【調査結果】お盆玉の認知度は約3割、若年層が主流に - マルアイ「2025年お盆玉実態調査」で夏休み動向も明らかに

株式会社マルアイ(本社:山梨県市川三郷町、代表取締役社長:村松道哉)は、「こころ くらし 包む」をモットーに紙製品・化成品を通じて毎日の暮らしに彩りと楽しさを提供する企業です。同社はこのたび、20代以上の男女を対象に「2025年お盆玉に関する実態調査」「2025年夏休みの動向調査」を実施しました。

同社が20代以上の男女4,797人を対象とした事前調査では、「お盆玉」の認知度は約3割という結果が出ています。そのうち約3割が今年の夏にお盆玉を贈る予定があり、年代別でみると特に若年層が多いことが明らかになりました。

また、お盆玉を贈ると回答した309名への詳細調査では、贈る相手は子どもが中心で、金額は子どもも大人も1,000円から4,999円が主流となっています。物価高が続き家計への負担が増す中でも、2025年に贈るお盆玉の総額は2024年と変わらない人が約5割、増やす人が約2割いることが判明しました。

さらに、20代以上の男女599名への「2025年夏休みの動向調査」では、今年の夏休みは約6割が自宅で過ごす予定である一方、旅行や日帰りレジャー、自宅近辺での外出予定がある人が昨年より増加しており、今年は"お出かけ需要"が高まっていることが示されています。

主な調査結果

①お盆玉を知っている人は約3割。そのうち今年の夏にお盆玉をあげる人は約3割で特に若年層が多い。

②お盆玉をあげる相手は子どもが中心。あげる金額は「1,000〜4,999円」が主流。

③今年2025年にあげるお盆玉の総額は、昨年2024年の総額と比較すると「変わらない」が最多の56.0%。次いで「増える」が26.5%で、その背景には物価高の影響も見受けられました。

④今年の夏休みは「自宅でゆっくりする」が63.4%と昨年同様に最多。「自宅近辺で外出する」「国内旅行に行く」「日帰りレジャーに出かける」「海外旅行に行く」は昨年から増加傾向。

⑤この夏は家族や親戚とのおつきあいで「何もしない」が46.4%と昨年同様に最多で、次いで「会いに行く」が25.0%。

詳細

①お盆玉を知っている人は約3割。そのうち今年の夏にお盆玉をあげる人は約3割で特に若年層が多い。

20代以上の男女4,797人を対象にした事前調査で「お盆玉を知っているか」と質問したところ、「知っている」26.8%、「知らない」73.2%という結果になりました。「知っている」と回答した人を年代別で見ると最多が40代29.3%、次いで20代28.4%でした。男女別では女性29.7%、男性23.9%となっています。

「知っている」と回答した1,286名に対し、「今年の夏、お盆玉をあげるか」と質問したところ、「あげる」と回答した人は31.6%でした。年代別では最多が20代49.8%、次いで30代44.1%と、お盆玉をあげるのは若年層(20代・30代)が多いことが明らかになりました。男女別では男性44.9%、女性20.9%で、今年の夏にお盆玉をあげる予定があるのは男性の方が多いことがわかりました。

②お盆玉をあげる相手は子どもが中心。あげる金額は「1,000〜4,999円」が主流。

「今年の夏にお盆玉をあげる」と回答した309名に対し、「お盆玉を誰にあげるか」と質問すると、あげる相手は最多が「親族の子ども」67.3%、次いで「自分の子ども」62.5%、「孫」54.0%と、子どもにあげる割合が高い結果となりました。一方、「親」49.8%、「祖父母」48.2%、「自分の兄弟姉妹」47.2%と、子ども以外にあげる人も一定数存在することが判明しました。また、あげる金額は、あげる相手との関係性にかかわらず「1,000〜4,999円」が主流という結果になっています。

③今年2025年にあげるお盆玉の総額は、昨年2024年の総額と比較すると「変わらない」が最多の56.0%。次いで「増える」が26.5%で、その背景には物価高の影響も見受けられました。

「今年2025年にあげるお盆玉の総額は、昨年2024年と比較するとどのようになるか」の質問に対し回答は、「変わらない」が56.0%と最多で、次いで「増える」が26.5%という結果になりました。

「変わらない」と回答した人にその理由を聞いたところ、「毎年同じ金額をあげている(30代/男性)」といった習慣的な理由のほかに、「物価が上がったから(30代/男性)」「自分の収入が変わらないから(30代/女性)」といった、経済的な事情により増やしたくても増やせない人も一定数いることがわかりました。

一方、「増える」と回答した人の理由は、「子どもの成長に合わせて増やす(30代/男性)」「孫が増えたので金額も増える(70代/男性)」など、子どもの成長や家族構成の変化に応じた理由が多くなっています。また、「物価が上がっているので金額を増やす(20代/女性)」といった声もあり、経済的な負担がある中でも、相手を思いやる気持ちから金額を増やすケースも見られました。

