約3割が「今が一番安い」と実感、値上げ時代の新しい購買行動に関する調査結果|創作品モールあるる

株式会社システムリサーチ(本社:愛知県名古屋市)が運営する「創作品モールあるる」(以下、あるるモール)は、全国の20代~60代の男女200名を対象に「値上げ時代の"買い時"意識」に関する調査を実施し、その結果を発表しました。

この調査によると、約3割の消費者が「今が一番安い」と感じており、"ボーナスを待たずに買う"という購買行動が広がりつつあることが明らかになっています。昨今の物価上昇を背景に、多くの消費者の間では「安くなるのを待つ」よりも「上がる前に買う」という新しい購買行動が定着しはじめていることが示されています。

調査結果

ボーナスシーズン前に"今が買い時"と判断する消費者が増加

従来はボーナス時期に高額商品や嗜好品を購入する消費者が多く見られましたが、今回の調査では、値下げされない嗜好品を「今のうちに買う」と回答した人が32%に上りました。この数値は「今は我慢して買わない」と答えた人と同程度の結果となっています。

一方で、「ボーナスなどのタイミングまで待つ」と回答した人はわずか8.5%にとどまり、"ボーナスを待ってから買う"という従来の購買パターンが少数派となっていることがわかります。

また、「もっと安い代替品を探す」(27.5%)という回答も多く見られ、「値下げを待つ」よりも「後悔しないうちに買う」という、"自分が納得できるタイミングで購入する"という意識が強まっていることが明らかになりました。

"今買う"最大の理由は「値上がりしそうだから」

今買う理由のグラフ

「値下げされない商品を今買う理由」について質問したところ、最も多かった回答は「値上がりしそうだから」(59.4%)でした。次いで「欲しいタイミングを逃したくない」(37.5%)、「欲しい気持ちが強いうちに買いたい」(32.8%)という結果が続きました。

これらの回答から、消費者は"価格"よりも"タイミング"を重視する傾向が浮き彫りになっています。こうした傾向からは、ボーナスやセールを待たずに"今買う"と答えた人の多くが、「欲しいときに買うことが結果的にお得だと思う」と考えていることがわかります。

このことから、値上げが続く現代においては、新しい"買い時感覚"が形成されていることが読み取れます。

"待つ派"は計画性重視 セール・ボーナスを見据えた慎重派も存在

待つ理由のグラフ

「ボーナスなどのタイミングまで待つ」と回答した人の理由としては、「まとまったお金が入ってから買いたい」(35.3%)が最も多く、次いで「セール・キャンペーンを狙っている」(23.5%)、「衝動買いを防ぎたい」(17.6%)などが挙げられました。

この結果からは、全体の傾向とは異なり、計画的に支出を管理したい層も一定数存在していることがわかります。しかしながら、全体的な傾向としては"値上げ前に確保したい""気持ちが高いうちに買いたい"という消費行動が優勢となっています。

6割が「欲しいときに買う」に共感

共感度のグラフ

「今後も値上げが続くとしたら、"安くなるのを待つより欲しいときに買う"という考え方に共感しますか?」という質問に対しては、「強く共感する」(11%)、「どちらかといえば共感する」(47%)を合わせて約6割の消費者が共感を示しました。

この結果から見えてくるのは、値上げ時代において消費者の購買判断基準が変化しているという現実です。多くの消費者は「値下げを待つ」よりも「上がる前に買う」という判断を優先するようになっており、"買うタイミングを逃さないこと"が、新たな賢い消費選択として浸透しつつあります。

この消費者の意識変化は、小売業や販売戦略にも大きな影響を与える可能性があります。値上げが続く中で、消費者は「今」を買い時と捉え、欲しいと思ったタイミングで購入する傾向が強まっているのです。

近年の経済状況を背景に、「値上げされる前に購入する」という消費行動が広がっていることから、販売事業者にとっては、消費者の新しい購買心理を理解し、適切なタイミングで商品やサービスを提供することの重要性が高まっていると言えるでしょう。

また、「欲しいタイミングを逃したくない」という回答が多いことからも、消費者の「欲しい」という感情が強く働いているときに購入する傾向が強まっていることがわかります。これは、価格よりも購入タイミングや感情に重点を置いた消費行動へのシフトを示しています。

一方で、慎重に計画を立てて購入する「待つ派」も一定数存在していることから、消費者の購買行動は二極化している傾向も見られます。セールやキャンペーンを狙う消費者層も依然として存在しており、この層に対してはタイミングを見計らった販売戦略が有効であると考えられます。

調査概要

調査対象: 10代~60代の男女
調査期間: 2025年11月6日~2025年11月6日
調査機関: クラウドソーシングサイト
調査方法:各質問項目の回答割合を算出
有効回答数: 200名

創作品モールあるるについて

あるるモールのロゴ

「あるる」は商品やサービスの魅力だけではなく、『誰から買うか』を大切にしているとのことです。ショップの歴史、生産者の想い、職人の人となりを伝えるコンテンツが多数あり、その想いを知った上で気に入った商品に出会うことができます。

あるるモールは今後も「人(店舗)と人(お客さま)」が集い、繋がる場所を目指して努めていくとしています。

株式会社システムリサーチ 会社概要

株式会社システムリサーチのロゴ

社名:株式会社システムリサーチ
本社所在地:〒453-0861愛知県名古屋市中村区岩塚本通二丁目12番
代表取締役社長:平山 宏

出典元:株式会社システムリサーチ プレスリリース

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