「8割が購入前にレビューチェック」創作品モールあるるの調査で明らかに―失敗談に注目する消費者の実態

株式会社システムリサーチ(本社:愛知県名古屋市)が運営する「創作品モールあるる」(以下、あるるモール)は、全国の20代~90代の男女300名を対象とした「商品購入時のレビュー活用」に関する実態調査を実施したことが発表されました。この調査により、消費者の8割が商品購入前にレビューを参考にしていることが明らかになり、さらに半数以上が"失敗談(ネガティブレビュー)"にも注目しているという、レビューが消費者の購買行動に大きな影響を与えている実態が浮き彫りになっています。

調査結果

8割が「購入前にレビューをチェック」

「商品を購入する際、レビューを参考にしますか?」という質問に対し、「毎回参考にする」と回答した人は21%、「時々参考にする」と答えた人は45%となり、合計で66%の人が購入時にレビューを参考にしていることがわかりました。

これは「全く参考にしない」(19%)を大きく上回る結果であり、多くの消費者にとってレビューが購入プロセスにおいて重要な要素になっていることが示されています。

特に参考にされるのは「家電・日用品・ファッション」―"失敗したくない商品"ほどレビュー依存

調査ではレビューを特に参考にするジャンルについても質問が行われ、家電・ガジェット(77%)、日用品・生活雑貨(57%)、ファッション・服飾品(50%)が上位に挙げられたとのことです。

これらの商品カテゴリーに共通するのは「使ってみないとわからない」特性があることです。つまり、購入後の失敗リスクを減らしたい商品ほどレビューの重要度が高い傾向が見られます。

消費者は自分と似た状況や立場の人の体験談を通して安心感を得ながら、最終的な購入判断を行っていることがうかがえます。

約6割が「レビューが購入を左右する」―"口コミの一言"が売上を動かす時代に

レビューが購入意思決定にどの程度影響するかについての質問では、「非常に影響する」(8%)、「ある程度影響する」(56%)を合わせて64%の回答者がレビューに購入判断が左右されると答えたそうです。

これにより、レビューは単なる参考情報ではなく、実際に"買う・買わない"を決定づける重要な要素となっていることが明らかになりました。

消費者の心理には「他の人がどのように感じたか」という情報が大きく影響しており、レビューが購買における"社会的証明"として機能していると考えられます。

半数以上が"ネガティブレビュー"も確認―「悪い体験談」こそ信頼の裏付け

「ポジティブレビューとネガティブレビューのどちらを重視しますか?」という質問では、「ネガティブレビュー(失敗談)」を重視すると答えた人が31%、「どちらも同じくらい見る」という回答が54%となり、合計85%以上の人が失敗談にも目を通していることがわかったと報告されています。

また、「レビューを見て購入をやめたことがある」と答えた人は88%(「よくある」8%+「たまにある」80%)にも達しており、ネガティブレビューが購入を思いとどまらせる要因になっていることも明らかになりました。

消費者はポジティブな評価だけでなく、商品のリスク情報を事前に把握できるレビューを信頼する傾向があり、「悪い声が含まれている情報=正直で信頼できる情報」という認識が広がっていることがうかがえます。

"リアルな体験談"が信頼を生む―共感を軸にした購買時代へ

今回の調査結果から、消費者が求めているのは単に評価点や星の数だけではなく、実際に商品を使用した人のリアルな体験談であることが明確になったと同社は分析しています。

特にSNSやEコマースの普及により、消費者同士の"共感"が購入の動機となるケースも増加しています。レビューは今や単なるスペック比較のツールではなく、「他者の経験に基づく信頼のメディア」として消費者の購買行動に深く根付いていることがわかります。

これらの調査結果は、企業のマーケティング戦略においても「レビュー」という消費者間コミュニケーションの重要性を再認識させるものとなりました。特に商品の魅力だけでなく、実際の使用感や不満点も含めた「透明性のあるレビュー」を提示することが、消費者の信頼獲得につながる可能性を示しています。

消費者が情報を主体的に収集・判断する現代では、企業側も「レビュー文化」を前向きに活用し、商品・サービスの改善や、消費者とのコミュニケーション強化に活かしていくことが求められるでしょう。

調査概要

調査対象:10代~60代の男女

調査期間:2025年10月16日~2025年10月16日

調査機関:クラウドソーシングサイト

調査方法:各質問項目の回答割合を算出

有効回答数:200名

創作品モールあるるについて

「あるる」は商品やサービスの魅力だけでなく、『誰から買うか』を大切にしているとのことです。ショップの歴史、生産者の想い、職人の人となりを伝えるコンテンツが豊富に用意されており、その想いを知った上で気に入った商品と出会うことができる場となっています。

今後も「人(店舗)と人(お客さま)」が集い、繋がる場所を目指して取り組みを続けていく方針だと同社は述べています。

株式会社システムリサーチ 会社概要

社名:株式会社システムリサーチ

本社所在地:〒453-0861愛知県名古屋市中村区岩塚本通二丁目12番

代表取締役社長:平山 宏

出典元: 株式会社システムリサーチ プレスリリースアップ

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