さらに、お盆玉をあげる目的を聞いたところ、「孫が楽しみにしているから(70代/女性)」「子どもを喜ばせたい(30代/男性)」など、相手の喜ぶ姿が見たいという気持ちや、「日頃の感謝の気持ちとして(30代/男性)」「夏の楽しみ(30代/男性)」など、コミュニケーションや季節のイベントとして楽しむ意識が見られました。

また、「どのようにお盆玉をあげるか」と質問したところ、最多が「現金をぽち袋に入れて手渡す」58.6%で、現金以外は「口座に振り込む」13.9%、「電子マネーで送金する」13.6%で1割程度にとどまりました。

④今年の夏休みは「自宅でゆっくりする」が63.4%と昨年同様に最多。「自宅近辺で外出する」「国内旅行に行く」「日帰りレジャーに出かける」「海外旅行に行く」は昨年から増加傾向。

夏休みの動向調査を20代以上の男女599名に実施したところ、「今年の夏休みはどのように過ごす予定か」の質問に対し回答は、「自宅でゆっくりする」が63.4%と最多で、次いで「自宅近辺で外出する」23.9%、「仕事をする」21.4%という結果になりました。

昨年の調査結果と比較すると、「国内旅行に行く」は16.3%から4.4%増の20.7%、「自宅近辺で外出する」は20.3%から3.6%増の23.9%、「日帰りレジャーに出かける」は16.5%から0.2%増の16.7%、「海外旅行に行く」は3.3%から0.2%増の3.5%と、外出するような予定が全体的に増加傾向でした。このことから、今年の夏休みは昨年よりも"お出かけ需要"が高まっていることが明らかになりました。

⑤この夏は家族や親戚とのおつきあいで「何もしない」が46.4%と昨年同様に最多で、次いで「会いに行く」が25.0%。

「今年の夏、家族や親戚とのおつきあいで何をするか」の質問に対する回答は、最多が「何もしない」46.4%、次いで「会いに行く」25.0%でした。昨年の調査結果と比較すると、「会いに行く」は23.2%から25.0%へと1.8%増加しています。一方で「何かしら品物を手渡すもしくは送る」は2.8%減の10.7%、「お中元を手渡すもしくは送る」は2.1%減の13.2%で、会いに行く人は増えているものの、品物のやりとりについては控えめになってきていることがわかりました。

考察

「お盆玉」の認知度は約3割と、一定層に夏の習慣として定着してきていることがわかりました。特に20代や30代の若年層に多く親しまれていることから、今後も夏の風物詩のひとつとして受け継がれていくことが考えられます。また、物価高による家計の圧迫が続く中でも、お盆玉の金額を昨年から減額する人は少なく、相手の喜びや楽しみを大切にする気持ちが感じられる結果となっています。

株式会社マルアイは、祝儀袋やのし紙、封筒やレターなどの商品を通じて、人と人のこころをつなぐお手伝いをしてきました。同社は今後も日本ならではの文化を大切に、お盆玉袋などのコミュニケーションアイテムの提供により、人々の暮らしに楽しさを届けていく方針です。

お盆玉とは

「お盆玉」は、お盆に帰省した際に子どもや孫、祖父母へ、日ごろの感謝を込めてお心付けやお小遣いを贈る習慣を、株式会社マルアイが、お正月の風物詩である「お年玉」になぞって名付けた造語です。2010年に商標登録されました。

調査概要

調査名:2025年お盆玉に関する実態調査
対象条件:全国20代〜60代以上の男女
調査期間:2025年6月11日〜6月17日
調査方法:インターネットを利用したアンケート
調査有効回答数:309名

調査名:2025年夏休みの動向調査
対象条件:全国20代〜60代以上の男女
調査期間:2025年6月10日〜6月11日
調査方法:インターネットを利用したアンケート
調査有効回答数:599名

※全国の20代以上の男女4,797人を対象に事前調査を実施し、そのうち「今年の夏、お盆玉をあげる」と回答した309名に対して、「2025年お盆玉に関する実態調査」を行いました。

マルアイについて

1888(明治21)年創業。山梨県市川大門に本社を構え、祝儀袋や事務用封筒などの日用紙製品と、食品や精密機器を保護するための産業用包材を製造・販売しています。中でも祝儀袋・不祝儀袋は合わせて約500種類以上を展開し、業界で高いシェアを占めています。「こころ くらし 包む」をモットーに、みなさまの暮らしを豊かにする製品を提供しています。

社名:株式会社マルアイ
代表:村松道哉
本社所在地:山梨県西八代郡市川三郷町市川大門2603番地
設立:昭和22年5月30日

出典元: 株式会社マルアイ プレスリリース

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