
株式会社システムリサーチ(本社:愛知県名古屋市)が運営している「創作品モールあるる」が、全国の20代~60代の女性200名を対象に「診断ブームがファッション購買に与える影響調査」についての意識調査を実施したことがわかりました。SNSを中心に「パーソナルカラー」や「骨格診断」がブームとなる一方で、実際の購買行動では"自分の好き"を基準に選ぶ人が多数派であることが明らかになっています。
診断を受ける・興味を持つ層が増える中、ファッションを「分析すること」そのものに疲れを感じている消費者の姿も見受けられるようです。
この記事の目次
調査結果
7割が「似合うかどうか」を最重視。トレンドより"自分らしさ"へシフト
ファッションアイテム購入時に最も重視する点として、「自分に似合うかどうか(色・形・雰囲気など)」を選んだ人が約7割に上りました。
一方で、「流行・トレンド」(3%)や「ブランド」(2.5%)を重視する人は少数にとどまり、"流行よりも自分らしさ"を重視する傾向が顕著に見られているとのことです。
診断ブームは浸透中、ただし「興味はあるが未実施」が4割超

「パーソナルカラー」や「骨格診断」などの自己分析経験については、受けたことがある人は10.5%、自己診断経験者は12%という結果になっています。
また「興味はあるが、まだ受けたことはない」と回答した人が43.5%と最も多く、SNS上の注目度に比べ、実際の体験率にはギャップが見られることがわかったようです。
診断結果を知っても、行動に変化がない層が約4割

診断結果を知って「選ぶ色や形が変わった」と回答した人は46.67%だった一方で、「特に変化はない」と答えた人も約37.78%にのぼったことが報告されています。
この結果から、診断を意識しながらも、実際の購買場面では自身の感覚や好みを優先する人が一定数存在していることがわかります。
また、SNS上で診断情報が急速に広がる中、情報量の多さに戸惑う消費者も増えている可能性があると同社は分析しています。
最終判断は"直感"。診断より「気分で選ぶ」が約6割

診断結果と好みが異なる場合、どちらを優先するかという問いについては、
「気分や直感を優先する」人が57.8%と過半数を占める結果となりました。
「診断結果を優先する」という回答は少数にとどまり、"似合う"を意識しつつも最終的には"好き"で選ぶ傾向が強いことが明らかになっています。
SNSでは「パーソナルカラー診断」や「骨格タイプ別」など、自己分析系の投稿が数多く見られるようになっています。
一方で、「どれが自分に合うのか分からない」「情報が多すぎて迷う」といった"自己分析疲れ"の兆しも指摘されているのが現状です。
今回の調査結果は、「似合う」を基準にする傾向が広がる一方で、"自分の好き"を重視する動きも確実に存在していることを示唆しているとのことです。
調査概要
調査対象: 10代~60代の女性
調査期間: 2025年10月24日~2025年10月24日
調査機関: クラウドソーシングサイト
調査方法:各質問項目の回答割合を算出
有効回答数: 200名
創作品モールあるるについて

「あるる」は商品やサービスの魅力だけではなく、『誰から買うか』を大切にしており、ショップの歴史、生産者の想い、職人の人となりを伝えるコンテンツが数多くあるとのことです。その想いを知った上で気に入った商品に出会うことができるプラットフォームとなっています。今後も「人(店舗)と人(お客さま)」が集い、繋がる場所を目指して努めていく方針だと伺っています。
会社概要

本社所在地:〒453-0861愛知県名古屋市中村区岩塚本通二丁目12番
代表取締役社長:平山 宏
出典元:株式会社システムリサーチ プレスリリース













