また半数を超える(55.4%)が企業や商品の第一印象を「悪くなる」と回答しています。
・検討段階において「危険」「やばい」といった言葉が表示された場合、46.8%が「その時点でやめる」もしくは「少しでも懸念があればやめる」と回答しています。クリックされる前の"門前払い"リスクが明らかになりました。
・ネガティブなサジェストが原因となり、44.0%のユーザーが行動を中断しています。影響を受けた層の53.6%が「購入」を、40.0%が「来店予約」を見送った経験があると回答しています。
とりわけ実店舗の予約に関しては女性のキャンセル傾向が顕著であり、Web上における評判管理の重要性が示されました。
調査結果の詳細
多くのユーザーがサジェスト汚染を目撃し第一印象が悪化
「企業名や商品名を検索した時に、ネガティブなサジェストを見たことがあるか」との質問に対して、57.4%が「よく見る」「たまに見る」と回答しています。

また、それを見た時の第一印象について尋ねたところ、「非常に悪くなる(11.0%)」「やや悪くなる(44.4%)」を合計すると、55.4%の人が第一印象の悪化を感じていることが判明しました。
検索行動の入り口となるサジェスト枠が、ブランドイメージに直接的に影響していることが明らかになっています。

「クリックして確かめる」行動の裏にある高い離脱リスク
商品やサービスの利用を検討中に不安を煽るサジェストが表示された場合の行動について質問したところ、「その時点で検討をやめる(10.4%)」、「クリックして内容を確認し、少しでも懸念があればやめる(36.4%)」と、慎重な行動を取る人は46.8%いることが分かりました。これは約半数のユーザーが「離脱予備軍」となることを意味しています。
「情報の信憑性が低ければ気にしない」という層も36.0%存在していますが、多くのユーザーがリスク回避を優先する傾向にあることが示されました。

「証拠がなくても不安」という"火のない所に煙は立たない"心理
興味深いのは、クリックして確認した結果、具体的な根拠記事が見つからなかった場合の心理です。「ただの噂だと思い安心する」人は19.0%にとどまっており、「火のない所に煙は立たないと思い疑いが残る(18.6%)」や「念のためやめておこうと思う(24.4%)」など、合計43.0%の人が証拠不在であってもネガティブな心証を引きずっていることが明らかになりました。
「事実無根だから放置してよい」という企業側の論理が、消費者心理には通用しない厳しい現実が浮き彫りになっています。

実際に「購入や予約中断」などの実害が発生
過去にサジェストのネガティブワードが原因で、予定していた行動(利用や申込み等)をやめた経験があると回答した人は44.0%でした。
このうち、具体的にやめた行動として「商品やサービスの購入や申込み(53.6%)」が最も多く、続いて「飲食店やクリニックなどの予約や来店(40.0%)」、「就職や転職活動での応募または内定辞退(20.9%)」という結果になりました。
特に「予約や来店の中断」に関しては、男性が33.6%であるのに対し女性が46.4%と高く、女性をターゲットとする店舗ビジネスにおいては、Web上の評判管理が集客における重要な要素の一つであると言えます。

どのような言葉が「決定打」になるのか
特に「関わりたくない」と感じるワードのジャンルとしては、「トラブル(炎上や事件など)」が48.6%で最多となり、次いで「評価や感想(評判悪いや最悪など)」が45.4%でした。
具体的な事件性だけでなく、単純な「評判 悪い」というワードだけでも、約半数のユーザーが忌避感を抱くことが分かります。

総括
今回の調査から、消費者はサジェストに表示されたネガティブな言葉に対して、情報の真偽にかかわらず「リスク回避」の行動を取る傾向が強いことが明らかになりました。
特に、「証拠記事が見つからなくても不安が残る」という層が4割以上いる点は見過ごすことができません。これは、ネット上の風評被害対策において記事を削除すれば解決するとは限らず、サジェストそのものの管理や対策が、ブランド毀損と機会損失を防ぐための"防波堤"として極めて重要であることを示唆しています。
自社名や商品名を検索した際、どのような言葉が並んでいるのか。SEO対策と同様に、レピュテーション(評判)管理を定常的なマーケティング活動の一環として捉える必要があるとしています。
調査概要
調査名称:インターネット検索に関するアンケート
調査方法:インターネット調査(Freeasy)
調査対象:10代から60代以上の男女500名(男性262名、女性238名)
調査期間:2025年12月01日
※本リリースにおける構成比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示しています。
会社概要
会社名:株式会社エルプランニング
代表取締役:中村啓二
資本金:3,490万円
設立:2003年3月4日
所在地:東京都品川区東五反田1-2-33白雉子ビル8F
事業内容:ブランドセキュリティ、WEBマーケティング支援、HRテックサービス
株式会社エルプランニングについて
株式会社エルプランニングは、企業の「攻め」と「守り」を両立させるWebコンサルティング企業です。ブランド毀損を防ぐサジェスト対策をはじめとする風評被害対策や、従業員向けのSNSリスクリテラシー研修といった守りの施策に加えて、売上を伸ばす集客支援も展開しています。豊富なノウハウで、企業のブランド価値向上と安全なデジタル活用をワンストップで支えています。
出典元:株式会社エルプランニング












