株式会社オプト、個社特化型のマーケティングAIエージェント構築サービス「CRAIS+」の提供を開始、CPA51%改善など成果事例も

株式会社オプト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金澤 大輔)が、2023年9月25日より、個社特化型のマーケティングAIエージェント構築サービス「CRAIS+(クレイス・プラス)」の提供を開始したことが発表されました。同社はパーパスとして「新しい価値創造を通じて産業変革を起こし、社会課題を解決する」を掲げており、LTVM(LTV Marketing)によって顧客の事業成長を先導しています。

「CRAIS+」は個社単位で独自のAIエージェントを構築するサービスです。導入企業では縦型動画のCPAが51%改善し、年間数千万円の制作費用削減が見込まれるなどの効果が報告されています。

提供開始の背景

近年、生成AIの進化は目覚ましく、多くの企業で業務活用への期待が高まっています。しかし、汎用的な生成AIツールを導入するだけでは、自社特有の業務プロセスへの適合が難しく、具体的な成果創出に至らないという課題が顕在化しています。

特にマーケティング領域においては、顧客に対する深い理解、複雑なデータに基づいた戦略立案、迅速なクリエイティブ改善が求められるため、個社に合わせたAI活用が必要とされています。株式会社オプトは、これまで業界初のテキスト生成・効果予測ソリューション「CRAIS for Text(クレイス・フォー・テキスト)」などで培った知見と、多数の企業へのAI活用を推進してきた経験、1,500社を超える企業のマーケティング支援で蓄積したデータを活かし、企業ごとの業務に深く寄り添うAIエージェントの必要性を確信して「CRAIS+」の提供を開始したとのことです。

新サービス「CRAIS+」の概要

「CRAIS+」は、企業のマーケティング担当者やクリエイター向けの個社特化型マーケティングAIエージェント構築サービスです。各企業が保有するデータをセキュアな形でAIに学習させ、カスタマイズされたAIエージェントを構築します。ブランドアイデンティティや独自の業務プロセス、マーケティングノウハウを取り込むことで、日常業務における「アシスタント」、アイデアを拡張する「壁打ち相手」として機能し、専門的なリサーチから戦略立案、コンテンツ制作までを実行することが可能となっています。

「CRAIS+」トップ画像イメージ

CRAIS+トップ画像イメージ

「CRAIS+」を導入することで期待される効果

  1. 業務効率の向上:定型的なレポーティングやデータ分析、広告文の初期案作成などを自動化できます。
  2. 施策効果の向上:過去の膨大な実績データから成功パターンを抽出し、効果予測を行うことで、施策の精度を高めることができます。
  3. アイデアの拡張:AIとの対話を通じて、人間の思考だけでは生まれにくい新たなクリエイティブの切り口や施策のアイデアを発見することができます。

「CRAIS+」の特徴

1. 豊富なマーケティング知見

1,500社以上のマーケティング支援で培ったノウハウと、顧客企業が保有するデータを掛け合わせることで、机上の空論ではない、実践的で効果的なAIエージェントを構築します。オプト社が長年にわたって蓄積してきた実績とデータを活用することで、真に現場で役立つソリューションを提供しているとのことです。

2. 伴走型の導入支援と迅速な開発

導入企業の業務体制や業界を深く理解したコンサルタントが伴走して構築を行うため、実業務にフィットするツールを短期間で構築し、継続的に改善していくことが可能です。開発はスモールスタートで開始し、実際の使用を通じた改修を高頻度で行うことにより、「使いこなせる」AIエージェントを実現しています。この手法によって、ユーザーのニーズに沿った進化を続けることができるとされています。

3. 独自のUI/UXによる高い利活用性

マーケティング担当者が直感的に使えるインターフェースを設計しており、AIに触れ慣れていない方でも不自由なく使用できる仕様を目指しています。使いやすさを重視した設計により、AIの利活用を組織全体に浸透させることができます。技術的なハードルを下げることで、より多くのスタッフがAIの恩恵を受けられるようになるとされています。

導入効果事例

大手人材プラットフォーム企業

大手人材プラットフォーム企業の事例

クラウドファンディング プラットフォーム企業

クラウドファンディング プラットフォーム企業の事例

不動産関連企業

不動産関連企業の事例

今後の展望

株式会社オプトは今後も、マーケティング担当者やクリエイターがAIと協働・共創するための各種機能を充実させていく方針です。将来的には、構築したAIエージェントが自律的に広告効果の改善アクションを実行するなど、より高度な機能開発を進め、企業のマーケティング活動における不可欠なパートナーとなることを目指しているとのことです。AI技術の進化とマーケティングの専門知識を融合させることで、より効果的なソリューションを提供し続けることを目標としています。

LTVM(Life Time Value Marketing)について

LTV(顧客生涯価値:Life Time Value)は、従来、あるユーザーが商品・サービスを初めて利用してから、長期的な関係の中で、サービスを提供する企業が当該ユーザーから得られる利益を指していました。そのため、サービスを提供する企業側が「いかに一人の顧客から利益を得られるか」という視点で表現されることが多い状況にありました。

しかし、オプトグループにおいては、企業側が得られる利益を示す観点でのLTVではなく、これまで以上にエンドユーザーを理解し、真に顧客に寄り添った支援に注力し、エンドユーザーへの本質的な価値提供に重きを置くことで、短期利益ではなく、顧客企業の永続的な事業成長に貢献するという概念として捉えています。その実現を目指す手段として「LTVM(Life Time Value Marketing)」と名付けたそうです。

CRAIS for Text(クレイス・フォー・テキスト)について

「CRAIS for Text」は、広告業界初のChatGPTと効果予測AIを広告クリエイティブの制作に活用したソリューションです。多数の広告テキストから厳選し、効果的な広告クリエイティブを実現することができます。このサービスは、オプト社が長年培ってきた広告効果に関する知見と最新のAI技術を融合させたものであり、「CRAIS+」と合わせて企業のマーケティング活動を総合的に支援しています。

株式会社オプト 会社概要

設立年月:2015年4月1日
資本金:1億円 (2024年 12月末現在)
代表者名:代表取締役社長 金澤 大輔
本社所在地:東京都千代田区四番町6番 東急番町ビル
事業内容:広告事業

出典元:株式会社オプト プレスリリース

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