【独自調査】30代男女100人に聞いた!AI検索vs従来型検索エンジンの使い分け実態と信頼性調査結果

生成AIの急速な普及により、私たちの情報検索の方法も多様化しています。従来のGoogleやYahoo!などの検索エンジンに加え、ChatGPTやGeminiなどのAI検索サービスが日常生活に浸透してきました。特に情報検索を頻繁に行う30代の方々は、これらのツールをどのように使い分けているのでしょうか?

SEO対策で検索結果1位(※注)の実績を持つランクエスト(株式会社eclore)は、30代男女100名を対象に詳細な調査を実施したとのことです。この記事では、AI検索と従来型検索エンジンの使い分け実態や今後の課題について詳しく解説します。

なお、本アンケート調査の内容は前編・後編に分けて公開されており、本記事は前編の詳細情報を公開したプレスリリースを基にしています。

(注) 2025年1月9日に東京都新宿区で、PCブラウザーからGoogle検索を行い、その結果を測定したとのことです。検索キーワードは「SEO対策」で、クッキーや履歴を削除した上で計測しています。なお、他の地域やデバイス、検索タイミング、検索エンジンのアルゴリズムの変更などによって、順位が変動する場合があります。

1.情報検索の際に、従来型検索エンジンとAI検索をどのように使い分けていますか?

1-1.従来型検索エンジンが主流

  • 調査結果で最も多かった回答は、「ほぼ従来の検索エンジンのみ」(60%・60人)でした。この結果から、従来型検索エンジンが依然として主流であることが明らかになっています。ユーザーは信頼性や操作性、情報の網羅性を重視し、引き続き従来型検索エンジンを優先的に利用しているようです。
  • 次に多かった回答は、「従来型検索エンジンが主、AI検索は補助的に使う」(16%・16人)で、AI検索は補完的な役割として活用されている実態が見えてきます。
  • これらを合計すると、従来型検索エンジンを主な情報源としている層は76%(76人)に達し、従来型検索エンジンの利用が圧倒的多数を占めていることがわかります。

1-2.AI検索の主軸利用は限定的

  • 「ほぼAI検索のみ」(8%・8人)と「AI検索が主、従来型は補助的に使う」(2%・2人)を選択した回答者を合わせても、AI検索を主要な検索手段として利用している人はわずか10%(10人)にとどまっています。
  • AI検索は特定の用途では非常に有効ですが、簡易な質問への回答や特定分野の情報提供に限られており、日常的な検索行動の中心として活用するユーザーはまだ少数派だということです。従来型検索エンジンと比較すると、AI検索の信頼性や情報の網羅性に対する懸念があり、主要な検索ツールとしての定着にはまだ課題が残されているようです。

1-3.検索エンジンとAI検索の併用

  • 「検索エンジンとAI検索をほぼ同じ頻度で併用している」(14%・14人)という回答も一定数存在しており、AI検索の活用が日常的な検索行動に徐々に浸透していることがうかがえます。しかし、全体的には依然として従来型検索エンジンが主導権を握っており、AI検索は補完的な役割にとどまっている状況です。

2.従来型検索エンジンとAI検索、どちらの情報が信頼できますか?

2-1.安定感のある従来型検索

  • 調査では最も多かった回答が「従来型検索の方が信頼できる」(38%・38人)でした。従来型検索エンジン(GoogleやYahoo!等)は、その信頼性と情報の網羅性が高く評価されており、情報収集手段として根強い支持を得ているとのことです。多くのユーザーが従来型検索エンジンに対して高い信頼感を抱いていることが明らかになりました。
  • 次に多かった回答は「どちらも同程度に信頼できる」(29%・29人)で、AI検索と従来型検索エンジンをほぼ同等のレベルで信頼している層も一定数存在していることがわかります。

2-2.信頼性を巡る不安な声

  • 一方で、「わからない/判断できない」(17%・17人)や「どちらもあまり信頼していない」(10%・10人)という回答も見られました。これは情報の信頼性に対して慎重な姿勢を持つユーザーが一定数存在することを示しています。特に出典が明確でない情報や不確かな情報に対して警戒心を持っているユーザーが少なくないことがわかります。

2-3.AI検索の信頼性に対する慎重な考え

  • 「AI検索の方が信頼できる」と回答した方は6%(6人)にとどまりました。AI検索は非常に便利なツールである一方で、その情報の信頼性については不安を感じるユーザーが多いことが明らかになっています。

3.検索においてのAIチャットサービス活用場面 ※複数回答可

3-1.速報性と深い知識のサポート役としてのAI

  • 「特に利用しない」以外で最も多かった回答は「用語や意味の確認」(24%・24人)で、ユーザーが語彙や専門用語の解説を求める場面でAI検索を活用していることがわかりました。
  • また、「最新のニュースや天気」(20%・20人)や「専門分野や複雑な情報の解説」(20%・20人)も一定の割合で選ばれており、リアルタイムの情報取得や難解な内容の理解をサポートするツールとしてAI検索が利用されていることがうかがえます。

3-2.商品レビューや施設情報の確認

  • 「商品・サービスの口コミ」(15%・15人)や「地域の店や施設情報」(14%・14人)も挙げられており、商品レビューの確認や地域施設の情報収集にもAI検索が広く活用されていることがわかります。ユーザーが効率的に必要な情報を得るための手段としてAI検索を利用している傾向が見られます。

3-3.アイデア出しとアドバイス支援におけるAIの活用

  • 「アイデアや文章作成支援」(15%・15人)や「個人的な相談やアドバイス」(14%・14人)といった創造的な作業や日常的な問題解決においても一定の利用が見られました。AI検索が文章作成やアイデア出しの補助ツールとして、また日常的な悩みや問題を解決するためのサポートとして機能していることが明らかになっています。

3-4.情報精度に対する慎重なアプローチ

  • 「情報源や信憑性の確認」(11%・11人)については比較的少数にとどまりました。情報の正確さを確認するためにAI検索を利用するケースが少ない背景には、信頼性の問題や精度に対する不安が影響していると考えられます。

監修者:杉本 貴之(Takayuki Sugimoto)

株式会社ecloreにて年間120社超のSEOコンサルを担当。SEO分野で培った分析力と多数の企業との豊富なコミュニケーション経験を活かし、消費者の購買行動や市場動向を深く理解しています。

一次情報に基づくコンテンツの監修を通じ、信頼性が高く質の優れた情報発信を積極的に行っています。

【保有資格】SEO検定1級、Googleアナリティクス認定資格

調査概要

調査日: 2025年7月29日

調査対象地域: 全国

調査機関: Freeasy

調査方法: オンラインアンケート調査

調査対象・人数: 30~39歳の男女100名

ランクエストについて

ランクエストでは、「徹底的にSEOで集客するプロ集団」というコンセプトのもと、4,300社を超える企業様にサービスを提供してきたとのことです。

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出典元: ランクエスト(株式会社eclore)プレスリリース

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