TOMODY、地方生産者とライブコマース実施 - 宮崎・大分の現場から東京へ中継、約3.7万人が視聴

2025年11月10日 2025年11月10日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

株式会社TOMODY（本社：東京都千代田区、代表取締役CEO：冨森健史）は、2025年11月4日・5日の2日間にわたり、宮崎県・大分県の生産現場と東京都・水道橋TOMODY本社をオンラインで接続し、同社公式TikTok Shopの「うまいものJAPAN」においてライブコマースを開催しました。

このライブコマースでは、同社が自社開発したライブ配信プラットフォーム「WRIDGE LIVE」を活用し、TikTok Shopに最適化された縦型配信による多拠点中継を実現しています。生産現場と生産者の「生の声」をそのまま視聴者に届ける新しいスタイルのライブコマースとなりました。2日間にわたるTikTok Shopライブコマースでは、宮崎県・大分県の生産者と東京をつないだ2回の配信で合計視聴者数約3.7万人、最大同時接続数1,353人を達成。準備していた商品の大半が完売するという、地域生産者によるライブ配信としては非常に大きな規模となったことが報告されています。

WRIDGE LIVEの縦型配信のスイッチャー画面(東京 TOMODYオフィスで操作実施: 現地にエンジニアが行く必要がありません)

この記事の目次

1 「生産者のリアルな声を届ける」TOMODYライブコマース宮崎・大分特集
- 1.1 11月4日株式会社LogStyle （本社：大分県大分市、代表取締役時松秀豊史）
- 1.2 11月5日喜郷ファーム (本社: 宮崎県延岡市、代表梅田学宏）
2 大反響最大同時接続1,353人、視聴者数約3.7万人を記録
- 2.1 現地生産者の声
  - 2.1.1 時松秀豊史社長（LogStyle）
  - 2.1.2 梅田学宏社長（喜郷ファーム）
3 高い購買意欲と共感「生産者の声」が購買行動を動かす
4 WRIDGE LIVEで「TikTok Shopがリッチになる」
5 TOMODYの提供するライブコマース事業
- 5.1 ① 自社チャンネル「うまいものJAPAN」「えまもんJAPAN」によるライブコマース展開
- 5.2 ② クライアント様の独自チャンネルのライブコマース立ち上げ支援
6 TOMODYのライブコマースの強み
7 代表コメント（株式会社TOMODY 代表取締役CEO 冨森健史氏）
8 今後の展開
9 WRIDGE LIVE(リッジライブ)について
- 9.1 WRIDGE LIVE 代表的機能
10 TOMODYについて

「生産者のリアルな声を届ける」TOMODYライブコマース宮崎・大分特集

今回の配信では、宮崎県・大分県の生産者を中継でつなぎ、以下の2社の生産現場の様子と生産者の声を届けるライブコマースが実施されました。

11月4日株式会社LogStyle （本社：大分県大分市、代表取締役時松秀豊史）

人気のニラ醤油3瓶+かぼすニラ醤油限定セット、もちもち米粉餃子30個+ニラ醤油セット、元祖桝元辛麺 6食オールスターセットなどが販売されました。

11月5日喜郷ファーム (本社: 宮崎県延岡市、代表梅田学宏）

紅はるか 5kg、干し芋2種食べ比べセット紅はるか2袋・シルクスイート2袋などの商品が紹介されました。

現地からはフォロワー数10万人を超えるTOMODYの人気YouTuber・UZUMAXがレポーターとして参加。東京側では同じくTOMODYの人気YouTuberであるエマーク・やまもんに加えてボス水野（5日のみ）がMCを担当し、WRIDGE LIVEを通じて遠隔地の生産者とリアルタイムでコミュニケーションを取りました。MCが生産者の思いや背景を引き出すことにより、「見る・聞く・買う」が同時に楽しめる購買体験を実現したとのことです。

大反響最大同時接続1,353人、視聴者数約3.7万人を記録

今回の2日間のTikTok Shop ライブコマースは、宮崎県・大分県の生産者と東京をつないだ2回の配信で合計視聴者数約3.7万人、最大同時接続数1,353人を記録。これは地域生産者によるライブ配信としては異例の規模となりました。

