
P2M株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:木地貴雄)は、スーパーマーケットや小売店舗に設置されている袋詰め台(サッカー台)を活用した、まったく新しい広告プラットフォーム「Malz(マルツ)」を正式にリリースしたことを発表しています。このプラットフォームは、生活者の日常的な購買行動の中で自然に目に触れる新たな広告メディアとして注目されています。
Malzは、消費者が商品を袋に詰める数十秒から1分程度の時間を有効活用し、自然な視線誘導と滞在時間によって、地域企業やブランドのメッセージを効果的に届けることが可能です。特にWebでは接点を持ちにくい高齢者層やファミリー層などにも直接アプローチできる点が大きな特徴となっています。
【サービスサイトURL】https://malz.io/
「Malz(マルツ)」の主な特長
Malzは従来の広告プラットフォームとは一線を画す、以下のような特長を持っています。
- 袋詰め中の"視線と時間"を最大限に活用
買い物客が商品を袋に詰める際の数十秒〜1分間という貴重な時間を活用し、消費者の自然な視線誘導と滞在時間を利用した生活動線密着型の広告メディアとなっています。 - デジタルでは届きにくい層へのアプローチ
高齢者層やファミリー層など、従来のWeb広告では十分にリーチできなかった層に対して、日常の買い物シーンを通じて直接アプローチすることが可能です。 - 地域に密着した情報発信の場
地域の中小企業や自治体の情報発信の新たな場としても機能し、地域社会とのつながりを強化する役割も担います。 - 多様な広告フォーマットに対応
15秒単位の動画広告やポスター形式など、多様な広告フォーマットに対応しており、広告主のニーズに合わせた柔軟な展開が可能です。 - 将来的なAI連携による最適化
今後はAI技術と連携することで、広告内容の最適化や、店舗ごとの最適な出稿方法の提案なども予定されています。
開発の背景と市場ニーズ
現代の広告市場においては、デジタル広告の飽和状態が進み、一方でオフラインでの接点が再評価されつつあります。このような状況の中、P2M株式会社は「人が確実に立ち止まり、かつ日常的に利用する場所」に着目した新たな広告メディアの可能性を模索してきました。
スーパーマーケットのサッカー台(袋詰め台)は、まさにその条件を満たす理想的な場所でありながら、これまで広告メディアとしてほとんど活用されてこなかった「空白地帯」でした。Malzはこの未開拓の領域にメディアとしての新たな価値を見出し、地域と生活者をつなぐ新しい広告接点として活用していくことを目指しています。
特に注目すべき点は、消費者が商品を袋に詰める際の「数十秒〜1分」という貴重な時間です。この時間帯は消費者の視線が自然と袋詰め台に向けられ、集中力も高い状態にあります。Malzはこの特性を活かし、消費者に自然な形で広告メッセージを届けることができます。
「Malz」のユニークな価値提案
Malzの最大の特徴は、生活者の「袋詰めの場面」に着目した点にあります。この瞬間は買い物客が必ず立ち止まり、一定時間を過ごす貴重な接点です。この時間を活用することで、以下のような価値を提供します。
- 日常生活に溶け込む自然な広告体験
従来の広告のように「押し付け」ではなく、日常の買い物フローの中で自然に目に入る形で情報を提供します。 - 地域情報の新たな発信チャネル
地域の店舗情報、イベント情報、自治体からのお知らせなど、地域に密着した情報を効果的に届けることができます。 - 多世代へのリーチ
スーパーマーケットは老若男女問わず多くの人が訪れる場所であり、デジタルデバイドの問題を超えて幅広い世代にアプローチできます。 - 小売店舗にとっての新たな収益源
小売店にとっては、既存のスペースを有効活用した新たな収益機会の創出につながります。
これらの特長により、Malzは「広告が『売る』だけでなく、『つなぐ』ものになる」という理念を体現した、暮らしのすぐそばにある広告メディアとして位置づけられています。
今後の展開計画
P2M株式会社は、Malzの展開について以下のような計画を進めています。
現在、首都圏および地方都市のスーパーマーケットを中心に順次導入を拡大していく予定とのことです。地域密着型のメディアとしての特性を活かし、各地域の特性やニーズに合わせたカスタマイズも検討されています。
また、地方自治体や中小企業と連携した「地域活性型プロモーションモデル」の展開も予定されています。地域の魅力発信や地元企業の認知向上、地域イベントの告知など、地域活性化に貢献する情報発信の場としての活用が期待されています。
さらに、広告主・小売・生活者の三者にとって価値のある接点を提供するというコンセプトのもと、リテールメディアの新たな可能性を追求していく方針です。今後は、AI技術の活用による広告内容の最適化や、店舗ごとの最適な出稿方法の提案なども視野に入れており、より効果的かつパーソナライズされた広告体験の実現を目指しているとのことです。
P2M株式会社について
P2M株式会社は、新しい広告メディアの開発と提供を行う企業です。「広告が『売る』だけでなく、『つなぐ』ものになる」という理念のもと、生活者と企業、地域をつなぐ新たな接点の創出に取り組んでいます。
<会社概要>
社名:P2M株式会社 /P2M,Inc.
設立:2023年4月14日
代表者:代表取締役社長 木地貴雄
所在地:〒100-0014 東京都千代田区神田神保町2-1-1 浅田ビル5階
公式サイト:https://p2gm.com/
Malzは、リテールメディアの新たな可能性として、広告主・小売・生活者の三者にとって価値のある接点を提供することを目指しています。日常の買い物シーンの中で自然に情報が届くという新しい広告体験を通じて、地域社会のつながりを強化し、より豊かな消費生活の実現に貢献していくことが期待されます。
出典元: P2M株式会社 プレスリリース