Growthcanvas、人材紹介会社向け「ECマーケター創出アカデミー」のレベニューシェア型提携プログラムを2026年2月開始

2025年12月23日 2025年12月23日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

株式会社Growthcanvas（本社：福岡市、代表取締役:野邊祥一朗）が、人材紹介会社向けの「ECマーケター創出アカデミー」におけるレベニューシェア型提携プログラムを2026年2月より開始すると発表しました。このプログラムは、人材紹介会社が保有する「ノンスキル・塩漬け登録者」を最短1ヶ月でEC即戦力人材へと育成し、レベニューシェアを通じた安定収益を実現する新しいビジネスモデルとなります。EC市場は継続的な成長を続けているものの、実務経験を有する人材が慢性的に不足しており、多くの企業が採用難に直面している状況です。人材需要が極めて高い市場において、「決定困難な登録者」を「高付加価値人材」へと転換し、紹介料に依存しない収益構造の実現を目指すものとなっています。

この記事の目次

1 「紹介できない」人材紹介会社が抱える悩みとは
2 塩漬け資産を収益源に変える、レベニューシェア型の新モデル
- 2.1 初期投資・運用コスト不要で新規事業を開始
- 2.2 レベニューシェアによる安定収益の創出
3 最短1ヶ月で即戦力化し、紹介成功率の向上へ
- 3.1 AI×ECスキルを兼ね備えた次世代人材へ
- 3.2 紹介する時代から、人材を育てる時代へ
4 会社概要

「紹介できない」人材紹介会社が抱える悩みとは

人材紹介業界において、多くの企業が共通して抱えている課題が存在します。それは、データベースに蓄積されながらも、既存の求人案件とはマッチせず「十分に活用しきれていない登録者」の存在です。集客コストをかけて獲得した求職者が、スキルや経験のミスマッチによって紹介に至らないケースは少なくなく、これら未活用人材のポテンシャルをいかに引き出すかが、業界全体の大きな転換点となっています。

優秀な人材は市場に現れず、ノンスキル層が蓄積される構造

人材市場の構造上、真に優秀な人材ほど転職市場に現れにくい傾向があります。現職で高く評価されているため、転職活動そのものが不要であり、転職を検討する場合でも企業からの直接スカウトやヘッドハンティングによって動くケースが大半となっています。一方で、人材紹介会社のデータベースには、ノンスキル層や未経験層の登録者が日々増え続けています。意欲はあるものの、企業が求める即戦力スキルを持たないため、マッチングが難しいという課題を抱えています。

「登録者は1万人いるが、実際に紹介できるのは1割以下」

「未経験者の書類選考通過率は1割以下で、企業に提案しても断られてしまう」

「ノンスキル登録者は事実上の死蔵資産になっている」

こうした声が、人材紹介会社の現場から多く聞かれる状況です。

紹介料依存の収益構造がもたらす不安定性

さらに、人材紹介業界の収益構造は紹介料に大きく依存しており、採用市場の動向に業績が左右されやすいという課題があります。特に景気後退期には企業の採用抑制により、収益が大きく落ち込むリスクを抱えています。

従来モデルの課題として、以下のような構造的な問題が長年指摘されてきました。

成果報酬型のため、決定しなければ収益が発生しない
採用市況の好不況が業績に直結する
ノンスキル登録者からは収益が生まれない
データベースの多くが活用されない

一方で、EC市場では深刻な人材不足

参考：経済産業省「令和6年度デジタル取引環境整備事業（電子商取引に関する市場調査）」1．調査結果概要（1）国内電子商取引市場規模（BtoC及びBtoB）より

EC市場規模は26.1兆円と右肩上がりに成長を続けており、「応募が来ない」「EC経験者が市場にいない」といった企業の声が多く聞かれます。しかし、実務経験がないという理由から、未経験者の書類選考通過率は1割以下に留まっており、需要と供給のミスマッチが深刻化しています。特に地方の中小EC企業は、採用難、外注費の高騰、成長機会の喪失という三重苦に直面しています。