GMOメイクショップ、ECサイト向けPayPay決済機能をダイレクト連携で提供開始 - 業界初のシームレス決済で売上向上へ

GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社(代表取締役社長CEO:向畑 憲良)は、2025年10月1日より、同社が提供するECサイト構築サービス「makeshop byGMO」において、「PayPay」と連携した新決済機能の提供を開始しました。この新機能は、PayPay株式会社と包括代理店契約を締結し、同社の決済システムとダイレクト連携することで実現したものです。

この新機能により、「makeshop byGMO」を利用するEC事業者は、自社ECサイトのユーザーインターフェース上でPayPay決済をシームレスに実行することが可能となります。これによって、購入時の顧客体験が向上し、決済時のカゴ落ち率を削減することで売上向上に貢献します。

注目すべき点は、この「PayPay」とダイレクト連携したECサイト向け新決済機能が、国内EC構築SaaSとしては業界初の取り組みとなっていることです(GMOメイクショップ社調べ、2025年9月時点)。

新決済機能提供の背景

近年の国内EC市場は急速な成長を遂げており、それに伴いオンライン決済の利便性向上へのニーズが高まっています。特に7,000万人を超える登録ユーザーを持つ「PayPay」は、ECサイトにおける主要な決済手段として不可欠な存在となっています。実際に「makeshop byGMO」においても、「PayPay」を利用した決済の流通額は前年比で1.5倍に増加するなど、需要の高い決済方法となっています。

これまでの「PayPay」決済では、主に「PayPay」のブラウザやアプリに遷移して決済を行い、その後購入を完了させる流れが一般的でした。しかし、この方法では決済時にECサイトから離脱することでカゴ落ちが発生する可能性があり、より効率的な決済方法が求められていました。

このような背景を踏まえ、GMOメイクショップ株式会社はEC事業者の売上最大化と購入者への快適な購買体験提供を目指し、自社ECサイトのユーザーインターフェース上で「PayPay」決済が完結できる新機能の提供を開始しました。これは「PayPay」の新機能をダイレクト連携することで実現したもので、購入者はECサイトから離れることなく、よりスムーズに決済を行うことができるようになります。

PayPay株式会社の公表によれば、「PayPay」の登録ユーザーは7,000万人を突破しています。

新決済機能の特徴

「makeshop byGMO」の標準決済機能に組み込み、開発不要で導入可能

通常、「PayPay」が提供するSDKを用いた決済方法を導入する場合、EC事業者側でのシステム開発が必要となります。しかし、今回の新機能は「makeshop byGMO」の標準決済機能として組み込まれているため、EC事業者はシステム開発の負担なく、申し込みだけで利用を開始することができます。

月額利用料が永年無償

EC事業者の導入ハードルを最大限に下げるため、本機能の月額利用料は永年無償で提供されます。これにより、コスト面を気にすることなく「PayPay」決済を導入・運用することが可能です。

「仮売上」処理に対応し、柔軟なショップ運用を実現

これまでの「makeshop byGMO」における「PayPay」決済は「即時売上」のみに対応していましたが、新機能では「仮売上」処理にも対応しています。これにより、金額変更や一部キャンセルなどにも柔軟に対応できるようになり、よりきめ細やかなショップ運営が可能となります。顧客満足度の向上にも寄与する機能といえるでしょう。

「即時売上」は受注と同時に与信枠の確保と売上確定までが完了する処理で、購入者に即時請求が行われます。一方、「仮売上」は与信枠のみを確保する処理であり、後から実売上処理をすることで初めて購入者への請求が発生します。商品の発送など、売上確定のタイミングを後から決めたい場合に活用できる機能です。

新決済機能導入によるメリット

売上機会の最大化

決済時のPayPayアプリや外部ページへの遷移が不要となり、自社ECサイト内でPayPay決済が完結します。これによりユーザーにスムーズな購買体験を提供でき、決済時のカゴ落ち率を大幅に低減することが期待できます。結果として、購入完了率が向上し、売上機会の最大化に大きく貢献します。

顧客体験向上によるブランド力強化

ストレスフリーな決済体験は顧客満足度を高め、ECサイトへの信頼感とブランドイメージを向上させます。これにより、リピート購入や顧客ロイヤリティの強化につながり、長期的な事業成長を強力にサポートすることが期待できます。

今後の展望

GMOメイクショップ株式会社は今回の連携を皮切りに、顧客により便利で高機能な決済環境を提供し、EC事業者の売上拡大を継続的に支援していく方針です。

GMOメイクショップ株式会社について

GMOメイクショップ株式会社は「Commerce for a better future./商取引でより良い未来に」をミッションに掲げ、ネットショップ支援事業を展開しています。EC構築支援をはじめ、ECマーケティング支援やEC運用受託にも対応しており、さらに運営資金調達のための補助金・助成金の申請支援や、EC売上を最短即日で入金可能な「即日売上入金サービス」提供を通じてキャッシュフローの改善も支援するなど、EC領域における一気通貫の支援体制を構築しています。

同社は13年連続で業界No.1(ECサイト構築サービス運営企業各社の発表数値よりSaaS型の数値を比較、GMOメイクショップ調べ 2025年4月時点)のECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」に加え、アドオン開発に対応する上位版サービスとして「GMOクラウドEC」も提供しており、スタートアップから大規模ECまで、あらゆるビジネスのEC化をサポートしています。

今後もGMOメイクショップ株式会社は、広範なEC領域において店舗が抱えるさまざまな課題を解決できるよう、サービスのさらなる強化を図り、国内EC市場のさらなる活性化に貢献していくとしています。

会社情報

会社名  GMOメイクショップ株式会社

所在地  東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー

代表者  代表取締役社長CEO 向畑 憲良

事業内容 ■ネットショップ支援事業(EC構築支援・ECマーケティング支援・EC運用受託)

資本金  5,000万円

出典元: GMOメイクショップ株式会社 プレスリリース

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