東芝テック株式会社は、クーポン発券クラウドサービス「テッククーポンデリ」と、株式会社IWが運営する応援広告サービス「センイルJAPAN」を連携させた新サービス「かみ推しレシート」を2025年6月13日より開始することを発表しました。このサービスにより、ファンは自身が作成した推しのイラストやメッセージをレシートに広告として印字することが可能になります。
「かみ推しレシート」は、東芝テックの既存サービス「テッククーポンデリ」の印字スペースを活用し、ファンが作成した応援広告をレシートに印字するサービスです。これにより、推し活と買い物を組み合わせた新しい購買体験を提供します。同サービスは初期展開として株式会社マルハチが運営するスーパーマルハチの25店舗で開始され、今後順次拡大される予定とのことです。
この記事の目次
新サービス「かみ推しレシート」について
東芝テック株式会社が提供する「テッククーポンデリ」は、2020年にサービスを開始したクーポン発券クラウドサービスです。このサービスは、会計時にレシートと一緒に購入内容に関連したクーポンやキャンペーン情報を印字して発券します。
今回開始する「かみ推しレシート」では、この印字スペースを新たな形で活用するとのことです。具体的には、ファンが作成した推しのイラストやメッセージを応援広告として印字するサービスとなります。これにより、ファンは自身の「推し」に対する思いをレシートという形で形にすることができるようになります。
【サービス概要】
サービス名：かみ推しレシート
開始日：2025年6月13日
提供企業：東芝テック株式会社、株式会社IW
初期対応店舗：株式会社マルハチ運営 スーパーマルハチ25店舗
サービス内容：レシートに推しのイラストやメッセージなどの広告を印字するサービス
「かみ推しレシート」の特徴と活用例
「かみ推しレシート」の最大の特徴は、ファンが自身の作成した応援広告をレシートという形で手元に残せることです。例えば、推しの誕生日に購入したバースデーケーキと一緒に応援広告を印字するなど、推し活と買い物を組み合わせた新しい購買体験を提供します。
また、小売店側にとっても、すでに導入している「テッククーポンデリ」を活用して新たな消費者体験を提供できるというメリットがあるとのことです。これにより、店舗の認知度向上や来店動機の創出など、新たな集客効果も期待できるとしています。
「センイルJAPAN」との連携について
株式会社IWが運営する「センイルJAPAN」は、『推し広告®』をテーマに誰でも簡単にファン自身が推しのアイドルや俳優、YouTuberの誕生日などに広告を出すことができるサービスです。広告枠の仲介から実際に入稿する広告のデザインや映像制作までをサポートしており、日本最大級の推し広告専門代理店として累計3,000件以上の実績を持っているとのことです。
今回の提携により、東芝テックは「テッククーポンデリ」の印字スペースを「センイルJAPAN」が募集する広告枠の一つとして提供します。これにより、「センイルJAPAN」を通じてファンが作成した応援広告をレシートに印字することが可能になるとしています。
サービス開始時期と対象店舗
「かみ推しレシート」は2025年6月13日より「センイルJAPAN」のサービス内で広告枠として取り扱いが開始されます。広告募集はサービス開始と同日より、株式会社マルハチが運営するスーパーマルハチの25店舗で開始し、今後順次加盟店やエリアを拡大していく予定だとしています。
対象店舗の詳細については、「センイルJAPAN」サービス内の広告媒体一覧から確認することができます。
サービス利用のメリット
「かみ推しレシート」サービスには、ファン、小売店双方にメリットがあるとされています。
- ファンにとってのメリット
自身が作成した応援広告をレシートという形で手元に残すことができます。また、日常の買い物と推し活を組み合わせた新しい体験ができるようになります。推しの誕生日など特別な日に合わせて利用することで、より思い出深いものになるでしょう。 - 小売店にとってのメリット
すでに導入している「テッククーポンデリ」を活用して新たな消費者体験を提供できます。これにより、店舗の認知度向上や来店動機の創出など、新たな集客効果も期待できます。特に若年層やファン文化に関心の高い顧客層の取り込みに効果的だとされています。 - 推し文化の新たな表現方法の提供
従来のポスターや電車広告などとは異なり、日常的に手に取るレシートという媒体を通じて推し文化の新たな表現方法を提供します。これにより、ファン文化のさらなる広がりが期待できるとのことです。
「センイルJAPAN」について
「センイルJAPAN」は、累計3,000件以上の実績を持つ、日本最大級の推し広告専門代理店です。ファンの想いを形にするプロフェッショナルとして、これまで数多くの応援広告を手がけてきました。広告枠の仲介だけでなく、実際に入稿する広告のデザインや映像制作もサポートしており、ファンの思いを最大限に表現するお手伝いをしているとのことです。
東芝テックの今後の展望
東芝テックは「グローバルトップのソリューションパートナー」になることを目指し、お客様やパートナーとの共創によってさまざまな課題の解決と、新たな価値の創出に取り組んでいるとのことです。今回の「かみ推しレシート」サービスの開始も、その取り組みの一環として位置づけられています。
今後も東芝テックは、新たなパートナーとの協業や技術革新を通じて、小売業界におけるDXの推進や、消費者体験の向上に貢献していくことを目指しているとしています。「テッククーポンデリ」のような既存サービスの新たな活用方法を模索し、顧客と小売店双方に価値を提供するソリューションの開発を継続的に行っていく予定とのことです。
用語解説
・「かみ推しレシート」：東芝テック株式会社が商標出願中のサービス名称です。レシートに推しのイラストやメッセージを印字できるサービスを指します。
・「推し広告®」：株式会社IWの登録商標です。ファンが自分の推しを応援するために出稿する広告全般を指す言葉として使用されています。
・「テッククーポンデリ」：東芝テックが2020年から提供しているクーポン発券クラウドサービスです。会計時にレシートとともに購入内容に関連したクーポンやキャンペーン情報の印字と発券を行います。
・「センイルJAPAN」：株式会社IWが運営する応援広告サービスです。韓国語で「誕生日」を意味する「センイル」という言葉が使われており、推しの誕生日などに広告を出すサービスとして知られています。
出典元：東芝テック株式会社 プレスリリース
