
SMN株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:原山直樹)が、同社が展開するテレビCMメタデータの生成・販売を通じたマーケティング支援の一環として、2025年10月度における主要5大都市圏(東京、大阪、愛知、福岡、北海道)の地上波25局およびBS放送6局で放送されたテレビCMの放送回数を調査・集計した結果を公表しました。
この記事の目次
調査概要
【調査期間】
2025月10月1日~10月31日
【対象】
番組宣伝を除いた5大都市圏(東京、大阪、愛知、福岡、北海道)の地上波25局、BS放送6局のテレビCM
【調査方法】
SMNの動画認識エンジンを活用したテレビCM自動認識システムにて取得した放送履歴情報を基に調査されています
2025年10月度 テレビCM放送回数ランキング
(東京、大阪、愛知、福岡、北海道の地上波25局、BS放送6局合計)
10月の放送回数ランキングでは、上位20位中に1位と2位を含む5件のCMが先月比で初登場となり、ランキングに大きな変動が見られました。
1位となったのは、アリナミン製薬の風邪薬「ベンザブロックプレミアムDX」です。気温差が激しく、風邪が流行しやすい乾燥シーズンを前に、「鼻・のど・熱・せき」といった症状別に4つの処方を展開する同製品は大量の広告出稿を実施しています。アリナミン製薬は地上波の各地域とBSの全てのランキングにおいて10位以内にランクインしており、その出稿力の強さを示しています。
2位に初めてランクインしたのはLINEヤフーの「Yahoo!検索」でした。「日本のことはヤフーに聞こう!」をキャッチフレーズに、タレントの内村光良さんを起用したCMを展開し、検索エンジンとしてのシェア拡大を積極的に図る戦略が見られます。
5位に新しく登場したポケモン「Nintendo Switch 2・Nintendo Switch用ソフト『Pokemon LEGENDS Z‐A』」は、次世代機「Nintendo Switch 2」で初となるポケモンタイトルという点からも高い注目度を集め、大型の出稿が行われています。
18位には、かんぽ生命保険の「かんぽの終身保険 新ながいきくん おたのしみ型」が新たに登場しました。5年ごとに一時金を受け取れるという特徴を持つ終身保険の訴求が強化されています。
9位にランクインした東京海上ダイレクト損害保険「東京海上ダイレクト」は、社名変更後も引き続き大規模な広告出稿を維持していることが明らかになりました。
また、3位のIndeed Japan「Indeed PLUS」や12位のカカクコム「求人ボックス」など、求人・採用関連サービスのCM出稿が複数見られ、この分野における高い市場ニーズが示唆される結果となっています。
2025年10月度 エリア別テレビCM放送回数ランキング
全国ランキングと同様の商品が多くランクインする中、札幌地区では5位にTOYO TIRE「OBSERVE GIZ3」、6位にブリヂストン「BLIZZAK WZ‐1」と冬用タイヤが並んでランクインし、一足早い冬の訪れを感じさせる地域特有の傾向が見られました。
東京

大阪

名古屋(愛知)

福岡

札幌(北海道)

BS

テレビCMメタデータについて
SMN株式会社では、ソニーと共同開発したテレビCMメタデータ生成システムを活用し、全国主要都市の放送をリアルタイムで解析してテレビCMの放送履歴データを生成しています。このシステムは約20年間にわたる運用実績があり、現在までに10万件以上のCMメタデータと5000万件以上の過去放送履歴データが蓄積されているとのことです。
同社のシステムで生成される即時性の高いデータは、Web広告の掲出トリガーとしても活用されており、マスメディアとインターネット広告を繋ぐ架け橋としての役割も果たしています。
日々大量に蓄積されるデータは、企業が自社CMの放送確認や競合他社の出稿状況調査を行うためだけでなく、Web広告や購買データ、スマートテレビから取得できる視聴ログデータなどのビッグデータと組み合わせたクロスメディアのマーケティング分析にも活用されています。
SMN株式会社について

SMN株式会社は2000年3月に設立され、ソニーグループで培った技術力をベースにマーケティングテクノロジー事業を展開しています。「技術力による、顧客のマーケティング課題の解決」を実現するため、ビッグデータ処理と人工知能のテクノロジーを連携させながら進化を続けているとのことです。
現在、DSP「Logicad」、マーケティングAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」のほか、テレビ視聴データ活用広告配信サービス「TVBridge」を提供するなど、マーケティングに関する様々な課題解決を実現しています。
出典元:SMN株式会社 プレスリリース













