2025年11月のテレビCM放送回数ランキングの調査結果

SMN株式会社(本社所在地:東京都品川区、代表取締役社長:原山直樹)が、テレビCMメタデータの生成および販売を通じてマーケティング支援を行っていることをご紹介いたします。

今回、テレビCMメタデータシステムを活用し、2025年11月に主要な5大都市圏(地上波25局、BS放送6局)で放送されたテレビCMの放送回数に関する調査および集計結果を以下にまとめました。

※ 5大都市圏:東京、大阪、愛知、福岡、北海道

調査概要

調査期間:2025年11月1日~11月30日

調査対象:5大都市圏(東京、大阪、愛知、福岡、北海道)の地上波25局およびBS放送6局でのテレビCM(番組宣伝を除く)

調査方法:SMNによる動画認識エンジンを用いたテレビCM自動認識システムの放送履歴情報を基に実施いたしました。

2025年11月度 総合テレビCM放送回数ランキング

2025年11月におけるテレビCM放送回数ランキングでは、順位が大きく変動いたしました。第1位は引き続き、風邪の季節に向けたアリナミン製薬の「ベンザブロックプレミアムDX」が獲得し、連続トップとなりました。一方、第2位以下では大きな入れ替わりがあり、第2位に初登場したのは、グラクソ・スミスクラインの「帯状疱疹予防.jp」で、国の定期接種対象となった帯状疱疹の認知を促進するCMが全国的に放送されました。第3位には、年末商戦イベントとして定着しているアマゾンジャパンの「Amazon ブラックフライデー 2025」が新たにランクインし、クリスマスシーズンを前に年末商戦が前倒しになっている様子が伺えます。

また、自動車関連では小型車の注目度が高まっており、第8位には日産自動車の軽自動車「ルークス」が大きく順位を上げ、16位にはボルボ・カー・ジャパンのコンパクトSUV「EX30」が新たに登場いたしました。

2025年11月度 エリア別テレビCM放送回数ランキング

総合ランキングで上位3位にランクインしたアリナミン製薬の「ベンザブロックプレミアムDX」、アマゾンジャパンの「Amazon ブラックフライデー 2025」、グラクソ・スミスクラインの「帯状疱疹予防.jp」は、全国的に大きな広告出稿が見受けられました。

地域別の結果では、ユニークな特性が確認されました。札幌地区では、セコマ(セイコーマート)の「クリスマスケーキ」が第1位にランクインし、コロンビアスポーツウェアジャパンのウィンターシューズ「SAPLAND」が第5位となるなど、季節性や地域特性が鮮明となっております。

福岡地区では、前回に引き続き第1位にタカヤマの「高山質店」が名を連ねており、地域に密着した出稿力が続いていることが伺えます。

テレビCMメタデータについて

SMNがソニーと共同開発したテレビCMメタデータ生成システムを活用し、全国の主要都市で放送されたテレビCMをリアルタイムで解析し、放送履歴データを生成しております。このシステムは約20年の運用実績があり、10万件以上のCMメタデータと5000万件以上の過去放送履歴データが蓄積されています。

迅速なデータはWeb広告の掲出トリガーとしても利用され、マスメディアとインターネット広告の連携に役立っております。

蓄積されるデータは、自社CMの放送確認や競合他社の出稿状況調査のほか、Web広告や購買データ、スマートテレビからの視聴ログデータと組み合わせたクロスメディアマーケティング分析にも利用されております。

SMN株式会社について

SMN株式会社は、2000年3月に設立され、ソニーグループの技術力を基にマーケティングテクノロジー事業を展開しております。ビッグデータ処理とAIテクノロジーを組み合わせることで、顧客のマーケティング課題の解決に尽力しております。現在では、DSP「Logicad」、マーケティングAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」、テレビ視聴データを活用した広告配信サービス「TVBridge」など、幅広いマーケティング課題の解決を提供しております。

※ 記載の会社名、団体名、商品名、サービス名は各社、各団体の商標または登録商標です。

出典元:SMN株式会社 プレスリリース

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