
ショートムービー領域で広告代理店事業やプロダクション事業を展開するstudio15株式会社(スタジオフィフティーン、本社:東京都渋谷区、代表取締役:岩佐 琢磨)が、2025年6月30日に日本でローンチされた「TikTok Shop」に関する市場動向調査レポートを発表したことが分かりました。
この調査では、2025年7月から9月の3ヶ月間における売上推移やカテゴリ別シェア、上位セラーの傾向などが分析され、日本におけるTikTok Shopのローンチ後1年の市場規模は約500億円と予測されています。調査で示されたデータは、第三者ツールなどの情報を基にstudio15が独自に推計したものです。
調査結果の概要は以下の通りとなっています。
この記事の目次
TikTok Shopとは

TikTok Shopは、TikTok内で商品紹介から購入完了までを一貫して行える「ショート動画とECモール」を融合させた機能で、世界各国で急速な成長を続けています。2025年6月30日には日本市場でも正式にサービスがローンチされ、大きな注目を集めているとのことです。
市場成長のスピード:3ヶ月で約30億円の売上、初年度予測500億円

調査によると、日本でのローンチからわずか3ヶ月間でTikTok Shopの売上は約30億円に到達したことが明らかになりました。さらに、ローンチ後1年間(2025年7月~2026年6月)の市場規模は、累計で約500億円に達すると予測されています。成長の加速度も注目すべき点で、8月には月間売上約10億円を突破し、9月28日には1日あたりの売上が約1億円に達するという記録を打ち立てています。
※2025年7月~9月の売上データを元に米国の市場推移を掛け合わせて算出された予測値となります。
主要カテゴリとセラー構成

TikTok Shop日本市場における売上の80%以上は、「家電・ガジェット(23.7%)」「美容家電・コスメ(22.4%)」「アパレル(20.2%)」という3つの主要カテゴリが占めていることが判明しました。また、売上上位50社における日本セラーの割合は約34%にとどまり、海外勢が優勢な状況となっています。
TikTok Shopの成功要因

調査によると、TikTok Shopで成功しているセラーの多くは、LIVE配信や広告プロダクト「GMV Max」の積極的な活用などを実施しており、ROASの最適化と効率的な販促活動の実現に注力しています。今回発表されたレポートでは、TikTok Shopのさらに詳細な市場規模予測と成功要因について、グラフや図を交えて詳しく解説されています。
studio15事業概要

studio15は、TikTokを中心としたショートムービー(短尺動画)領域において広告代理店事業とプロダクション(事務所)事業を展開しています。2019年の設立以来、現在では所属クリエイターが300組、総フォロワー数は約1.4億人にまで成長しています。これまでに美容・コスメ、ファッション、食品など300社を超える企業のTikTokプロモーションを支援してきたとのことです。また、同社制作のショートドラマ「ドラマみたいだ」は累計4億回の再生を記録するなど、Z世代に効果的に訴求するコンテンツ制作にも強みを持っているようです。
同社はTikTok Shopの公式パートナープログラムにおいて、「TikTok Shop Partner(TSP)」、「TikTok Affiliate Partner(TAP)」、そして「Creator Agency Partner(CAP)」という3種のパートナー認定を受けています。

TikTok Media Buying Professional取得済み
studio15では、TikTok製品に精通した専門家に与えられる認定資格「Media Buying Professional」を10名以上のメンバーが取得しています。これにより、TikTok運用に不可欠な専門知識を備え、クライアントに対して成果に直結する提案・支援を実施しているとのことです。
studio15会社概要
所在地:〒150-6221 東京都渋谷区桜丘町 1番1号 渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー21階
会社URL:https://studio15.co.jp/
設立:2019年1月23日
代表者:代表取締役 岩佐 琢磨
出典元:studio15株式会社 プレスリリース