全国調査:65.6%が「いつも同じお米を買っていない」と回答、値段重視の人が半数超え

日本の食卓には欠かせないお米。皆さんは、いつも決まったお米を購入していますか?

家族構成やライフスタイルによって購入パターンは異なると思いますが、最近のお米価格の高騰により、どこでどのお米を購入するか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

株式会社NEXERとオーガニックファームたにぐちが共同で、全国の普段からお米を購入している男女778名を対象に「いつも買うお米」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表しました。

「いつも買うお米に関するアンケート」調査概要

調査手法:インターネットでのアンケート

調査期間:2025年5月2日 ~ 5月13日

調査対象者:事前調査で「普段からお米を買っている」と回答した全国の男女

有効回答:778サンプル

質問内容:

質問1:お米はいつも同じものを買っていますか?

質問2:その理由を教えてください。

質問3:お米はどのように選んでいますか?もっとも重視しているものを、ひとつだけ選んでください。

質問4:その理由を教えてください。

質問5:お米をどう購入することが多いですか?

質問6:その理由を教えてください。

※本記事では小数点以下第2位を四捨五入して表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

約65.6%の人が、毎回同じお米を「購入していない」と回答

調査では最初に、「お米はいつも同じものを買っていますか?」という質問がされました。

調査の結果、「いつも同じお米を買っている」と答えた方は34.4%、「買っていない」と答えた方は65.6%という結果になりました。

続いて、それぞれの回答理由について詳しく聞かれたようです。

「同じお米を買っている」と回答した方の理由

・同じところから買うとやすいから。(20代・女性)

・別のにする必要がないから。(20代・女性)

・なじみのあるものがよかったため。(30代・女性)

・地元のお米を購入しています。(40代・女性)

特に購入先を変えず、「いつもと同じお米を食べたい」「地元のお米を食べたい」といった意見が多く見られたとのことです。次に、「同じお米を買っていない」と回答した方の理由です。

「同じお米を買っていない」と回答した方の理由

・色々と試したい。(20代・男性)

・安いものを買っているから。(20代・女性)

・気分によって変えているから。(20代・女性)

・備蓄米を買うようになったから。(40代・男性)

・色々なお米の特徴を知ることで値段が高騰しても対応できるようにするため。(40代・男性)

「様々な種類を試してみたい」「気分によって変えたい」といった多様性を求める方が多い傾向にあったようです。また、価格を重視して購入するお米を決めている方も少なくないことがわかります。

お米選びで最も重視するのは「価格」が51.7%で最多

次に、「お米を買う際に、もっとも重視しているものをひとつだけ選んでください」と質問されました。

調査結果では、お米を購入する際に最も重視する点として「価格」が51.7%と過半数を占め、次いで「銘柄」が19.2%、「味」が14.8%と続きました。お米の価格高騰の影響からか、「価格」を重視する方が圧倒的に多いことがわかります。続いて、それぞれの回答理由について詳しく聞かれています。

「価格」を重視すると回答した方の理由

・お米が高いから銘柄より値段で買うように最近はなった。(20代・女性)

・前は銘柄で選んでいたが、何でも価格高騰で少しでも出費を抑えたいので。(30代・女性)

・特に大きなこだわりはないから安ければ良い。(40代・女性)

・生活が苦しいから。(30代・女性)

・米の価格が高いから。(40代・男性)

最も多かった「価格」を選んだ理由からは、お米価格の高騰により、やむを得ず価格を最優先して購入している実態が見えてきます。

お米だけでなく全体的な物価上昇の中で、家計への負担を少しでも減らそうとする意識が高まっているようです。

「銘柄」を重視すると回答した方の理由

・魚沼産の美味しさは計り知れない。(50代・男性)

・美味しい物を食べたいから。(30代・女性)

・友人に教えてもらった。粒立ちが良く冷めても美味しい。(40代・女性)

・なるべくコシヒカリを選んでる。(50代・男性)

「味」を重視すると回答した方の理由

・美味しい物を食べたい。(20代・男性)

・いつもと同じ味が良い。(40代・女性)

・お米にもいろいろな風味があるから。(40代・男性)

・銘柄と同様、味わい粘りがとても大事です。(50代・男性)

