ファミリーマート店頭サイネージ「FamilyMartVision」とテレビCMの併用効果を検証、リーチ拡大とブランドリフト効果向上を確認

株式会社ゲート・ワン(東京都港区、代表取締役社長CEO:藏田 一郎)と株式会社データ・ワン(東京都千代田区、代表取締役社長:国立 冬樹)は、ファミリーマート店舗内(一部地域除く)のリテールメディアを活用した共同検証を実施したことを発表しました。この第2回目となるブランドリフトサーベイでは、ファミリーマート店頭のFamilyMartVisionとテレビCMを組み合わせたクロスメディアの効果が検証されています。

検証の結果、第1回目と同様に、FamilyMartVisionのインクリメンタルリーチの獲得とブランドリフト項目の向上という成果が確認されました。特に今回の調査では、FamilyMartVisionの効果をターゲット年代別に詳細に分析しており、テレビCMとFamilyMartVisionを併用することで、ブランドが伝えたいメッセージをより効果的に視聴者に届けられることが改めて確認されています。

検証の背景

FamilyMartVisionは、全国のファミリーマート約10,500店舗(2025年7月末時点)に設置されている日本最大級のリテールサイネージネットワークです。1週間で延べ6,400万人にリーチ可能なメディアへと成長し、ファミリーマートに来店される幅広い年代層のお客さまに対して効果的なアプローチが可能となっています。

広告市場ではIMC(統合型マーケティング・コミュニケーション)の重要性が高まる中、メディアの特徴を活かした役割の明確化が求められています。今回の検証では、前回同様に統合リーチ検証とブランドリフトサーベイを行いながら、新たにターゲットセグメントにおけるブランドリフト項目の検証も加え、FamilyMartVisionとテレビCMの連動効果を測定・検証することを目的としています。

検証の概要

2025年6月に実施された今回の検証では、第一三共ヘルスケアのテレビCM放映に合わせて、同じ内容の広告素材がFamilyMartVisionでも同時期に放映されました。

検証の詳細

方法:ファミペイ会員・dポイントクラブ会員とビデオリサーチのテレビ視聴データを統合検証
対象者:キャンペーン期間中の取得できる全ID(20-60代)
対象キャンペーン:第一三共ヘルスケア
FamilyMartVision:「ロキソニンEXテープ」(全国エリア)
テレビCM:「ロキソニンEXテープ」「ロキソニンEXローション」(全国エリア)
対象期間:2025年6月1日~6月30日

※テレビCMでは同時期に2商品を放映していますが、一括りとして計測対象としています。
※テレビCM、FamilyMartVisionそれぞれの放映ボリュームや放映パターンによって、トータルリーチならびにFamilyMartVisionのインクリメンタルリーチは変動します。

検証の結果

リーチ検証

検証の結果、テレビCM単独での接触(テレビCMのみ)が51.7%、テレビCMとFamilyMartVisionの両方接触(両方)が10.4%、FamilyMartVisionのみの接触は6.5%となり、インクリメンタルリーチの獲得が確認されました。リーチ力の強いとされるテレビCMと同時に放映した場合でも、FamilyMartVisionのインクリメンタルリーチがしっかりと確保できていることが示されています。これまでの検証結果と同様に、年代別のリーチを分析すると若年層でこの傾向が特に顕著であり、テレビでは到達しにくい若年層へのアプローチにおける有効性が確認されました。

ブランドリフトサーベイ

各媒体の接触有無による比較では、両方接触者である「テレビCM×FamilyMartVision」が「認知計」「購入意向計」において最も高い結果を示しました。特に「購入意向計」での好結果は広告の価値として高く評価できるものです。

また、「FamilyMartVisionのみ接触者」は「テレビCMのみ接触者」とほぼ同等の効果が確認されました。これにより、テレビCMとFamilyMartVisionの連動は、広告浸透をより向上させることができる効果的な組み合わせであることが明らかになりました。

さらに、ターゲット条件の一つである「30-50代」に絞ってデータを検証すると、「認知計」では全体データと同様に「両方接触者」が最も高いスコアを示しましたが、「興味関心計」「購入意向計」においては「FamilyMartVisionのみ接触者」が最も高いスコアとなり、FamilyMartVision単独の接触でも十分に高い効果が得られることがわかりました。

検証結果からの考察

今回の検証を通して、テレビCMとFamilyMartVisionの併用が、リーチ拡大とブランドリフト効果の向上に寄与できることが再度確認されました。同時に、FamilyMartVisionの持つ特定ターゲットへの訴求効果も明らかになりました。

ゲート・ワンとデータ・ワンは、今後もメディア毎の購買行動やブランドリフト、デジタル広告などの計測可能なメディアとの検証を引き続き進めていく予定だと発表しています。

FamilyMartVisionとは

全国47都道府県にあるファミリーマートには、毎日1,500万人以上のお客さまが訪れています。株式会社ゲート・ワンは、このお客さまとの接点を持つファミリーマート店舗をメディアと捉え、全国のファミリーマート店内に設置される大画面のデジタルサイネージ「FamilyMartVision」から、旬なエンタメ情報や、アート、ニュース、地域情報等、来店されるお客さまへ、様々な魅力あふれる映像コンテンツを配信しています。

加えて、エリア別や時間帯別のターゲティング配信や、サイネージの視認率や店頭での購買などの広告効果の可視化、株式会社データ・ワンの持つ購買データを活用したデジタル広告サービスとの連携をすることで、より高度な広告サービスを整備し、広告主となる企業へ新たな付加価値を提供しています。

株式会社ゲート・ワン 概要

会社名:株式会社ゲート・ワン
代表者:代表取締役社長CEO 藏田 一郎
所在地:東京都港区芝浦三丁目1番21号
資本金:990百万円(資本準備金495百万円を含む)
設立:2021年9月24日
事業内容:デジタルサイネージへのコンテンツ配信を行うメディア事業
ホームページ:https://gate-one.co.jp

株式会社データ・ワン 概要

データ・ワンは「毎日のお買い物から1 to 1でフィットする広告」を提供する事をミッションに、株式会社ファミリーマートの購買データおよび株式会社NTTドコモが保有する顧客情報などを用い、メーカー様のデジタルマーケティング活動の高効率化を支援すると共に、小売・EC事業者様にとっても新たな収益源の獲得およびDXを支援するべく、データアライアンスの構築を目指しています。また2020年10月の設立以降、既に大手メーカー等250社超のマーケティング活動を支援しています。

会社名:株式会社データ・ワン
代表者:代表取締役社長 国立 冬樹
所在地:東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 霞が関ビルディング 5階
資本金:990百万円(資本準備金495百万円を含む)
設立:2020年10月27日
事業内容:小売事業者が保有するデータを活用したデジタル広告配信事業ならびに広告代理店事業
ホームページ:https://data-one.co.jp

出典元: 株式会社ゲート・ワン、株式会社データ・ワン プレスリリース

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