この同時接続1,353人という数字は、TikTok上でトップインフルエンサー並の水準とのこと。「生産現場からのライブ中継」という中継型のライブでは稀な成果であり、参加した生産者からも多くの驚きの声が寄せられたといいます。

現地生産者の声

時松秀豊史社長（LogStyle）

「見てくれている人のコメントがリアルタイムで届くのが新鮮でした。ニラ醤油はいろんなタイプがあるので、文章では伝えきれない部分をライブで紹介できたのが嬉しいです。終えてみて"やって良かった"と素直に感じました。ライブコマース専用の商品ラインやセット販売も今後考えたいですね。」

梅田学宏社長（喜郷ファーム）

「生産地と東京のスタジオが繋がっているのがすごい。『1000人以上の方が見ている』と聞いて本当に驚きました。うちの干し芋やさつまいもを多くの方に見てもらえるなんて嬉しい限りです。実際にその場で購入される体験を見てとても感動しました。」

高い購買意欲と共感「生産者の声」が購買行動を動かす

生産者のリアルな声とMCの掛け合いが購買意欲を刺激し、用意していた商品の大半がライブ中に販売される好調な結果となりました。

TOMODYが目指すライブコマースは、一般的なライブコマースで定番となっている「インフルエンサーだけによる商品紹介」では伝えることが難しい生産者の思いを伝えることだといいます。自社開発のWRIDGE LIVEを活用したライブコマースにより、消費者からの信頼度が高い「生産者」「販売者」の生の声および商品に込める強い思いを伝えることで、高い共感を得ることに成功したとのことです。

視聴者からは「次はどんな地域の生産者が登場するのか」「現地にも行ってみたい」といったコメントも寄せられ、"見て、買って、応援する"というライブコマース体験が形成されたと報告されています。

WRIDGE LIVEで「TikTok Shopがリッチになる」

今回のTikTok Shopのライブコマースは、すべてスマートフォンのみで実施されました。宮崎・大分側、東京側ともにWRIDGE LIVEのスマホアプリを使用し、追加機材を使用せずにプロ品質の映像と低遅延の双方向会話、そして水道橋オフィスからのクラウドスイッチングを実現しています。

また、多くの視聴者がスマートフォンで視聴する現代において、WRIDGE LIVEの縦型スイッチャー機能は世界でも数少ない縦型配信に最適化されたクラウドスイッチャーとして注目を集めているとのことです。

同システムはPTZカメラの遠隔制御にも対応しており、遠隔地のカメラのパン・チルト・ズーム操作やカメラ設定も遠隔から行うことが可能です。これにより、人手不足で配信エンジニアの確保が困難な地方からの配信でも、少人数での本格的なライブコマース運営を実現できるとしています。

TOMODYの提供するライブコマース事業

TOMODYのライブコマース事業は、2つの提供形態によって構成されています。

① 自社チャンネル「うまいものJAPAN」「えまもんJAPAN」によるライブコマース展開

TOMODYでは、ライブコマース専用の自社チャンネルとして「うまいものJAPAN」と「えまもんJAPAN」を運営しています。両チャンネルの共通キャッチフレーズは、「(地方の)良いモノを全国へ！世界へ！！」。社内の目利きバイヤーが全国各地の良い商品を発掘し、それらを作る生産者やメーカーと共に、ライブコマースを通じて国内外へその価値を届けています。

「うまいものJAPAN」は、全国各地の美味しい食品や飲料、調理器具、食器など、"食"にまつわるこだわりの逸品を紹介・販売するライブコマースチャンネルです。

「えまもんJAPAN」は、カメラなどの映像機器や最新ガジェットを中心に、新商品やユニークな製品をレビュー・紹介しながらライブコマース形式で販売するチャンネルとなっています。

「うまいものJAPAN」「えまもんJAPAN」では、TOMODYと一緒にライブコマースを共創してくれる、"こだわりのモノづくり"に取り組む生産者・企業を募集しているとのことです。

② クライアント様の独自チャンネルのライブコマース立ち上げ支援

TOMODYでは、自社チャンネルを使用せず、クライアント企業自身によるTikTok Shop等のライブコマースチャンネル立ち上げを、企画から配信運用までトータルでサポートしています。

