
三井住友カード株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 CEO:大西幸彦)、エスシー・カードビジネス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:沢田 修)、株式会社トラストバンク(本社:東京都品川区、代表取締役:福留 大士)の3社は、2025年7月3日(木)より、ふるさと納税ポータルサイト「Vふるさと納税」のサービスを開始したことを発表しました。このサービスは、SMBCグループが提供する個人向け総合金融サービス「Olive(オリーブ)」における非金融サービスの新たな事業展開となります。
また、3社は地域の持続的な発展に寄与することを目的とした業務提携の基本合意書を締結しており、地域の魅力を伝える返礼品の開発など、ふるさと納税を通じた地域発展への貢献を目指しています。
この記事の目次
取り組みの背景と各社の役割
三井住友カード、エスシー・カードビジネス、トラストバンクの3社は、地域課題の解決や地域創生に向けた様々な取り組みを進める中で、「地域を元気にしたい」という共通のビジョンを持ち、「Vふるさと納税」を協働で推進することとなったとのことです。
この協業において、三井住友カードは豊富な会員基盤を活かしたプロモーションやVpass会員、Olive会員との接点強化を担当します。エスシー・カードビジネスはポータルサイトの運営を行い、トラストバンクは全国の自治体・返礼品の情報提供を通じて、寄附者体験の向上に取り組むとのことです。
3社はそれぞれの強みを活かした連携をさらに深めながら、地域課題の解決や地域創生に貢献するとともに、お客さまや寄附者にとってより身近で魅力的なふるさと納税サービスの提供を目指していくとされています。

「Vふるさと納税」の特徴
①豊富な自治体・返礼品ラインナップ
「Vふるさと納税」は、業界最大級のふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクとの連携により、約1,600の自治体と約70万点という幅広い返礼品ラインナップを提供しています。
また、地域貢献に関する今回の協業に伴い、「Vふるさと納税」限定の返礼品開発も進められています。さらに、Olive非金融サービスの第一弾として2025年3月にサービスを開始した旅行ポータルサイト「Vトリップ」と連携し、「Vトリップ」で利用できる旅行パッケージを返礼品として提供するなど、「Vふるさと納税」ならではの魅力的な返礼品の用意が検討されているとのことです。

②Vpassとの連携
三井住友カードの会員向けサービス「Vpass」会員は、VpassIDを用いて「Vふるさと納税」の会員登録やログインをすることができます。一度会員登録を行うと、Vpassにログインした状態から「Vふるさと納税」に移動した際に、IDやパスワードを入力する手間が省けるようになります。
2025年内には、Vpass内のアイコンから「Vふるさと納税」ページに直接アクセスできるよう開発が進められているとのことです。なお、VpassIDを持っていない方も「Vふるさと納税」を利用することは可能です。
<アクセス>

<会員登録>


<ログイン>


③Vポイントを寄附金額へ充当できる機能(開発中)
「Vふるさと納税」では、三井住友カードの利用などで貯めたVポイントを、ふるさと納税の寄附金額に充当して利用できる機能が開発されています。この機能により、「Vふるさと納税」は「Vポイントが使える唯一のふるさと納税サイト」となる予定です。この新機能は2025年内に開始される予定とのことです。

地域活性化に向けた連携協定
ふるさと納税市場は年々拡大を続けていますが、地域ごとの差別化を図るためには、地域の魅力をより深く伝える返礼品の提供が求められています。このような状況を踏まえ、3社は基本合意書を締結し、自治体・地域事業者・寄附者をつなぐ新たな枠組みの構築に向けた取り組みを開始したとのことです。
地域の特産品や工芸品といった「モノ」の魅力をさらに高めるとともに、地域資源を活用した体験型返礼品の開発などにより「コト」の価値を提供することで、地域の魅力を多面的に発信し、寄附者により大きな満足を提供する仕組みを推進していく方針とされています。
このように、三井住友カード、エスシー・カードビジネス、トラストバンクの3社は「Vふるさと納税」を通じて、地域の持続的な発展に貢献する取り組みを強化しています。Vポイントの活用機能やVpassとの連携など、独自の特徴を持つサービスによって、ふるさと納税をより身近で魅力的なものにしていくことが期待されます。
出典元: 三井住友カード株式会社 プレスリリース