
ゼロパーティーデータを基盤としたホンネデータプラットフォーム「coorum(コーラム)」を提供する株式会社Asobica(本社所在地:東京都品川区、代表取締役CEO:今田 孝哉)は、同社のプラットフォーム「coorum」を導入している株式会社カインズ(本部:埼玉県本庄市、代表取締役社長 CEO:高家 正行)が運営するオンラインコミュニティ「CAINZ DIY Square」について、会員数が10万人を突破し、2025年10月1日(水)にサイトをリニューアルしたことが発表されました。
「CAINZ DIY Square」はDIYを楽しむ人々がくらしの一コマを記録・共有し、つながることができるコミュニティサイトです。今回のリニューアルでは、ユーザーがより快適に交流し、求める情報を見つけやすくなるよう、株式会社Asobicaが「coorum」の提供を通じてコミュニティ活性化を目的とした新機能実装の支援を行ったとのことです。
この記事の目次
コミュニティリニューアルのポイント
UI/UXの全面刷新によるエンゲージメント向上

「coorum」を活用し、カインズでは「DIY」「グリーン」「料理」「ペット」「ワークショップ」の5つの人気ジャンルでトップページを分け、SNSのような気軽な投稿閲覧ができる設計を実現しています。これにより、初めてコミュニティに訪れた方でも直感的な操作が可能となり、同じ趣味を持つユーザー同士が交流しやすい環境が提供されています。
UGC生成を促進する「coorum research」を実装した新機能「DIY Log」のローンチ

ユーザーが気軽に商品の購買やDIY作品の制作体験を記録できる「DIY Log」(Asobicaが提供するユーザーリサーチツール「coorum research」を活用)に、新たにコレクション図鑑機能とシェア機能が追加されました。この機能強化により、ユーザーは自身の活動を記録・整理しやすくなるだけでなく、お気に入りの作品をコミュニティに共有することで、ユーザー同士の新たなコミュニケーションのきっかけを生み出すことが可能になります。
ファンを可視化・育成する「マイスター制度」の導入
Q&A機能「みんなに質問」において、ベストアンサーに選ばれた回数が多い優良顧客(ファン)を「マイスター」として認定する制度が新たに導入されました。これによって、ユーザーの貢献意欲を高め、コミュニティ内での活発な情報交換が促進されているとのことです。
リニューアルにあたり株式会社カインズ 担当者(「CAINZ DIY Square」運営)のコメント
株式会社カインズの担当者によると、CAINZ DIY Squareは、「やってみたい」「すてき」といった共感が自然にあふれ、ちょっとしたくらしの疑問にもみんなが優しく丁寧に答えてくれる、あたたかさが大きな魅力のコミュニティだといいます。2021年の開設以来、多くのお客様に利用されており、会員数や投稿数も大きく拡大しているとのことです。今回のリニューアルでは、ジャンルごとにページを整理することで、より興味のある投稿を見つけやすく、同じ趣味の方とつながりやすく設計されています。今後は一層、DIYやくらしを楽しむ方々が安心して交流し、互いのアイデアや経験を共有できる、広く深いコミュニケーションの場を育てていきたいと考えているそうです。
カインズ オンラインコミュニティ「CAINZ DIY Square」のこれまでの施策と効果
「CAINZ DIY Square」は、2021年11月から本格的にスタートし、継続的にコミュニティユーザーの声の収集を目的としたキャンペーン企画やコミュニケーション施策を展開することで、ユーザーの購買行動に影響をもたらしているということです。
1. コミュニティ参加者における購買行動への影響
コミュニティでのユーザー同士のコミュニケーションやDIYワークショップへの参加を経てロイヤリティが高まることで購買行動に影響を与え、コミュニティ会員の年間購入金額は非会員と比較し1.8倍を記録しているとのことです。このことから、コミュニティ参加がユーザーのブランドへの愛着を深め、実際の購入活動につながっていることが分かります。
2. メーカーとユーザーの直接コミュニケーションによる購買促進
メーカーがコミュニティ内で商品の使い方や魅力を直接発信した事例では、ユーザーとメーカー担当者が質疑応答を通じて関係を構築したとされています。その結果、実際にユーザーが商品を購入するという具体的な購買行動につながっているとのことです。こうした双方向のコミュニケーションが、商品への信頼感を醸成し、購買意欲を高める効果をもたらしていると考えられます。
3. UGCを活用した販促の展開
コミュニティで展開されたカインズオリジナル商品(お菓子)のモニター企画では、コミュニティメンバーから寄せられたアレンジレシピなどのUGC(ユーザー生成コンテンツ)を収集し、これらを公式通販サイトや店舗媒体等に活用しています。実際の顧客による使用体験や創意工夫が詰まったコンテンツは、新規顧客の獲得や既存顧客の満足度向上に貢献しているとのことです。
カインズについて
株式会社カインズは、29都道府県下に258店舗を展開するホームセンターチェーンです。「くらし DIY」をブランドコンセプトに、くらしを豊かにする価値ある商品・サービスを開発し、お値打ち価格で毎日提供しています。Kindness(親切心)と創意工夫のアイデアあふれる店舗づくりに努めることで、お客様一人ひとりの、ご家族の、そして地域の日常を楽しいものとし、お客様とのプロミスである「くらしに、ららら。」をお届けすることを使命としているとのことです。
株式会社カインズ 概要
代表者: 代表取締役会長 土屋 裕雅
代表取締役社長 CEO 高家 正行
設立: 1989年3月
本部所在地: 埼玉県本庄市早稲田の杜 1‐2‐1
資本金: 32億6,000万円
事業内容: ホームセンターチェーンの経営
従業員数: 13,486名(2025年2月末)
店舗数: 258店舗
カインズ:247店舗(別館を含む)、Style Factory:3店舗、C'z PRO:8店舗
ホンネデータプラットフォーム「coorum(コーラム)」について
ゼロパーティーデータ(顧客の本音データ)とAIを起点に、あらゆるCXを改善するプラットフォームです。デジタル上の行動データだけでは分からない、商品・サービスの利用実態や、行動の背景・感情といった「顧客の本音」を収集・可視化し、商品開発・ブランド戦略・マーケティング効果の最大化を実現します。
株式会社Asobica概要
会社名:株式会社Asobica
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田2-27-3 A-PLACE五反田ビル9F
代表者:代表取締役 CEO 今田孝哉
出典元:株式会社Asobica プレスリリース