
フィードフォースグループ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:塚田耕司)と、TikTok LIVEクリエイター事務所である株式会社 BOY NEXT DOOR(本社:東京都目黒区、代表取締役:中村 慎之介)は、TikTok Shop を活用したコマース支援事業において戦略的資本業務提携契約を締結したことが発表されました。
この提携により、フィードフォースグループが培ってきた EC/デジタルマーケティング支援基盤と、BOY NEXT DOOR が保有するクリエイター/クリエイターネットワークおよびライブ運営ノウハウを融合し、日本市場においてフルスタック型 TikTok Shop 支援サービスの提供が実現されるとのことです。両社は市場シェア No.1 を早期に確立することを目指しているとのことです。
この記事の目次
提携の概要
フィードフォースグループ株式会社(以下「FFG」)と、TikTok LIVEクリエイター事務所である株式会社 BOY NEXT DOOR(以下「BND」)は、TikTok Shop を活用したコマース支援事業において戦略的資本業務提携契約を締結したことが明らかになりました。
この提携によって、FFG が長年にわたり構築してきた EC/デジタルマーケティング支援基盤と、BND が有する豊富なクリエイターネットワークおよびライブ配信運営に関する専門的なノウハウを組み合わせることで、日本市場において包括的なTikTok Shop 支援サービスが提供されることになります。
提携の背景と市場予測
TikTok Shop の日本上陸が2025年6月に予定されており、これを契機としてライブコマース型 EC の流通取引総額(GMV)は、2027 年には 1〜2 兆円規模へと急速に拡大すると予想されています。このような市場環境の中で、両社は以下のような強みを持ち寄ることで相乗効果を生み出すとしています:
- FFG は、データフィードや Shopify 支援をはじめとする EC/デジタルマーケティング領域において豊富な実績と幅広い顧客基盤を有しています。長年にわたって培ってきたテクノロジーとマーケティングノウハウが強みです。
- BND は、数多くのトップライバーを抱え、ファングッズの企画開発から配信サポート、コミュニティ形成に至るまで一貫した支援体制を構築しています。クリエイターとファンをつなぐ専門的知識と実践経験を持っています。
両社はそれぞれのテクノロジーとクリエイターアセットを効果的に組み合わせることで、ブランド・ライバー・ファンをシームレスにつなぐ革新的な購買体験を創出し、急成長が見込まれる市場において早期にシェアNo.1の確立を目指していくとのことです。
双方代表からのコメント
フィードフォースグループ株式会社 代表取締役社長 塚田耕司氏
「多くのマーチャントのEC事業を支援してきたフィードフォースグループにとって、TikTok Shopは次世代コマースを象徴する重要なプラットフォームです。今回のBOY NEXT DOORとの資本業務提携を通じて、クリエイターを起点とした新しい購買体験を実装し、クリエイターの皆様とともに『推し活カルチャー』を武器として、共に世界市場を目指せるようなTikTok Shopの実現を積極的に推進してまいります。」とコメントしています。
株式会社BOY NEXT DOOR 代表取締役 中村 慎之介氏
「ライブコマースの成否は、データとオペレーションに加えて、"ファンを動かす仕組み"を持っているかどうかが決め手となります。弊社はこれまで、クリエイターの発掘・育成からグッズ開発、イベント設計、コミュニティ形成に至るまで、クリエイターマネジメントに関する実践的な知見を蓄積してきました。今回の提携により、FFGの先進的なテクノロジーと私たちの現場オペレーションノウハウを融合させることで、次世代のファン起点コマースを業界標準として確立していきたいと考えています。」と述べています。
両社の強みの融合によるシナジー効果
本提携では、FFGのEC/デジタルマーケティング支援基盤とBNDのクリエイターネットワーク・ライブ運営ノウハウを組み合わせることで、以下のようなシナジー効果が期待されるとのことです:
- クリエイターとブランドのマッチング最適化
- データ分析に基づいた効果的なライブコマース戦略の立案
- ファンエンゲージメントを高める独自のコンテンツ開発
- EC運営とライブ配信の一元管理によるオペレーション効率化
- クリエイター特性とブランドイメージの相性分析
こうした取り組みを通じて、両社はTikTok Shopエコシステムの健全な発展に貢献するとともに、クリエイター・ブランド・消費者それぞれに新たな価値を提供していくことを目指しているとのことです。
TikTok Shopの市場可能性と日本展開の意義
TikTok Shopは、すでに東南アジアや英国などで展開され、高い成長を示しているプラットフォームです。日本市場への本格参入は2025年6月に予定されていますが、すでに多くのブランドやクリエイターから注目を集めています。
ライブコマースは従来のECと比較して、以下のような特徴を持っています:
- リアルタイムでの双方向コミュニケーションによる高いエンゲージメント
- クリエイターの人間性や専門性を通じた信頼関係の構築
- エンターテインメント性と購買行動の融合による新しい消費体験
- 視聴者の即時反応を活かした柔軟な販売戦略の展開
特に日本市場では「推し活」に代表されるファンカルチャーが根付いており、クリエイターを起点としたコマースモデルとの親和性が高いと考えられています。FFGとBNDの提携は、この市場特性を最大限に活かしたサービス展開を可能にするものです。
会社概要
フィードフォースグループ株式会社
所在地:東京都港区南青山一丁目2番6号 ラティス青山スクエア3F
設立:2006年3月
代表者:代表取締役社長 塚田耕司
株式会社BOY NEXT DOOR
所在地:東京都目黒区青葉台3-13-11 B1F
設立:2014年12月
代表者:代表取締役 中村 慎之介
事業内容:TikTok LIVEクリエイター事務所運営、ライブコマース企画・制作、クリエイター育成、芸能マネジメント事業
今後の展望
両社は本提携を通じて、TikTok Shopの日本上陸に先駆けた準備を進めるとともに、クリエイターエコノミーの新たな可能性を切り拓いていくことを目指しているとのことです。具体的には以下のような取り組みを計画しています:
- データ分析に基づいたクリエイターパフォーマンス最適化ツールの開発
- ファンエンゲージメントを高めるコミュニティ運営支援
- グローバル展開を視野に入れた越境ECサポート体制の構築
こうした取り組みを通じて、TikTok Shopを活用した新しいコマースモデルの確立と普及に貢献していくとしています。
ライブコマース市場は今後急速な成長が見込まれる分野であり、FFGとBNDの提携は、この成長市場において先駆的な役割を果たすことが期待されています。両社の強みを融合した総合的なサービス提供により、クリエイター、ブランド、消費者それぞれに新たな価値を創出していくことを目指しているとのことです。
出典元:フィードフォースグループ株式会社 プレスリリース