
株式会社メルペイは、2025年8月22日より、App Store、Apple Music、iCloud+などのAppleが提供する各種サービスのお支払いに、同社が運営するスマホ決済サービス「メルペイ」が利用可能になったことを発表しました。この対応により、ユーザーはAppleサービスの支払いに「メルカリ」の売上金(メルペイ残高)やメルペイスマート払い、メルカリポイントなどを活用できるようになります。
今回の対応によって、Appleのサービスを利用するお客様の決済における利便性がさらに向上することが期待されています。
Appleのサービスには、App Store、Apple Music、iCloud+、Apple Books、Apple Arcade、Apple TV+、Apple Podcasts、Apple Oneが含まれており、これらすべてのサービスでメルペイを利用した支払いが可能となります。
この記事の目次
Appleサービスでのメルペイ設定方法
Appleのサービスでメルペイを支払い方法として設定するには、以下の手順に従います。
- iPhone、iPad、Macで「設定」を開きます
- ご自身の「Apple Account」を選択します
- 「支払いと配送先」を選択します
- 「お支払い方法を追加」を選択します
- 利用可能なお支払い方法から「メルペイ」を選択します
- 画面の指示に従って設定を完了させます
この簡単な手順で、Appleの各種サービスにメルペイを支払い方法として登録することができます。設定完了後は、App Storeでのアプリ購入やApple Musicの月額料金などがメルペイを通じて決済されるようになります。
スマホ決済サービス「メルペイ」について
「メルペイ」は、フリマアプリ「メルカリ」と連携したスマホ決済サービスです。「メルカリ」での売上金を直接利用できるほか、銀行やATMからの残高チャージや、後払い決済サービス「メルペイスマート払い」を活用して、スマートフォンを使った店舗やECサイトでのショッピングを可能にしています。
メルペイの特徴として、以下の点が挙げられます:
- 非接触決済サービス「iD」に対応しており、実店舗でのタッチ決済が可能です
- QRコードやバーコードを使ったコード決済にも対応しています
- 「メルカード」発行によりJCB加盟店でも利用可能となります
- 「メルカリ」「メルペイ」利用で還元率がアップするクレジットカード「メルカード」との連携が可能です
この多機能な決済サービスが、今回Appleの各種サービスでも利用できるようになったことで、ユーザーの支払い方法の選択肢がさらに広がります。
メルペイとAppleサービスの連携がもたらすメリット
今回のメルペイとAppleサービスの連携により、ユーザーにとって以下のようなメリットが期待されます:
- メルカリでの売上金をそのままAppleサービスの支払いに活用できるようになります
- メルペイスマート払いを利用した後払い決済が可能になり、柔軟な支払い方法を選択できます
- メルカリポイントを活用した支払いが可能になり、ポイント活用の幅が広がります
- 支払い方法の選択肢が増えることで全体的な利便性が向上します
- メルカリのエコシステム内での資金循環がスムーズになります
特にメルカリを日常的に利用しているユーザーにとっては、売上金をAppleサービスの支払いに直接利用できるようになることで、資金の流動性が高まるという利点があります。また、メルカリで得た売上金を改めて銀行口座に出金する手間を省くことができるため、より効率的な資金活用が可能になります。
デジタルコンテンツ決済市場の動向
スマートフォンの普及とともに、App StoreやApple Musicなどのデジタルコンテンツサービスの利用も拡大しています。それに伴い、デジタルコンテンツの決済方法も多様化が進んでいます。
従来はクレジットカードやキャリア決済が主流だったデジタルコンテンツの支払い方法に、メルペイのようなスマホ決済サービスが加わることで、特に若年層を中心としたユーザーの利便性が高まると予想されています。クレジットカードを持たない若年層にとっては、メルペイを通じたAppleサービスの利用がより身近になるでしょう。
また、フリマアプリの利用で得た収入をデジタルコンテンツの購入に直接活用できるという循環型の消費行動も促進されると考えられます。メルペイのAppleサービス対応は、こうしたデジタルコンテンツ決済市場の動向を反映したものと言えるでしょう。
他の決済サービスとの比較
Appleサービスの支払いには、従来からクレジットカード、デビットカード、キャリア決済、iTunes カードなどが利用可能でした。メルペイの追加により、これらの決済手段と比較してどのような違いがあるのでしょうか。
メルペイの最大の特徴は、メルカリの売上金をそのまま利用できる点です。フリマアプリを頻繁に利用するユーザーにとっては、売上金の使い道が広がり、資金循環がスムーズになります。また、メルペイスマート払いを利用することで、一時的に資金が不足している場合でも後払いでAppleサービスを利用することができます。
さらに、メルカリポイントの活用も可能になるため、ポイント経済圏内での選択肢が広がります。これらの特徴は、他の決済手段にはない独自のメリットと言えるでしょう。
今後の展開
メルペイは今回のAppleサービス対応を皮切りに、さらに多様なデジタルサービスとの連携を進めていくことが予想されます。フリマアプリ「メルカリ」と連動したエコシステムの拡大により、ユーザーはより柔軟に資金を活用できるようになるでしょう。
また、メルペイスマート払いのような後払い決済サービスの活用範囲が広がることで、購入時の選択肢も増えています。特に定期サブスクリプションサービスとの相性は良く、月額料金の支払いにメルペイを活用することで、家計管理がしやすくなる可能性もあります。
さらに、メルペイの決済データとメルカリの購買データを組み合わせることで、ユーザーの消費行動をより詳細に分析し、パーソナライズされたサービス提供につながる可能性もあります。今後もユーザーの利便性向上を目指した取り組みが続くことが期待されます。
まとめ
株式会社メルペイは2025年8月22日より、App Store、Apple Music、iCloud+などのAppleサービスの支払いに、スマホ決済サービス「メルペイ」が利用可能になりました。これにより、メルカリの売上金やメルペイスマート払い、メルカリポイントなどを活用した支払いが可能となります。
決済方法の設定はデバイスの設定から簡単に行うことができ、ユーザーの利便性向上に貢献します。特にメルカリユーザーにとっては、エコシステム内での資金循環がよりスムーズになり、利便性が高まるでしょう。
デジタルコンテンツの決済手段が多様化する中、メルペイの参入は消費者の選択肢を広げるものとなります。今後もメルペイはサービス連携を拡大し、より使いやすい決済環境の提供を目指していくことでしょう。
出典元: 株式会社メルペイ プレスリリース