お買い物アプリ「カウシェ」調査:物価高で99%が家計負担を実感、8割が「強く感じている」と回答

株式会社カウシェ(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:門奈剣平)は、全国1,053名を対象とした「物価上昇に関する消費者意識調査」の結果を発表しました。全国的に物価高が続く中、消費者の「値上げ疲れ」が広がっている実態が明らかになりました。

帝国データバンクの発表によれば、2025年10月は今年2番目に多い値上げ月となり、2025年全体の値上げ品目数は2年ぶりに年間2万品目を超過したとのことです。調査からは、家計への負担を8割が強く実感しており、特に主食である「米」と「野菜」の値上げが日々の献立や食生活に大きな影響を与えていることが判明しています。
※2025年9月30日帝国データバンク:「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年10月

8割が「家計の負担を強く実感」 秋の食卓にも"値上げ疲れ"が広がる

家計負担の実感度調査グラフ

「値上げによる家計への負担を感じていますか?」という質問に対し、全体の約8割が「とても感じている」と回答しています。また、「とても感じている」と「多少感じている」を合わせると実に99%の回答者が家計負担を実感していることがわかりました。このデータからは、多くの家庭が生活コストの上昇に直面している現状が浮き彫りになっています。

家計を守るために"まず削ったのは食費" 節約の中心は「食卓」へ

家計のやりくりで最も削減した費目のグラフ

「家計のやりくりで一番削ったもの」を尋ねたところ、「食費・外食費」が47%と最も多い結果となりました。次いで「趣味・レジャー」(30.1%)が続き、生活に欠かせない支出の中でも、まず食卓から見直す傾向が強いことが明らかになっています。日常生活において最も身近で調整しやすい支出項目として、食費が節約の中心となっていることがわかります。

「米」と「野菜」の値上げが最も大きな影響

値上げの影響を最も感じる食品のグラフ

最も値上げの影響を感じる食品について質問したところ、「米」が63.8%で圧倒的1位となりました。次いで「野菜」(14.6%)が続き、日本人の食生活の基本となる主食と副菜の価格上昇が家計に重くのしかかっていることが明らかになっています。秋の味覚が並ぶ食卓にも、値上げの波が押し寄せ、食の選択肢や楽しみにも影響を与えている状況です。

賢く・柔軟に!"値上げサバイバル消費"が新常識に

物価上昇に対する消費行動の変化グラフ

物価上昇が継続する中、消費者の生活行動には明確な変化が見られています。調査結果の上位には「まとめ買い・特売を意識するようになった」「賞味期限間近品などを買うようになった」「規格外野菜・訳あり品を買うようになった」といった、価格メリットを重視した消費行動が目立っています。また、「外食を減らした」という回答も多く見られ、外食から自炊へと生活スタイルをシフトする家庭が増加していることが判明しました。

生活者のリアルな声:"節約疲れ"と"前向きな工夫"が共存

「最近、値上げで困ったこと・工夫していることがあれば記載ください」という自由記述の質問には、生活者の切実な声が数多く寄せられました。家計を守るために様々な努力をしながらも、日々の値上げに苦しむ実態がうかがえます。

・「安い時に必要な分だけ買うようにしている」(40代・女性)
・「料理のレパートリーが減った」(50代・女性)
・「1日2食にしている」(20代・男性)
・「備蓄米に移行してみている」(40代・女性)
・「給料は増えないのに値上げは続く。もう何を節約すれば良いのかわからない」(40代・女性)
・「見切り品を利用している」(60代・女性)
・「お米が高くて本当に困っている。食べ盛りの子が4人いて、あっという間になくなる」(40代・女性)
・「詰め替え商品の容量が小さくなり"ステルス値上げ"を感じる」(50代・男性)
・「子どものお菓子を我慢させたり、訳あり品をチェックしている」(40代・女性)
・「お米が高くて、備蓄米を売っている店も少ない」(50代・女性)
・「パンや麺に切り替えたり、雑穀や麦を混ぜてかさ増ししている」(30代・女性)
・「新米を食べたいけど高くて買えない。値引きシールやチラシを活用して遠くても買いに行く」(50代・女性)

回答からは多様な対策が見られる一方で、「これ以上節約できない」という切実な声も少なくありません。生活者の中には、「工夫する前向きさ」と「限界を感じる値上げ疲れ」が同時に存在している実態が明らかになりました。

調査概要

調査期間:2025年9月25日(木)〜9月26日(金)
調査方法:インターネット調査
調査対象:お買い物アプリ「カウシェ」を利用するユーザー
有効回答数:1,053名(全国)

お買い物アプリ「カウシェ」について

「カウシェ」は、「誰かと一緒に」を楽しむ、新しいタイプのお買い物アプリです。アプリ内の「カウシェファーム」機能や「みんなの投稿」機能を活用することで、お得な価格での商品購入が可能になるだけでなく、友人や家族、SNS上の他のユーザーとコミュニケーションを取りながらショッピングを楽しむことができる特徴があります。

株式会社カウシェの企業理念

「日常に楽しさを」をミッションに掲げ、お買い物アプリ「カウシェ」を運営している株式会社カウシェ。同社は、買い物をする消費者と商品を販売したい事業者の双方がワクワクするようなショッピング体験の実現を目指しています。単に「物を購入する」という目的だけでなく、買い物の楽しさを追求できる場としてデジタルショッピング体験のアップデートに取り組んでいます。

出典元:株式会社カウシェ プレスリリース

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