このサポートにおいては、取り扱う商材ジャンルは問わないとのこと。配信エンジニア、MC、番組企画・制作スタッフが連携し、必要に応じて同社スタジオの利用も可能です。

「ライブコマースを始めたいが何からしたらよいのかわからない」「すでに自社でECをもっているが、これをうまく活用したライブコマースをしたい」など、このサービスを通じてライブコマースに挑戦する企業を募集しているとのことです。

TOMODYのライブコマースの強み

TOMODYはこれまで、ライブ配信スタジオの自社運営や番組制作、自社開発の配信プラットフォーム「WRIDGE LIVE（リッジライブ）」の提供を通じて、さまざまなライブ配信を支援してきました。

こうした取り組みで培った高品質な映像配信技術、番組企画をリードできる多数の自社MC、そして即時にライブコマースを実施できる自社スタジオという強みを活かし、世界のライブコマースのクオリティ向上に貢献していくとしています。

プロ品質の映像配信を手軽に・低コストで実現、自社開発ライブ配信プラットフォーム「WRIDGE LIVE」

スマートフォンに最適化した縦型配信のクラウドスイッチャー機能に加え、低遅延通信により中継先との会話をスムーズに実現し、MCが遠隔から参加可能となっています。さらに、簡単に遠隔操作できるPTZカメラコントロール機能により、少人数でのスタジオ運営も可能にしています。

実力派インフルエンサーのMC陣、遠隔からのMC参加も可能

エマーク、やまもん、UZUMAXをはじめとしたインフルエンサーがMCとして番組を盛り上げています。WRIDGE Liveの中継システムを用いて、地方のこだわった商品を遠隔からMCが紹介するような番組作りも簡単に実現可能です。特に生産者は強い思いを持っていても口下手な方もおり、その強い思いをTOMODYのMC陣が引き出す役割も担っています。

手ぶらで配信可能なスタジオ所有

東京水道橋(4K配信対応)、新潟佐渡に自社スタジオを保有しています。常時ライブコマース実施に必要な機材がセットされており、手ぶらで来店したクライアントのライブコマースを即時実施可能としています。また簡単に遠隔操作可能なPTZカメラコントロール機能を実装したWRIDGE LIVEにより、無人運営のライブコマーススタジオも展開予定とのこと。今後も日本全国の各地域にライブコマースの拠点となるスタジオ構築を予定しており、各地域の生産者がすぐに近くのスタジオからライブコマースができる環境の実現を目指しています。

特許技術を用いたライブコマースに最適なユーザインターフェイスの開発

発明で世界を変えるべく、TOMODYでは積極的に技術開発を実施し特許を取得しています（2025年11月現在6件）。ライブコマースに最適なユーザインターフェイスの開発にも取り組んでおり、発明により常に新しい体験の実現にチャレンジしているとのことです。

代表コメント（株式会社TOMODY 代表取締役CEO 冨森健史氏）

「私たちTOMODYは、単なる映像配信技術の会社ではありません。『テクノロジーの力でコンテンツの価値と表現力を最大化し、自由で創造的なコミュニケーションを実現する』その理念のもと、発明を原点とした技術を活かし、配信プラットフォームの開発からMC・スタジオ運営、番組制作までを一貫して行う"技術と表現の融合チーム"です。

今回のように、生産者の方々が自らの言葉で想いを伝えるライブコマースを、日本各地へ、そして世界へ広げていきたい。日本発のライブコマースで、テクノロジーとクリエイティブの力によって『想いが伝わる瞬間』を世界に届けることを目指しています。」と冨森氏は述べています。

今後の展開

TOMODYは今回の実績を皮切りに、「地方×ライブコマース」分野のリーディングカンパニーを目指しています。

今後も全国各地の生産者を中継でつなぎ、定期的なライブコマース配信を実施予定とのこと。また、WRIDGE LIVEによるPTZカメラの遠隔コントロール技術をインストールした、ライブコマーススタジオを各地域に設置する計画です。それにより、各地域の生産者・販売者がすぐにライブコマースで日本中、世界中に自分たちのこだわった商品を販売できる仕組みを構築するとしています。

TOMODYは「地方の良いものを、全国へ。そして世界へ。」というコンセプトのもと、地方産品の販売支援を通じて地域経済の活性化を推進していく方針です。