PROJECT GROUP、ABテストツール「Optimize Next」が進化 - Microsoft Clarityとの連携で分析力が向上

2025年6月11日 2025年6月11日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

PROJECT GROUP株式会社（東京都千代田区、代表取締役：田内広平）が提供するABテストツール「Optimize Next」において、Microsoft社のアクセス解析ツール「Clarity」との連携機能を追加するアップデートを実施したことが発表されました。

今回の連携により、ユーザーはClarityのヒートマップやセッションリプレイなどの機能を、Optimize Nextで実施したABテストのパターンごとに分析することが可能になったとのことです。これにより、各テストパターンにおけるユーザー行動の違いをより詳細に把握できるようになります。

この記事の目次

1 連携機能の詳細
2 対象プラン
3 Optimize Next 開発責任者・植松氏のコメント
4 Microsoft Clarityについて
5 Optimize Nextについて
6 PROJECT GROUP株式会社について

連携機能の詳細

今回のアップデートによって、Optimize Nextは、ABテスト実施時に「サイトを訪れたユーザーがどのパターンに振り分けられたか」を示す情報（テストパターンID）をClarityに対して送信できるようになりました。これにより、テストパターンごとの分析が可能になるとのことです。

Clarity上では、この「テストパターンID」を使ってフィルターを適用することで、特定のテストパターンに割り当てられたユーザーだけを対象とした分析を行うことができるそうです。これにより、各バリエーションのパフォーマンスをより深く理解することが可能になります。

また、Optimize Next上に表示されるリンクから「フィルターが適用された状態のClarityダッシュボード」に直接遷移することができるため、ユーザーが手動でフィルターを設定する必要はなく、スムーズな分析ワークフローが実現するとのことです。

対象プラン

この新機能は、Optimize Nextの「ベーシックプラン」または「プレミアムプラン」をご利用中のコンテナが対象となります。「フリープラン」または「スタータープラン」をご利用の場合は、この連携機能を利用するためにアップグレードが必要とのことです。

Optimize Next 開発責任者・植松氏のコメント

今回の連携機能追加の背景には、「ClarityでABテストパターン別の分析がしたい」というユーザーからの要望が急増していたという事実があるそうです。日本のマーケターの間でClarityの人気が上昇していることを感じ、迅速なリリースが実現したとのことです。

これまで「ヒートマップ機能がない」という理由でOptimize Nextを利用できなかったユーザーにも、「Optimize Next × Microsoft Clarity」という新たな選択肢を提供できるようになったことを大変嬉しく思うと述べています。

Optimize Nextが新たに掲げることとなった「ツール連携ハブ」としての役割を果たすべく、今後も様々なコラボレーションを企画していく予定とのことで、続報にも期待が寄せられています。

Microsoft Clarityについて

完全無料のアクセス解析ツール

Clarityは、ヒートマップやセッションリプレイなどの機能を搭載した、Webサイト訪問者の行動分析ツールです。多機能でありながら無料で利用できることから、多くのマーケターに支持されており、全世界で100万以上のWebサイトに導入されているとのことです。

Optimize Nextについて

ABテストツールの決定版

「Google オプティマイズ廃止後の代替ツール」として国内で最も利用されているABテストツールです。（※1）2025年6月時点で5,300以上のWebサイトに導入されているとのことです。

主なツールの特徴は次の通りです。

サーバーレスだから、無料で、安心。
「Google Tag Manager」の仕組みを応用することで、サーバーレスを実現しています。無料での提供が可能なのは、サーバーコストがかからないためです。また、テストの配信に関しても、安定性が担保されています。
使いやすいツール設計。
累計25,000件以上のABテストを実施してきた経験・ノウハウをもとに開発されており、初めてABテストに取り組むユーザーにとっても使いやすいツール設計となっているそうです。
分かりやすい日本語表記。
ツールの標準言語が英語の場合、不自然な日本語訳に困惑することがよくあります。Optimize Nextは最初から日本語をベースとして開発されているため、用語の誤解などの心配がないとのことです。

※1）Google オプティマイズ廃止後の代替ツール検討、選定状況に関する調査結果より

PROJECT GROUP株式会社について

PROJECT GROUP株式会社は、グロースハック領域において国内トップクラスの実績を持つ、マーケティング戦略のコンサルティング企業です。150社・250サービス以上、25,000件以上のABテスト、累計100億円以上の売上改善の実績を持っており、ユーザー行動分析に特化した技術と、徹底したデータドリブンかつ量質転化的なアプローチを得意としているとのことです。

同社の特徴として、スタッフ全員がデータアナリストでありグロースハッカーであることが挙げられます。現在は、さまざまな企業とマーケティングR&D（共同研究）を行い、検証データをもとにしたサービスに適したマーケティング戦略の立案と実行をサポートしています。