電子レシートの認知度は約4割・利用経験者の6割以上が今後も利用希望、紙レシートへの不満は「ゴミ増加」「かさばる」- Zaim調査

株式会社くふうカンパニーが運営する家計簿アプリ「Zaim」が、全国の生活者6,538名を対象に「電子レシート」に関する調査を実施したことが発表されました。この調査は、近年普及が進んでいる電子レシートについて、利用実態や今後への期待を探るものです。

買い物後に紙のレシートではなくスマートフォンなどで受け取る「電子レシート」は、大手スーパーマーケットをはじめとする食料品スーパーだけでなく、家電量販店やファミリーレストランなど、この一年でさまざまな業態での導入が進展しています。環境配慮やキャッシュレス化の流れの中で注目を集めている電子レシートについて、その実態が明らかになりました。

調査結果サマリ

この調査によって明らかになった主なポイントは以下の通りです。

  • 紙のレシートへの主な不満は「ごみが増える」「かさばる」という点
  • 電子レシートの認知度は約4割、「使ったことがある」人は約2割
  • 電子レシート利用経験者の6割以上が「今後利用を増やしたい」と回答

調査概要

調査テーマ:「電子レシート」について
調査エリア:全国
調査対象者:家計簿サービス「Zaim」ユーザー、チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」ユーザー計6,538名
調査期間:2025年8月8日(金)〜12日(火)
調査方法:インターネットによる調査

紙のレシートへの2大不満は「ごみが増える」「かさばる」

現在、大半の店舗で採用されている紙のレシートについて困ることがあるかという質問に対し、「ごみが増える」(36.0%)、「保管するのにかさばる」(32.9%)という回答が上位となりました。

紙で受け取ることの利点がある一方で、「インクが薄くなって読めなくなる」(20.6%)、「必要なときに見つからない・紛失してしまう」(16.3%)など、紙特有の問題も指摘されています。

電子レシートの認知度は約4割、「使ったことがある」人は約2割

紙のレシートに対して、スマートフォンで確認できる「電子レシート」の認知度について尋ねたところ、「知っている」と回答した人が約4割、利用経験については「使ったことがある」と回答した人は約2割という結果になりました。電子レシートの普及が進んでいることもあり、5人に1人程度の割合で利用経験があることがわかります。

電子レシートを利用した場所については、「スーパーマーケット」で利用したという人が約6割と圧倒的に多い結果となりました。購入頻度の高い食品スーパーを中心に普及が進んでいることが明らかになっています。

電子レシートの利用経験者に「使った理由」を尋ねたところ、「スマホで確認できるから」(57.3%)という利便性が最も支持されています。現代ではさまざまなことをスマートフォンで済ませることができるため、買い物の記録もいつでもどこでも確認できることを多くの人がメリットと感じているようです。

また、「ごみが増えないから」(44.1%)、「紙レシートの整理・保管が不要になるから」(32.2%)、「受け取り漏れ、紛失の心配がないから」(20.8%)といった、紙のレシートに対する不満を解決できる理由も多くの人が挙げています。

電子レシート利用経験者の6割以上が「今後利用を増やしたい」と回答

電子レシートの今後の利用意向について尋ねたところ、電子レシートの利用経験がある人の6割以上が「今後利用を増やしたいと思う」と回答しています。

電子レシートのメリットを実感している利用経験者にはポジティブな意見が多く見られますが、利用経験がない人においても約4割が利用に対して前向きな姿勢を示しており、一定の層が電子レシートに関心を持っていることがわかります。

家計簿アプリ「Zaim」は画像読み取り機能で電子レシートをスムーズに登録

家計簿アプリ「Zaim」では、紙のレシートはスマホのカメラで撮影して記録できるほか、画像化された電子レシートは読み取り機能を使用してスムーズに家計簿に反映させることが可能です。

画像読み取り機能についてのZaimユーザーの声(アンケート回答より)

  • 大量購入したレシートも全部読み込んでくれるからラク(20代女性)
  • 読み取れるとリアルタイムで金額が画面に表示されることが便利(40代男性)

電子レシートの記録について

電子レシートサービス「スマートレシート」で発行された電子レシートについては「Zaim」との自動連携に対応しています。連携すると自動で家計簿に反映されるため、手入力の手間を省くことができます。

家計簿サービス「Zaim」について

1,100万ダウンロードを超える家計簿サービス「Zaim」は、スマートフォンなどから簡単に家計簿を記録できるサービスです。紙のレシートを撮影して自動で読み取る機能に加え、銀行やクレジットカードとの連携機能によって支出や収入を自動的に記録できるため、手軽に家計を管理することができます。

会社概要

会社名 株式会社 くふうカンパニー
本社所在地 東京都港区三田 1-4-28 三田国際ビル 23 階
事業内容 チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」、家計簿 アプリ「Zaim」および日常生活関連サービスの企画・開発・運営など
設立 2012年9月

出典:株式会社くふうカンパニー プレスリリース

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