約9割が「捨てられないモノ」に悩み!サマリーポケットの調査で明らかになった"衣替えジレンマ"の実態

株式会社サマリー(本社:東京都千代田区、代表取締役:日下部康介)が運営する収納サブスクリプションサービス「サマリーポケット」は、株式会社エイブル(本社:東京都港区、代表取締役社長:吉田晴雄)とブックオフコーポレーション株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役:堀内康隆)と共同で「暮らしに関するアンケート」を実施したことが発表されました。

「クローゼットがいっぱいで衣替えが面倒……」「使わなくなった服も"いつか着るかも"と捨てられない」という季節の変わり目に生じる"衣替えジレンマ"は、現代ではひとり暮らしでも同居世帯でも多くの人が抱える悩みとなっています。今回の調査によって、収納の効率が悪いことが部屋全体の散らかりにつながり、衣替えの"面倒さ"や"スペース不足"が整理整頓や快適な生活を実現する上での大きな障害となっていることが明らかになりました。

調査サマリー

・約9割が「使わないけれど捨てられないモノ」に悩み、モノを手放しにくい人ほど片付けが苦手と感じています

・衣替えをしない、もしくは決めていない理由の約4割は「面倒・苦手」といった心理的な障壁によるものです

・衣替えや季節品の入れ替え、荷物保管サービス/フリマアプリなどの選択肢の活用も増加傾向にあります

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

約9割以上が物量が減らせない"モノの呪縛"に囚われてることが判明。片付けが苦手な人ほど負担を感じやすい傾向も

「使わないけれど捨てられないモノがある」と感じている人は現代の日本では非常に多く、住まいの満足度にも影響を及ぼしていると考えられます。調査結果では、ひとり暮らしの人の93.3%、同居世帯でも8割近くが「モノを手放しにくい」と感じており、住環境に関わらず多くの方が"モノの呪縛"に悩まされている実態が明らかになりました。

また、モノを「手放しにくい」と感じている人ほど「片付けが苦手」と感じる傾向があり、ひとり暮らしの62.5%、同居世帯の71.9%が「片付けが全く得意ではない」または「あまり得意ではない」と回答しています。不要だと認識していても手放せず、それが片付けや整理整頓の大きな障害になっていることがわかります。

捨てられないモノ、最多は「衣類・ファッションアイテム」

特に、ひとり暮らしの方が収納で困っているものとして最も多かったのは「衣類・ファッションアイテム」で、68.3%が置き場所に悩みを抱えています。これは、後述する「クローゼットの中が整理されておらず、服が積み重なっている」という状況と密接に関連しており、整理整頓の難しさにつながっているようです。

また、部屋の満足度や自分らしさに関わる「趣味グッズ」や「本・雑誌」についても、約4割の方が「手放すのが難しい」と感じています。さらに、「ガジェット」や「贈り物」も3割前後の方が手放しや収納に頭を悩ませていることが明らかになりました。

"脱ぎっぱなし"の服が増える原因はクローゼットにあり、部屋全体の整理にも直結

家の状態について尋ねたところ、特に同居世帯では約6割の方が「クローゼットの中が整理されておらず、服が積み重なっている」と回答しており、ひとり暮らしでも約半数が同様の悩みを抱えています。また、「脱ぎっぱなしの服やカバンが椅子や床に置いてある」という状況も、ひとり暮らしでは半数以上、同居世帯でも4割の方が実感しています。このことから、収納効率の悪さが部屋全体の散らかりやすさにつながっていることがわかります。

衣類は「いつか着るかもしれない」と思いなかなか手放せず、さらに季節ごとに入れ替えや保管場所の確保が必要なため、整理整頓が後回しになりがちです。しかし、梅雨や夏には湿気や高温によってクローゼット内の通気性が悪くなり、衣類の劣化やカビといった新たな悩みも生じてしまいます。クローゼットの収納を工夫することで、部屋全体の整理や見た目にも良い影響が期待できるでしょう。

6割強が衣替え実施も…「面倒くささ」「収納不足」がもたらす"衣替えジレンマ"の実態

今年「衣替えを実施する」と回答した方は、全体の6割強(ひとり暮らし58.3%、同居世帯61.5%)となりました。しかし、その一方で「衣替えをしたい気持ちはあるものの、物理的なスペースの問題や、心理的な負担によってなかなか実行に移せない」といった"衣替えジレンマ"に悩む方も少なくありません。

衣替えをしない、または決めていない理由としては、「面倒くさい」「いつも後回しにしてしまう」「やり方や手順が分からない」など心理的な理由を挙げる方が多く、特にひとり暮らしの場合その割合は45.0%にのぼり、同居世帯の40.0%より高くなっています。

また、「クローゼットや収納スペースが一杯で整理する余裕がない」「部屋が狭くて衣替え用の服をしまう場所がない」「衣類の枚数が多くて整理する気になれない」といった物理的な理由も、衣替えをためらう大きな要因となっています。ひとり暮らし世帯では、この割合が37.5%と、同居世帯の20.0%の約1.9倍になっています。

このように、心理的な理由と物理的な理由という2つの側面が、衣替えに踏み切れず、結果として暮らしを自分の理想に最適化できない主な原因となっているのです。"衣替えジレンマ"を解消し、より快適な生活空間づくりに向けた工夫が求められています。

衣替えには外部保管サービスやリユースの活用も広がる傾向

衣替えを行う人に利用予定のサービスを尋ねたところ、ひとり暮らしの方ではフリマアプリを利用したいと答えた方が約3割、買取サービスの利用は約4人に1人、荷物保管サービスの利用も5人に1人近くに上りました。限られた住まいのスペースを少しでも有効活用し、不要になった品をリユースしながら整理整頓したいというニーズの高さがうかがえます。

一方で同居世帯の場合は、荷物保管サービスの利用を考えている方がおよそ5人に1人強、宅配クリーニングや不用品回収業者はそれぞれ19.2%と、一度に手間を減らせる便利なサービスが多く選ばれていました。こうした多様なサービスの利用が広がりを見せる中、世帯の違いを問わず、「効率よく」「ストレスなく」季節の衣類を管理したいという意識が高まっている様子がうかがえます。

まとめ

今回の調査では、衣替えの手間や収納スペースの不足が、片付けや整理を行う際の心理的・物理的なハードルとなっていることが分かりました。こうした状況を解決する方法のひとつとして、衣類や季節品など「今すぐ使わないが大切なモノ」を外部保管サービスへ預けたり、リユース活用する選択肢が広がっています。クローゼットに余裕が生まれることで、必要なモノがすぐ見つかり、"自分らしさ"も損なわずに快適な暮らしを実現できると考えられます。

<調査概要>

実施期間:2025年3月28日(金)~4月13日(日)

調査方法:インターネット調査(メゾンエイブルLINE公式アカウント、サマリーポケットメールアドレス登録ユーザーにアンケート告知)

回答者数:100名(ひとり暮らし60名、実家、二人以上の同居40名)

対象者:国内在住の男女10代~60代で現在ひとり暮らしまたは実家暮らし、二人以上で同居する方

出典元:株式会社サマリー「サマリーポケット」プレスリリース

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