
CX向上生成AIソリューション「ZETA CXシリーズ」を提供し、顧客体験価値の向上を支援するZETA株式会社は、ブックオフコーポレーション株式会社が運営する『ブックオフ公式オンラインストア』にハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」が導入されたことを発表しました。この導入により、ユーザー体験や回遊性の向上が期待されています。
ZETA株式会社(本社:東京都世田谷区)が提供するCX向上生成AIソリューション「ZETA CXシリーズ」の一つであるハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」が、ブックオフコーポレーション株式会社(本社:神奈川県相模原市)が運営する『ブックオフ公式オンラインストア』に導入されました。これによりサイト内のユーザー体験および回遊性の向上をサポートする取り組みが始まったとのことです。

この記事の目次
ブックオフコーポレーションについて
ブックオフコーポレーションは、「事業活動を通じての社会への貢献」「全従業員の物心両面の幸福の追求」という経営理念のもとで事業を展開しています。60社以上の加盟企業と共に発展し、現在ではグループ全体で国内外約800店舗を運営するまでに成長しています。国内での年間利用者数は約8,600万人にのぼり、年間売買点数は6億9千万点を超える規模となっています。
同社が運営する『ブックオフ公式オンラインストア』は、約500万点という圧倒的な在庫数を誇るオンライン書店です。注文した商品を全国の店舗で受け取ることができる「店舗受取サービス」や、コミック・書籍の全巻セットをまとめて購入できる「まとめ買い機能」など、ユーザーの利便性を高める充実したサービスを提供しています。
ハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」の導入効果
今回、『ブックオフ公式オンラインストア』に導入されたハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」は、主に以下の2つの面でユーザー体験の向上に貢献しているとのことです。
1. レビューから生成したハッシュタグの表示によるUX向上

「ZETA HASHTAG」の導入により、商品説明文だけでなく、ユーザーのレビューテキスト情報からもハッシュタグを自動生成し、検索結果ページや商品詳細ページに表示することが可能になりました。これにより、ユーザーはより直感的に自分の求める商品を見つけやすくなり、全体的なユーザー体験の向上につながっています。
例えば、書籍のレビューから抽出されたハッシュタグには、以下のようなものがあります:
- #人生を変える
- #読みやすい
- #モチベーションが上がる
このようなハッシュタグがあることで、ユーザーは商品の特徴や他のユーザーの感想を一目で把握することができ、購入判断の助けとなります。
2. 特集記事に紐付くハッシュタグが回遊性向上に寄与

さらに、「ZETA HASHTAG」の導入により、特集記事に紐づいた「#本屋大賞」「#芥川賞」「#直木賞」などのハッシュタグを生成・表示することも可能になりました。これによって、ユーザーは自分の興味や関心に合った分野や話題の書籍を簡単に見つけることができるようになり、サイト内の回遊性向上にも寄与しています。
特集記事とハッシュタグを連携させることで、ユーザーがサイト内でより長く滞在し、多くの商品に触れる機会を創出しています。これは結果的に、ユーザーにとっては新たな発見の機会となり、ECサイト運営側にとっては顧客満足度や売上の向上につながる可能性があります。
ZETA社の今後の展望
ZETA株式会社は、AIなどを活用したデータ解析の強みを活かし、今後もユーザーおよびECサイト運営企業に有益なサービスを提供していく方針です。「ZETA CXシリーズ」として展開する各種ソリューションを通じて、顧客体験価値の向上を継続的に支援していくとのことです。
同社が提供するCX向上生成AIソリューション「ZETA CXシリーズ」には、今回紹介した「ZETA HASHTAG」の他にも、EC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」、ロイヤルティ向上エンジン「ZETA ENGAGEMENT」、リテールメディア広告エンジン「ZETA AD」、ECキュレーションエンジン「ZETA BASKET」、レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」、OMO・DXソリューション「ZETA CLICK」、レコメンドエンジン「ZETA RECOMMEND」、予測・パーソナライズソリューション「ZETA DMP」など、多彩なラインナップがあります。
これらのソリューションを組み合わせることで、ECサイトの利便性向上や顧客満足度の向上、そして最終的には売上拡大に貢献することが期待されています。
ZETA株式会社の会社概要
- 設立:2005年8月
- 資本金:96百万円(2024年10月1日時点)
- 代表者:山崎 徳之
- 事業内容:CX向上生成AIソリューションの開発・販売
ブックオフ公式オンラインストアへの「ZETA HASHTAG」の導入は、ECサイトにおけるユーザー体験向上の一例として注目されています。商品説明やレビューからハッシュタグを自動生成し、それを効果的に表示することで、ユーザーの商品発見プロセスをより直感的かつ効率的にすることが可能になります。
また、特集記事との連携によって、ユーザーの興味・関心に基づいた商品提案も容易になり、サイト内の回遊性向上にも寄与しています。これらの機能は、単にハッシュタグを表示するだけでなく、ユーザーの購買行動や興味関心を分析し、より的確な商品提案を可能にするものです。
今回のZETA HASHTAGの導入を皮切りに、ブックオフ公式オンラインストアではさらなるユーザー体験の向上が期待されています。約500万点という膨大な商品数を抱えるECサイトにおいて、ユーザーが求める商品を簡単に見つけられる仕組みは非常に重要です。ZETAのソリューションがそうした課題解決に貢献していくことでしょう。
出典元:ZETA株式会社 プレスリリース