調査結果「70%以上の親が子どもの好きを最優先」小学生の興味関心が親の購買行動に大きな影響

2025年5月1日 2025年5月1日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

子ども向け教育とオンラインを組み合わせた分野で日本最大級のプラットフォームを運営するキッズウィークエンド株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役兼CEO：三浦⾥江）が、小学生の子どもをもつ保護者600名以上を対象に実施した調査の結果を発表しました。それによると、子どもの関心が保護者の購買行動に非常に大きな影響を与えていることが明らかになりました。

調査結果では、70%以上の保護者が子どもの「好き！」を最優先に商品やサービスを選択しており、子どもの興味関心が購買決定の主要因となっていることが示されています。また、教育サービスの継続利用においては「楽しさ」と「効果実感」が重要な要素となっていることも判明しています。

この記事の目次

1 調査結果サマリー
2 70%以上の親が、子どもの「好き！」を最優先に購入を決定
3 継続利用の決め手は「楽しさ」と「効果実感」
4 保護者が子どもに伝えたい「学びの価値観」
5 キッズウィークエンド株式会社について

調査結果サマリー

・70%以上の親が、子どもの「好き！」を最優先に購入を決定

・継続利用の決め手は「楽しさ」と「効果実感」

・学びを通して子どもに身につけてほしいことは「子ども自身が目的を持って選択する力」

70%以上の親が、子どもの「好き！」を最優先に購入を決定

キッズウィークエンド株式会社による今回の調査では、商品やサービスの購入時に保護者が最も重視する要素として、「子どもが興味を示したから」が70.1%と最も高い割合を占める結果となりました。これは子どもの関心が親の購買行動において非常に大きな影響力を持っていることを示しています。

次いで重視される要素としては、「無料体験やお試し利用ができたから」が64.0%、「口コミや紹介があったから」が51.6%、「オンラインレビューの評価が高かったから」が37.2%と続いています。この結果から、保護者は商品やサービスを選ぶ際に、子どもの興味関心を第一に考慮しつつも、事前に試せる機会があることや第三者からの評価・意見を重要な判断材料としていることが読み取れます。

子どもの「好き！」という感情を尊重する姿勢が、現代の保護者の購買行動における特徴的な傾向として浮かび上がっています。これは子ども主体の選択を重視する教育観の広がりを反映していると考えられます。

継続利用の決め手は「楽しさ」と「効果実感」

教育サービスを継続して利用する理由についての調査では、「子どもが楽しみながら続けているから」という回答が71.9%と最も多く挙げられました。子どもが楽しいと感じることが、サービス継続における最大の要因となっていることが明確に示されています。

続いて「サービスの効果を実感できるから」が64.5%、「費用に対して十分な価値を感じているから」が40.0%という結果になりました。これらの回答から、保護者は子どもの「楽しさ」を最も重視しながらも、学習効果の実感やコストパフォーマンスの良さも継続利用の大きな判断材料としていることがわかります。

さらに詳細に見ると、「サポート体制やアフターケアが充実しているから」が23.0%、「新しいコンテンツや機能が定期的に追加されるから」が16.4%となっており、これらのサービス品質に関わる要素も一定の影響力を持っていることが示されました。教育サービス提供者にとっては、継続的な改善やアップデートが利用者満足度の向上につながるという重要な示唆が得られています。

この結果は、子どもの教育においても「楽しさ」が学びの継続性を支える基盤となっていることを改めて示すものであり、効果の実感がそれを補強する形となっていることがわかります。

保護者が子どもに伝えたい「学びの価値観」

調査では、保護者が子どもに伝えたい・意識してほしいこととして最も多かったのは「興味・目的に合うか」で56.1%を占めました。この結果から、多くの保護者が、子ども自身が目的意識を持って主体的に選択する力を身につけることを重視していることが明らかになっています。

次いで「自分で選ぶ力を育てたい」が49.0%、「物やお金を大切にする気持ち」が45.1%、「安全性」が42.5%と続いており、保護者は子どもに対して責任感やリスク管理の意識を持つことも求めていることがわかります。また、「楽しむ気持ちを大切にする」という回答も37.7%と比較的高い数値を示しており、子どもが学びや経験をポジティブに捉えることの重要性も認識されています。

これらの結果から、現代の保護者は「目的意識を持って選択する力」「お金や安全に対する責任感」「学びを楽しむ姿勢」の3つの要素を子どもに身につけてほしいと考えていることが明確になりました。子どもの主体性を尊重しつつも、社会生活において必要な価値観をバランスよく育むことを目指す保護者の姿勢がうかがえます。