
IVA株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:相原 嘉夫)が運営する国内シェアNo.1のAI真贋鑑定サービス「フェイクバスターズ」は、株式会社find(本社:東京都港区、代表取締役CEO:高島 彬)と連携し、findが「メルカリShops」に出品するブランド品の真贋鑑定を実施することになりました。
findは、鉄道会社や商業施設などの提携先で拾得された落とし物のうち、法的保管期間を過ぎたものについて、各企業が所有権を取得した後、Eコマースプラットフォーム「メルカリShops」を通じてリユースする全国初となる循環モデルの実証実験を2025年2月から開始しています。この実証実験の一環として、出品前の落とし物に対し「フェイクバスターズ」が真贋鑑定を行い、正規品であることを確認した商品に認証タグを付与していくとのことです。
(※1)同社調べ、2022年12月調査、日本国内における「真贋鑑定サービス」として
(※2)find調べ、2025年2月調査、「メルカリShops」を活用し落とし物を再流通する取り組みとして
「フェイクバスターズ」は、偽造品が多く存在しているブランドを対象とした、累計鑑定数180万件を超える国内シェアNo.1のAI真贋鑑定サービスです。多様な経歴を持つ専門家で構成された鑑定チームと最新鋭の専門機器、AI鑑定技術を活用して、毎月4万件を超える鑑定依頼に対応しているとのことです。
背景と目的
鉄道会社や商業施設で拾得された落とし物は、遺失物法に基づき適切に保管・管理され、落とし主が現れた場合には返却されます。しかし、落とし主が見つからず、法的に保管期間が過ぎた場合はやむを得ず廃棄物として処理されるケースも少なくないようです。
findは、こうした落とし物を新たなリユース資源として有効活用する取り組みを推進しており、2025年2月から「メルカリShops」を活用した実証実験をスタートさせました。これまでに約300点を出品し、そのうち約3分の1が購入されるなど順調な滑り出しを見せているとのことです。一方で、一部のブランド品においては、真贋の信頼性確保が課題となっていました。
この課題解決のため、findがブランド品の落とし物を出品する前に「フェイクバスターズ」が真贋鑑定を実施し、本物と認定された商品には認証タグを付与することで、購入者に「本物である安心」を提供する取り組みを開始するとのことです。
落とし物クラウド「find」について
「落とし物クラウドfind」は、落とし主の「連絡するだけでも大変」「探したくても見つからない」という悩み・不安を、テクノロジーの力によって解決するサービスです。常に最先端の技術を取り入れ様々なサービスと連携することでアップグレードし、利便性向上を図っているとのことです。
また、遺失物管理だけではなく、返却率向上や管理者の業務効率化をはじめ、ユーザーとのコミュニケーションから警察署への連携まで、ワンストップで利用できる仕組みを提供しています。鉄道会社や商業施設、テーマパークなど、多くの人が集まる場所で必ず発生する「落とし物」を、迅速かつ効率的に見つかる環境づくりを支援し、ユーザーの満足度向上に貢献することで、導入企業と利用者の信頼関係を築き、安心して日常生活を送ることができる社会の構築に貢献しているとのことです。
「フェイクバスターズ」について
「フェイクバスターズ」は、偽造品が多く流通している約200ブランドを対象とした、累計鑑定数180万件を超える国内シェアNo.1のAI真贋鑑定サービスです。膨大なデータ基盤と豊富な鑑定ナレッジから開発されたAI鑑定に加え、多彩な経歴を持つ鑑定チームと最新鋭の専門機器を駆使して、正確かつ迅速に鑑定を行っているとのことです。
国内のマーケットプレイスやリユース企業を中心に数多くの企業と取り組みを拡大する一方で、2023年6月に台湾拠点、同年9月に中国法人を開設し、事業の海外展開も積極的に推進しています。今後は日本市場のみならず、アジア市場、欧米市場、欧州市場への展開も進めていく予定とのことです。

対応ブランドについて
現在、スニーカーブランドをはじめ、アパレル、アクセサリー、ラグジュアリーブランド、トレーディングカードなど200以上のブランドを鑑定することができるとのことです。今後も対応ブランドを追加していく予定だと発表しています。

代表取締役CEO プロフィール

相原 嘉夫(Yoshio Aihara)
1995年生まれ。青山学院大学大学院国際マネジメント研究科を卒業し、MBAを取得。学生時代に自身一社目となるアパレル関連の事業を展開。そこで成長を続けるスニーカー市場と、市場の長年抱える「フェイク問題」というペインに目をつけ、2019年にAIと鑑定士を掛け合わせることで高い精度を実現した真贋鑑定サービス「FAKEBUSTERS」を立ち上げ、IVA株式会社を設立。日本語・中国語のバイリンガル。「Forbes JAPAN 30 Under 30 2023」、「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」選出。
今後の展望
今後もfindと連携し、ブランド品に限らず、他のカテゴリの落とし物における信頼性のある流通体制の構築を、真贋鑑定を通じて支援していくことを目指しているとのことです。持ち主に戻らなかった物品を単に処分するのではなく、社会に還元する新たな選択肢として確立することで、落とし物を起点とした循環型経済の実現に貢献していく方針だと発表しています。
まとめ
本連携により、落とし物として拾得され、持ち主が見つからなかった品物が適切に鑑定され、新たな所有者へと届けられる循環の仕組みが強化されます。フェイクバスターズのAI技術と専門家の目による鑑定は、リユース市場における信頼性を高め、持続可能な消費社会の実現に貢献するものと期待されています。
また、この取り組みは単なるビジネスモデルの革新だけでなく、資源の有効活用という社会的課題の解決にも寄与しています。従来であれば廃棄されていた落とし物に新たな価値を見出し、循環させていくことは、環境負荷の軽減にもつながります。
フェイクバスターズの真贋鑑定技術は、すでに多くのマーケットプレイスやリユース企業で活用されており、今回のfindとの連携によって、その適用範囲がさらに広がることになります。特に落とし物という特殊な入手経路を持つ商品に対して信頼性を付与することで、消費者が安心して購入できる環境を整えることに貢献しています。
今後も両社は連携を深め、落とし物を起点とした循環型経済の発展と、リユース市場における信頼性の向上に取り組んでいくことが期待されます。真贋鑑定技術の進化と落とし物管理システムの発展が融合することで、新たな価値創造の可能性が広がっていくでしょう。
出典元:IVA株式会社 プレスリリース