DomoがAI搭載の「Domo MMM」を提供開始、マーケティング投資効果を可視化し最適な予算配分を実現

Domo(本社:米国ユタ州シリコンスロープス)は、マーケティング投資の効果を分析する新たなAIアシスタント「Domo MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)」のサービス提供を開始したことを発表しました。このサービスは、各マーケティング施策の効果を測定・可視化し、どの施策へ投資すべきか、どのチャネルを見直すべきかについて、明確な推奨事項を提示するものです。

サービス開発の背景

「Domo MMM」は、Stella Growth Intelligenceとの協業により開発されたサービスとなっています。エビデンスに基づくマーケティング効果測定、シナリオモデリング、そしてAIによる推奨機能を活用し、最適な意思決定をサポートします。

マーケティング予算は企業の成長を大きく左右する重要な投資分野であり、その妥当性については常に厳格な評価が求められています。しかしながら、多くの企業においては施策の結果指標を可視化するにとどまっており、「なぜその成果が生まれたのか」という因果関係の分析にまでは至っていないのが現状です。従来のダッシュボードやアトリビューションモデル(注1)のみでは、真の投資効果を正確に把握することが困難という課題が存在していました。

Domo MMMでは、AIを活用するとともに、過去の実績データと最新データを統合しながら分析結果を継続的に学習し続ける確率モデルを採用しています。これにより、マーケティング施策の因果的なインパクトを明確に切り分け、真の増分効果(インクリメンタルリフト)を定量化することが可能となっています。さらに、広告費やマーケティング費用の配分を変更した場合に将来の売上へどのような影響を及ぼすかを可視化し、より高精度な意思決定を支援します。

Domo MMMの主な特徴

Domo MMMは、従来のレポート中心の分析手法を超越し、AIを活用した意思決定支援ツールとして、データが更新されるたびに継続的にパフォーマンスを分析していきます。また、自然言語による対話を通じてインサイトや提言を提供する機能を備えています。

マーケティング部門や財務部門のリーダーは、「どのキャンペーンが実際に増分売上を生み出しているのか」、「四半期の途中で予算を変更した場合、どのような影響があるのか」といった質問を投げかけることで、エビデンスに基づいた回答、将来予測、そして具体的な推奨アクションを得ることができます。これは、データ活用を次の次元へと引き上げる進化した形態といえます。

Domo MMMは企業の既存データ環境に安全に接続し、広告費、売上データ、季節性や価格といった外部変数を横断的に統合します。最短10分で初期インサイトを提示することができ、迅速な投資判断を可能にします。Stellaの高度なマーケティング・インテリジェンスを活用することで、非効率な投資を可視化し、予算の最適配分を実現します。データが更新されるたびに分析精度を高め続けることで、持続的な成長を支援していきます。

従来手法との違い

従来のコンサルタント主導によるマーケティング・ミックス・モデリング(MMM)プロジェクトは、多くの時間とコストを必要とし、一度きりの分析結果にとどまるケースが少なくありませんでした。これに対し、Domo MMMはソフトウェアとして継続的に稼働し、常に最新データに基づいた分析を提供します。

これにより、チームはキャンペーン期間中でも迅速に予算を再配分することができ、マーケティング、財務、経営層が共通のデータ基盤のもとで機動的に連携できる環境を実現します。

企業向けの実行環境とセキュリティ

企業向けに設計されたDomo MMMは、Domo上で直接実行できるほか、Snowflakeネイティブアプリとして実行することも可能です。また、Domoの統合フレームワークを通じてDatabricksと接続することもできます。

顧客データは常に顧客のクラウド環境内に保持されるため、既存のデータポリシーを維持しながら、ガバナンスとセキュリティを確保できます。さらにDomo MMMは、予算配分変更の影響を事前に検証できるシナリオモデリング機能を搭載しており、売上への影響を定量的に予測できるため、経営陣全体で根拠に基づいた意思決定と説明責任を実現します。

関係者のコメント

Domoのチーフマーケティングオフィサー、Mark Boothe氏のコメント

同氏は、マーケティング投資は、もはや仮定や相関に基づいて語られるべきものではないと述べています。求められているのは、財務インパクトを明確に示すエビデンスであり、Domo MMMは、AIが生成する信頼できる共通基盤を通じて、組織全体が同じ事実に基づいて意思決定できる環境を実現するとしています。これにより、マーケティング測定は単なる振り返りから、意思決定を支える継続的な仕組みへと進化すると述べています。

Stella Growth Intelligence共同創業者、Brenden Delarua氏のコメント

同氏は、Stellaの増分効果モデリングとDomoのAIプラットフォームを統合することで、高度な測定を迅速かつ継続的に実行できる仕組みを構築したと述べています。即時性と実用性を兼ね備え、経営レベルの意思決定を支える新しいマーケティング・インテリジェンスであるとしています。

サービスの提供について

本サービスは、現在Domoの営業チームを通じて提供されています。また、簡易版はSnowflake Marketplaceにて提供されています。

注1:アトリビューションモデルとは、Webコンバージョン(購入・申込等)に至るまでの複数の広告接点(チャネル)に対し、各々の貢献度を分配するルールのことです。

Stella Growth Intelligenceについて

Stella Growth Intelligenceは、AIを活用したマーケティング測定企業です。広告投資の真の増分リターン(インクリメンタルROAS)を証明し、無駄な投資を特定するとともに、エビデンスに基づいた、より賢明な予算計画の策定を支援しています。

ドーモ株式会社について

ドーモ株式会社は、AIを搭載した全社データ活用プラットフォーム「Domo」を企業向けに提供しています。Domoは、データの統合・可視化・自動化・共有化、そして埋め込みアプリケーション作成など、データ活用に必要な機能をワンストップで提供するプラットフォームです。

企業における既存もしくは新規データ環境に柔軟に対応し、散在するデータを一元管理することで、企業のデータ価値を最大限に引き出し、ビジネス成果を最大化します。Domoに搭載しているAIサービスDomo.AIは、専門知識がなくても誰もがスピーディかつ的確に複雑なデータを読み解けるようにサポートし、すべての従業員のデータ活用を効率化して、迅速な意思決定を支援します。Domoは、データに基づくアクションを必要としている、あらゆる事業規模・業界で活用されています。

データアンバサダーの提唱

ドーモ株式会社では、DX成功に導くために、データ活用を全社に展開し企業文化として根付かせる重要なポジションとして、新たな役職「データアンバサダー」を提唱しています。同社はこれからも企業のDX推進に寄り添い、ナレッジベース、トレーニング、コミュニティ活動を通じて、有益な情報を発信し続けると共に、企業のDX化を推進する「データアンバサダー」の活動を全面的に支援していくとしています。

ドーモ株式会社が提唱するデータアンバサダーは、DXの推進、データドリブンなビジネス環境の実現、データ活用に向けた企業文化の醸成に責任を持ち、データ人材と言われるデータエンジニア、データサイエンティスト、データアナリストではカバーできなかった新たな職務を担います。

データアンバサダーは、「経営者」「事業部門」「IT部門」のそれぞれが抱えるデータ活用の課題を理解し、三者の橋渡し役として企業全体のデータ活用の能力を高めていくミッションがあります。日本企業においても、早い段階で「データアンバサダー」を任命し、変化の激しい市場環境に勝ち残れる体制を構築することで、より早くDXを軌道に乗せることができます。

出典元:PR TIMES(Domo「マーケティング施策の投資効果を分析する新しいAIアシスタント「Domo MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)」の提供を開始」)

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