アダストリアの特例子会社WeOur、渋谷区と連携しオリジナルアロハユニフォームを製作 - シブヤフォントを活用したインクルーシブデザイン
株式会社アダストリアの特例子会社である株式会社WeOur(ウィーアー)は、インクルーシブファッションプロジェクト「Play fashion! for ALL」を通じて、渋谷区及び渋谷区職員有志による横断組織「シブビズ」と連携し、オリジナルのアロハユニフォームのデザイン、製作を行いました。このユニフォームには渋谷区の地域資源である「シブヤフォント」が採用され、渋谷区とホノルル市の姉妹都市提携を象徴するデザインとなっています。

今回の取り組みは、WeOurの親会社である株式会社アダストリア(本部:東京都渋谷区渋谷2-21-1、代表取締役社長:木村治)が、本部がある渋谷区とS-SAP(Shibuya Social Action Partner)協定を締結していることから実現したものです。

デザインについては、渋谷区の地域資源であるパブリックデータの「シブヤフォント」が採用されています。具体的には「HONOLULU」「SHIBUYA」のテキストと、WeOurが展開する「Play fashion!」のロゴを組み合わせた独自性のあるデザインが特徴となっています。

テキストデザイン
テキストデザイン

同社がプロデュースしたユニフォームは、クールビズの期間中、「多様性」や「地域への思いやり」といった価値観を可視化する取り組みとして、渋谷区役所の希望する職員の方が自主購入で着用されます。また、姉妹都市となったホノルル市役所にも届けられる予定です。WeOurでは、「Play fashon! for ALL」の公式Instagramからアロハユニフォームのスタイリング投稿を実施し、すべての人にファッションを楽しんでもらいたいというプロジェクトの想いと共に、渋谷区の取り組みを応援していくとのことです。

オリジナルアロハシャツの概要

  • デザイン:シブヤフォントを活用し、ホノルルの自然・文化から着想を得て構成
  • 制作連携:株式会社WeOur「Play fashion ! for ALL」プロジェクト
  • 着用対象:区職員等(希望者による購入・着用)
  • 着用期間:6月下旬~10月下旬頃まで

シブヤフォントとは

「シブヤフォント」は、渋谷でくらしはたらく障がいのある人とデザインを学ぶ学生との共創によって生み出されたフォント・パターンです。企業によるデータの利用を推進することで、福祉還元と障がいのある人と社会との接点を創出することを目的としています。

様々な製品やサービスに使われることで、より多くの人に渋谷を好きになってほしい、シティプライドを感じてほしい、そして障がいのある人の活動を知ってほしいという願いが、このシブヤフォントに込められています。今回のアロハシャツへの活用も、そうした取り組みの一環として位置づけられています。

渋谷区とアメリカ合衆国ハワイ州ホノルル市との「姉妹都市提携に関する協定」について

多種多様な民族と文化が共生するホノルル市は、「おもいやり」を意味する「マラマハワイ」をスローガンとしています。一方、渋谷区も「ちがいを ちからに 変える街」を基本構想に掲げ、ダイバーシティ&インクルージョンを積極的に推進しています。両都市は共通する理念を持っており、相互に交流を深めることにより友好関係を築き、観光、文化、教育、スポーツ、環境などの多様な分野での知識および経験を交換・共有することで両都市の発展につなげるため、2024年5月31日に姉妹都市提携に関する協定を締結しました。

今回のアロハシャツ製作は、この姉妹都市提携を象徴する取り組みとしても意義があります。

S-SAP(Shibuya Social Action Partner)について

S-SAPは、渋谷区と企業・団体が連携し、地域の社会課題の解決に取り組む協定制度です。企業の持つノウハウと地域資源を効果的に掛け合わせることで、持続可能な都市づくりを推進しています。アダストリアもこの協定に参画しており、今回のプロジェクトはその連携の一環として実現しました。

インクルーシブファッションプロジェクト「Play fashion! for ALL」

Play fashion! for ALLロゴ

「Play fashion! for ALL」は、アダストリアのミッションである「Play fashion!」を、障がいの有無、年齢、ジェンダーに関わらず、すべての人に届けたいという想いから発足した、インクルーシブな社会の実現を目指すプロジェクトです。障がいや持病に関わらずすべての人が「着やすい服」の企画・製作や、特別養護老人ホーム・介護施設等の介護職員ユニフォームの製作、企業や業界の枠を超えてのイベント開催などの多様な取り組みを行っています。

ファッションを通じた社会的包摂(インクルージョン)を促進し、多様性を尊重する社会づくりに貢献することを目指しています。今回の渋谷区とのコラボレーションも、こうした理念に基づいて実現したものです。

出典元:株式会社WeOur  プレスリリース

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