株式会社YTGATE（本社：東京都中央区、代表取締役：高橋祐太郎）は、株式会社JTB（本社：東京都品川区、代表取締役 社長執行役員 山北栄二郎）に導入された決済承認率改善サービスの効果や活用状況をまとめたインタビュー記事を公開しました。このサービスを通じて、JTBではカード決済の承認率向上と不正対策の両立を実現し、顧客体験の向上と収益機会の拡大に貢献しているとのことです。
旅行業界では高額決済が多く、クレジットカード不正利用対策の影響で正規のお客様の取引まで否決される課題がありましたが、YTGATEのサービス導入により、カード会社ごとの承認状況や否決理由をリアルタイムで把握し、データに基づく迅速な改善サイクルを構築することが可能になったと報告されています。
この記事の目次
導入の背景
JTBは、国内外のパッケージ旅行、宿泊商品、MICE、地域観光イベントなど幅広い事業を展開しており、近年ではEC販売の拡大によってオンラインチャネルの重要性が増しているとのことです。しかしながら、旅行業界特有の高額決済が多いという特性から、クレジットカード不正利用への対策が強化される中で、正規のお客様の取引までもが否決されてしまうという問題が発生していました。これにより、顧客体験の低下や大切な収益機会の損失という重大な課題に直面していたようです。
さらに、従来のシステムでは「どのカード会社で、なぜ承認されなかったのか」という情報が不明瞭であり、問題発生から対応までに数か月を要するケースも少なくなかったとされています。こうした背景から、JTBでは決済データを可視化し、承認率改善と不正抑止を両立する効果的な仕組みを構築するため、YTGATEの「決済承認率改善サービス」を導入することになったと伺っています。
YTGATEが選ばれた主な理由
- イシュア（カード発行会社）ごとの承認状況や否決理由をリアルタイムで可視化できる点
- データを根拠としたカード会社との対話が可能となり、改善サイクルを迅速化できる点
- 不正対策とUX（顧客体験）の両立を効果的に支援できる点
- 初期負担が少なく、導入から効果測定までスムーズに進められる点
各社概要
株式会社JTB
代表者：代表取締役 社長執行役員 山北 栄二郎
所在地：東京都品川区東品川二丁目3番11号 JTBビル
事業内容：ツーリズム事業、エリアソリューション事業、ビジネスソリューション事業、グローバル領域
株式会社YTGATE
代表者：代表取締役社長 高橋祐太郎
所在地：東京都中央区新富1-8-2 Grandir Ginza East 5F
設立：2023年10月2日
事業内容：決済関連コンサルティング事業、決済承認率改善支援、決済最適化SaaS事業
株式会社YTGATEは、「決済を最適化し、世界をつなぐ。」というミッションを掲げ、決済承認率の向上支援を通じて、国内外のクレジットカード加盟店向けに決済効率化、安全対策、データ可視化などを包括的に提供しているとのことです。決済領域の専門家集団として、最適化された決済インフラの構築を支援し、国内外のビジネスや日常生活をよりスムーズにすることを目指しているそうです。
決済承認率改善サービスの特徴
YTGATEの決済承認率改善サービスは、クレジットカード決済における承認率を向上させることで、ECサイトやオンライン決済を提供する事業者の売上増加と顧客体験の改善を支援するサービスです。このサービスには以下のような特徴があるとされています。
- データの可視化と分析：カード発行会社ごとの承認状況や否決理由をリアルタイムで分析し、問題点を早期に発見することができます。
- 根拠に基づく改善アプローチ：蓄積されたデータを活用し、カード会社との効果的な対話や具体的な改善策の立案が可能になります。
- 不正対策と顧客体験の両立：不正利用を防止しながらも、正規ユーザーの決済をスムーズに処理するバランスのとれた対策を実現します。
- 迅速な導入と効果測定：システム導入の初期負担を抑えながら、短期間で効果測定まで実施することができます。
旅行業界における決済課題の解決策
旅行業界では、パッケージツアーや高級ホテルの予約など、一般的な小売業と比較して高額な決済が多く発生します。そのため、不正利用リスクが高まり、カード発行会社側の厳格な審査によって、正規のお客様の取引まで否決されてしまうケースが少なくないと言われています。
このような状況に対して、YTGATEの決済承認率改善サービスでは、以下のようなアプローチで課題解決を支援しているそうです。
- 承認率データの多角的分析：カード種類、決済金額、時間帯など様々な視点からデータを分析し、否決が多発する条件を特定します。
- カード発行会社との効果的な連携：データを基にカード会社と建設的な対話を行い、正規取引と不正取引の判別精度向上に貢献します。
- 決済フローの最適化提案：顧客の購入体験を損なわない範囲で、追加認証や情報収集のタイミングを調整し、承認率向上を実現します。
- 継続的なモニタリングと改善：導入後も定期的なデータ分析と改善策の実施を通じて、持続的な承認率向上をサポートします。
導入効果
JTBがYTGATEの決済承認率改善サービスを導入したことで、以下のような効果が得られているとのことです。
- 決済データの可視化により、問題点の早期発見と迅速な対応が可能になりました。
- カード会社ごとの承認状況や否決理由が明確になり、効果的な対策立案ができるようになりました。
- 承認率の向上により、これまで発生していた機会損失が減少し、売上向上に貢献しています。
- 正規顧客の取引否決が減少したことで、顧客体験が大幅に改善されました。
- 不正対策と顧客体験の両立が実現し、安全性を損なうことなくビジネス拡大が可能になっています。
今後の展望
JTBとYTGATEは、今後も決済データの分析と活用をさらに進め、顧客体験のさらなる向上と不正対策の強化を目指しているとのことです。オンライン決済の重要性がますます高まる中、安全かつスムーズな決済環境の構築は、ビジネス成長の重要な鍵となることでしょう。
YTGATEは、決済領域の専門家として培ったノウハウと最新技術を活かし、今後もクレジットカード加盟店の課題解決と事業成長を支援するサービスの提供を継続していく方針だと発表しています。JTBのようなリーディングカンパニーでの導入実績を踏まえ、さらに多くの企業の決済課題解決に貢献していくことが期待されています。
また、インターネット販売の拡大に伴い、決済の安全性と利便性のバランスはますます重要になってきています。YTGATEはこうした市場の変化に対応し、最新の技術と知見を取り入れながらサービスを進化させていく予定とのことです。旅行業界のみならず、様々な産業においてデジタル決済が拡大する中、YTGATEの決済承認率改善サービスは多くの企業にとって重要なソリューションとなることが期待されています。
出典元：株式会社YTGATE プレスリリース