・美味しいお米が食べたいから。(50代・女性)

「産地」を重視すると回答した方の理由

・お気に入りの産地の物から選んでいるから。(40代・女性)

・輸入ものは嫌だから。(40代・女性)

・友人が米農家で、新潟県産コシヒカリを購入。(50代・女性)

・どこで作られているか気になるから。(60代・女性)

「銘柄」「味」「産地」を選んだ方々の回答からは、お米に対する強いこだわりや愛着が感じられます。多くの方が国産の美味しいお米を求めていることがわかります。

「無洗米かどうか」を重視すると回答した方の理由

・時短になるから。(20代・女性)

・扱いやすさ。(30代・男性)

・洗うのが面倒だから。(40代・女性)

・一番はお米を研ぐ手間を省きたいためです。栄養としても良いと聞いています。(50代・女性)

・夫婦2人で高齢世帯なのでなるべく手間が掛からない無洗米を選んでいる。(70代・女性)

「精米日や鮮度の新しさ」を重視すると回答した方の理由

・新米だったら美味しいから。(30代・女性)

・直接農家から買っているので。(60代・女性)

・玄米を買うので新しいものがいい。(50代・女性)

「量」を重視すると回答した方の理由

・10キロだと重いから5キロを買っています。(40代・女性)

・一人暮らしで食べきるのに日にちがかかるから。(50代・女性)

・自転車では重すぎると運びづらいから。(70代・女性)

調理の時短や利便性、お米の鮮度や風味、適切な量など、それぞれのライフスタイルや価値観に基づいたこだわりが見られます。毎日食べるお米だからこそ、妥協できないポイントがあるようです。

お米の購入場所、74.6%が「スーパー」と回答

最後に、「お米をどこで購入することが多いですか?」という質問がされました。

調査結果では、74.6%と圧倒的多数がスーパーでお米を購入し、次いでネット通販、道の駅や直売所、コンビニと続きました。

日常的に利用しやすく、比較的価格が安いスーパーが圧倒的支持を集めていることがわかります。それぞれの購入場所を選んだ理由について詳しく聞かれています。

「スーパー」で購入すると回答した方の理由

・食材と一緒に。(30代・女性)

・近くて、駐車場もあり、便利なので。(40代・女性)

・価格が安いので。(40代・男性)

・ポイントがつく。(60代・男性)

「ネット通販」で購入すると回答した方の理由

・安く買える。(30代・女性)

・買って帰るのは重いから。(40代・女性)

・送料を入れても店頭より安価だから。(40代・女性)

・昨今の価格高騰により割引券を併用していることです。(50代・男性)

「道の駅・直売所」で購入すると回答した方の理由

・いろんな米を食べたい。(40代・男性)

・精米してもらう。(40代・女性)

・五分づきが良いから。(50代・女性)

・直販価格は安い。(60代・男性)

多くの方が手軽なスーパーやドラッグストアを利用する一方で、農家から直接購入する方も見られました。お米を持ち運ぶ手間を省きたい方や、様々な種類から選びたい方はオンラインショッピングを活用しているようです。

調査結果まとめ

今回の「いつも買うお米」に関する調査結果をまとめると以下のようになります。

お米をいつも同じものを購入している方は34.4%、そうでない方は65.6%でした。6割以上の方が、お米を購入する際に何らかの判断基準を持って選んでいることがわかります。

お米を購入する際に最も重視しているポイントについては、51.7%と半数以上が「価格」、19.2%が「銘柄」、14.8%が「味」と回答しました。

多くの方が、昨今の価格高騰の影響を受けて、価格を最重視して購入していることが明らかになりました。

また、お米の購入場所については、74.6%が「スーパー」、「その他」の農家から直接やドラッグストア、生協などが14.1%でした。

配送の手軽さや品揃えの豊富さから「ネット通販」を利用する方が7.8%、鮮度や価格の安さから「道の駅・直売所」で購入する方も3.1%いることがわかりました。

毎日の食卓に欠かせないお米。味や安全性にこだわりたい方は、オンラインでも農家から直接購入することができます。美味しくて安心なお米を、お手頃価格で入手する方法を探してみてはいかがでしょうか。

出典元:株式会社NEXER プレスリリース

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