株式会社菊地の初BtoCブランド「mih」がLINE上で完結するECシステム「Atouch」導入で高いコンバージョン率を実現

理美容商材や機器の卸売を中心としたBtoB事業を展開する株式会社菊地が、初めて立ち上げたBtoCブランド「mih(ミー)」において、LINE上で商品紹介から決済までを完結できるシステム「Atouch」を導入し、高い成果を上げていることがわかりました。このたび、IRISデータラボ株式会社(東京都港区南青山、代表取締役:安達教顕)がその活用事例を公開しています。

今回の導入事例では特筆すべき点として、LINE友だち登録者の約90%が購入に至るという非常に高いコンバージョン率を達成しているとのことです。LINE上で商品紹介から決済までをスムーズに完結できる「Atouch」の強みが、ECビジネス未経験からのオンライン販売展開において大きな成果をもたらした好例となっています。

株式会社菊地の企業概要

株式会社菊地は、理美容室向けに美容商材・機器の卸売業務を行う美容代理店事業を展開しています。さらに、経営支援やマーケティング支援など、幅広いコンサルティングサービスも提供しているBtoB企業です。2025年に初のBtoCブランド「mih(ミー)」を新たに立ち上げ、北海道日本ハムファイターズとのコラボレーションを通じたプロモーション活動を積極的に展開しています。オール北海道素材を活用したハンドクリームなどの商品ラインナップを用意し、新しい市場の開拓に挑戦している企業です。


Atouch導入前の課題とLINE活用への展望

「mih」ブランドの立ち上げ当初、株式会社菊地にとってEC事業自体が初めての取り組みだったそうです。北海道のプロ野球ファンをはじめとする幅広い層に商品を届けるためには、実店舗だけでなくオンライン販売の展開が不可欠だと認識していましたが、一般的なECサイトでは顧客との継続的な関係性構築が難しいという課題があったとのことです。

このような状況の中で、LINEの高い普及率に着目し、さらに株式会社ガバットプラス様からの紹介をきっかけに「Atouch」との出会いがあったといいます。LINE上で商品の販売から決済まで完結できる手軽さと、ユーザーにとっての親しみやすさに魅力を感じ、導入を決定するに至ったということです。

導入の決め手となった要因とスムーズな立ち上げプロセス

Atouchの導入は、契約締結からわずか1ヶ月半という短期間で完了したとのことです。LINEのリッチメニューの設計程度の準備で始められる手軽さと、一般的なECモールと比較して「100倍楽」と感じられるほどの導入スピードが、大きな魅力となったようです。

また、LINEというプラットフォームを活用することで、ブランドの想いや背景、商品の使用方法などをわかりやすく伝えられるコミュニケーション設計が可能になりました。さらに、商品選択から決済までのプロセスがLINE上で完結するため、ユーザーの購買プロセスからの離脱を効果的に防ぐことができたと担当者は述べています。

Atouchを活用した効果的な販売戦略と具体的な成果

現在、株式会社菊地の「mih」ブランドでは、売上の約60%がAtouchを経由して生まれているそうです。さらに注目すべき点として、LINE友だち登録者の約90%が実際の購入に至っており、LINE上での販売戦略が極めて大きな成果を生み出していることが明らかになっています。

同社では、AmazonなどのECモールを活用して新規顧客を集客し、そこからLINEへと誘導する戦略を採用しているとのことです。LINEでは北海道日本ハムファイターズ選手のオフショットや限定画像など、ファンの心を掴む独自のコンテンツを積極的に発信することで、顧客との関係性を深めることに成功しているようです。

また、北海道日本ハムファイターズとの冠試合開催時には、来場者約3万人に対してLINE登録を訴求する施策を実施しました。試合当日にLINE登録を行い、後日商品購入につながったケースも多く見られ、LINEの即時性と顧客接点としての強さが際立つ結果となったといいます。




今後の展望と成長戦略

株式会社菊地では、今後の展開としてLINE友だち数1万人という具体的な目標を設定しているとのことです。さらに、北海道内の企業とのさらなるコラボレーション展開も計画中であり、「お客様がワクワクしながら買い物できる場作り」をテーマに、LINEとAtouchを活用したファンマーケティングを積極的に推進していく方針を示しています。


「Atouch」サービスの概要

「Atouch」は、LINEのトーク画面上で商品を選択し、そのまま決済まで完了できる便利な機能を備えたシステムです。購入者にストレスのない購買体験を提供することで、事業者の売上機会の損失を防ぎ、売上向上をサポートする目的で開発されたとのことです。


IRISデータラボ株式会社について

IRISデータラボ株式会社は、2020年より政府や自治体向けにLINEヤフー株式会社と協力し、コロナ対策のLINE公式アカウントを多数サポートしてきた実績を持っています。

こうした経験と知見を活かし、2022年10月にLINE公式アカウントAPIツール「Atouch(アタッチ)」をリリースしました。このツールにより、企業はLINEのトーク上で商品陳列や決済を行うことができるようになり、顧客側はIDやパスワードの入力なしで簡単に購入プロセスを完了させることが可能になったといいます。

さらに、2024年度にはサービス拡充の一環として、デジタル電子チケットの販売機能やライブコマース機能「Atouch Tig」を導入しています。「ECを、もっと、みんなのそばに。」という理念のもと、エンドユーザーへの価値提供を一層強化している企業です。

IRISデータラボ株式会社の会社概要

会社名:IRISデータラボ株式会社
設立:2019年3月5日
住所:107-0062 東京都港区南青山2-7-30 ムラハンビル1階
代表取締役:安達教顕

出典元: IRISデータラボ株式会社

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