株式会社I-ne、Z世代向け動画コマースプラットフォーム「TikTok Shop」に公式オンラインストア『& Habit』を開設

株式会社Iーne(本社:大阪市中央区、代表取締役:大西洋平 証券コード:4933)は、Z世代を中心に急速な成長を遂げている動画コマースプラットフォーム「TikTok Shop」に参入し、2025年6月30日より同社の公式オンラインストア『& Habit(アンドハビット)』の運営を開始しました。取り扱いブランドには、BOTANIST、YOLU、SALONIAなどが含まれています。同社はTikTok Shop向けに専門チームを社内で立ち上げ、自社商品のさらなる認知拡大と顧客接点の最適化を推進していく方針です。

TikTok Shopの概要

「TikTok Shop」は2024年に日本国内で本格的にサービスを開始した新しいEコマースプラットフォームです。TikTokアプリ内で商品の閲覧から購入までをシームレスに完結できる、新たな購買体験を提供する「ディスカバリーEコマース」として注目を集めています。ユーザーは動画コンテンツを視聴する中で自然に商品との出会いが生まれ、そのまま購入へと進むことができる点が特徴です。

株式会社Iーneの参画背景と戦略

株式会社Iーneでは、これまでもSNSプラットフォーム上でのユーザーとの接点構築やインフルエンサーを起点とした購買行動の重要性に着目してきたとのことです。今回のTikTok Shop参入を機に、同プラットフォームを重要な新規販路として位置づけ、TikTok Shopの戦略立案および運用を専門的に担う専任プロジェクトチームを社内に新設したと発表しています。

この取り組みを通じて、同社は以下の強化ポイントに注力していくとしています。

  • 動画コンテンツを起点とした自然な商品認知の創出
  • ユーザー体験の向上による商品価値の効果的な伝達
  • Z世代を中心とした若年層との新たな接点獲得
  • ブランドエンゲージメントの深化と顧客ロイヤルティの向上

これらの施策により、従来の販売チャネルとは異なるアプローチで消費者との関係構築を図り、新たな顧客層の開拓を目指しているようです。

TikTok Shopを活用したブランド戦略

株式会社Iーneは、TikTok Shopという新たなプラットフォームを活用し、各ブランドの特性に合わせた戦略的なコンテンツ展開を計画しているとのことです。特に以下のような取り組みに注力していく予定だと発表しています。

1. インフルエンサーコラボレーション:TikTokで人気のインフルエンサーとのコラボレーションを通じて、商品の魅力を自然な形で発信

2. ライブコマース:リアルタイムのライブ配信を通じて、商品の特長や使用方法を詳しく紹介し、視聴者との双方向コミュニケーションを実現

3. トレンド活用:TikTok上で流行しているトレンドやハッシュタグチャレンジを活用した商品プロモーション

4. ユーザー参加型キャンペーン:商品を使用したユーザー投稿を促進するキャンペーンの実施

これらの施策を通じて、従来の広告とは異なる形での商品認知拡大と、Z世代を中心とした新たな顧客層の獲得を目指すとしています。

「TikTok Shop」出店の詳細

株式会社Iーneが開設した「TikTok Shop」の公式ストアの詳細は以下の通りです。

・店舗名:and Habit公式店(アンドハビット)

・取扱ブランド:BOTANIST、YOLU、SALONIAなどの人気ブランド

同ストアでは、各ブランドの人気商品を中心に、TikTok Shop向けの特別企画や限定コンテンツも展開していく予定とのことです。動画フォーマットを活かした商品紹介や使用感の訴求など、ユーザーにとって価値ある情報発信を積極的に行っていくとされています。

株式会社Iーneの会社概要

・会社名:株式会社I-ne(アイエヌイー)

・設 立:2007年3月

・代表者:代表取締役社長 大西 洋平

・所在地:〒541-0058 大阪府大阪市中央区南久宝寺町4-1-2御堂筋ダイビル8階

主な取り扱いブランド

株式会社Iーneは、以下のような多様な人気ブランドを展開しています。

・BOTANIST - 植物由来成分にこだわったボタニカルライフスタイルブランド

・SALONIA - 「毎日のケアを特別に」をコンセプトにしたヘアケア・スタイリング家電ブランド

・YOLU - 「美しさは生き方から」をコンセプトにした新しいスキンケアブランド

・DROAS - ライフスタイルに合わせたファッションアイテムを提案するブランド

・Qurap - 暮らしに彩りを与えるホームケアブランド

・Tearal - 日常に寄り添う心地よさを提供するライフスタイルブランド

・SOLAMY - 「自分らしく輝く」をテーマにしたビューティーブランド

・ReWEAR - サステナブルな価値観を反映したアパレルブランド

今後の展望について

TikTok Shopに代表される「体験起点型EC」の台頭と拡大は、現代の消費者の購買行動そのものが大きく変化していることを示しています。SNSでの動画視聴から自然な流れで購入に至るこうした新しい購買プロセスは、特にZ世代を中心に急速に普及しています。

株式会社Iーneでは、今後もこのような成長市場へのタイムリーかつ戦略的な対応を進めながら、ユーザー体験の最大化と販路の最適化を両立する体制をさらに強化していく計画だそうです。急速に変化するデジタルマーケティング環境において、顧客ニーズに柔軟に対応できる組織体制の構築を進めているとのことです。

同社では、TikTok Shopへの参入を単なる販路拡大だけでなく、新たなブランド体験の創出と捉えており、動画コンテンツを通じた商品価値の訴求や、双方向コミュニケーションの強化により、より深い顧客関係の構築を目指しているようです。

出典元:株式会社I-ne

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