株式会社アクアリーフ(本社:神奈川県平塚市、代表取締役 長谷川 智史)は、同社が提供するネットショップ向け業務管理システム「助ネコ®EC管理システム」の「助ネコ®在庫管理」において、連携先のモール・カートごとに在庫数を配分してアップロード可能な「在庫配分管理」機能の提供を開始しました。この新機能により、在庫切れ商品への注文を防ぎ、より効率的な在庫運用が可能になります。
「助ネコ®在庫管理」は複数のネットショップで販売する商品の在庫数を一元管理し、在庫切れ商品への注文である「売り越し」や、特定のネットショップに在庫が偏ることで生じる「売り逃し」のリスクを防止するシステムです。今回の新機能リリースにより、各販売チャネルの特性に合わせた戦略的な在庫配分が実現できるようになりました。

背景
これまでの「助ネコ®在庫管理」では、商品ごとに設定した在庫数を各モール・カートに対して一律で反映させる「同数管理」方式を採用していました。この方式では、5分ごとの在庫連携タイミングの間に複数の注文が入った場合、わずかながら「売り越し」(在庫切れの商品に注文が入る状態)が発生する可能性がありました。
この課題を解決するために開発されたのが、今回リリースされた「在庫配分管理」機能です。この新機能により、連携先のモール・カートごとに現在の在庫数を分けてアップロードできるようになり、在庫状況をより正確に反映させることが可能になりました。
在庫配分管理機能の詳細
「在庫配分管理」機能は任意の設定となっており、利用を希望する場合のみ設定変更によって有効になる仕様です。設定を変更しない場合は、従来どおり商品ごとに設定した在庫数を各モール・カートに一律で反映する「同数管理」方式が適用されます。
在庫の配分方法については、実在庫数をもとに各モール・カートの配分率に応じて割り振りが行われる仕組みになっています。小数点が発生する場合は切り捨てにより調整され、実際の在庫数よりも多い数がアップロードされることはないため、安全性が確保されています。また、余りが生じた場合は、配分率の高いモール・カートから順に割り当てられるよう設計されており、重要度の高い販売チャネルが優先される仕組みになっています。
さらに、実際の在庫数とは別に設定できる「表示在庫数」(見かけ上の在庫数)や、複数商品で構成される「セット商品」にも対応しており、従来の在庫計算結果をベースに配分処理が行われます。これにより、様々な販売形態や商品特性に応じた柔軟な在庫管理が可能になっています。
導入メリット
今回新たにリリースされた「在庫配分管理」機能によって得られる主なメリットは以下の通りです。
- 売り越しリスクの大幅な低減
連携先のモール・カートごとに現在の在庫数を分けてアップロードできるようになることで、在庫状況をより正確に反映させ、在庫切れ商品への注文リスクを大幅に抑制できます。 - 販売チャネル別の戦略的在庫配分
モール・カートごとの販売戦略や特性に応じた在庫の最適配分が可能になり、効率的な在庫活用が実現します。 - 販売機会の最大化
各販売チャネルへの適切な在庫配分により、販売機会のロスを削減し、売上の最大化に貢献します。 - 柔軟な在庫運用
販売状況や季節変動などに応じて、各販売チャネルへの配分率を調整することで、より柔軟かつ効率的な在庫運用が可能になります。
株式会社アクアリーフでは、今後も「助ネコ®EC管理システム」を通じて、EC事業者の課題解決に寄り添いながら、より利便性の高い機能の提供を目指していくとのことです。

「助ネコ®EC管理システム」について
「助ネコ®EC管理システム」は、複数のネットショップと実店舗をまとめて管理し、自動処理できるクラウド型EC一元管理システムです。受注管理・商品登録・在庫管理・発注管理など、EC及び通販業務に必要な機能が全て揃っており、それぞれのシステムを単体で契約することが可能です。直感的なUIが特長で、画面の誘導に沿って処理を進めることができるため、使いやすさにも配慮されています。
セキュリティ面においても、情報セキュリティの国際標準規格である「ISO27001」「ISO27017」の認証を取得しており、情報セキュリティ格付符号AAAis(トリプルA)を取得しているデータセンターでサーバーを運用しています。また、毎年の外部監査(Web脆弱性診断)も積極的に行い、安心安全で高品質なサービス提供に努めています。
会社概要
・会社名:株式会社アクアリーフ
・設立:2004年11月(創業2001年6月)
・代表者:代表取締役 長谷川智史(はせがわ ともふみ)
・業務内容:業務系 ASP(クラウド型)システムの提供
・所在地:神奈川県平塚市宝町3番1号 平塚MNビル11階
出典元:株式会社アクアリーフ プレスリリース