PR/マーケティング支援およびアプリ開発を行う株式会社レターズが提供するShopifyアプリ「Letters」を通じた累計紹介件数が100万回を突破したことが発表された。同アプリはノーコードで紹介プログラムを導入できるサービスとして、ECサイト運営者の効果的な顧客獲得を支援している。
この記事の目次
累計紹介件数100万回突破の背景
株式会社レターズ(東京都渋谷区)が提供するShopifyアプリ「Letters」は、ユーザー同士の紹介によって新たな顧客を獲得するリファラルマーケティングに特化したアプリケーションだ。同社の発表によると、導入店舗数の増加や1店舗あたりの紹介件数の拡大が続き、多くの店舗では導入から2ヶ月以内に初回紹介が成立しているという。
特に注目すべき点は、アンバサダー(既存顧客)がゲスト(新規顧客候補)向けに提示する紹介ページの表示回数が、累計で100万回に到達したことだ(2025年3月31日時点)。これは、コロナ禍を経た消費行動の変化において、個人のSNSや口コミが購買行動に与える影響がますます拡大していることを示している。
特に広告費の高騰に悩む中小ECサイト運営者にとって、紹介による自然な拡散と信頼感ある顧客獲得手法として、リファラルマーケティングは重要な戦略となっているようだ。
Letters」の主な特徴と仕組み
「Letters」では、Amazonギフト券やクーポンなどのインセンティブを活用したシンプルな導入設計を提供している。さらに、購入者への自動招待通知機能や、アンバサダー向けマイページ機能(※STANDARDプランとPROプランの店舗向けに提供)、ダッシュボード上での成果の可視化など、リファラルマーケティング施策を継続的に行える仕組みが整備されている。
株式会社レターズは今後、国内のShopifyマーチャントへの導入支援を強化するとともに、他プラットフォーム向けの対応や海外展開も視野に入れ、「紹介」によるマーケティングの可能性を広げる活動を推進するとしている。
リファラルマーケティング成功の秘訣を動画で公開
累計紹介件数100万回突破を記念して、「Letters」では「リファラルマーケティング成功の秘訣:5つのコツで紹介プログラムを最大活用」と題した解説動画を公開している。この動画では、実際に成果を出しているマーチャントの事例をもとに、活用のヒントをわかりやすく紹介しているとのことだ。
「なぜ紹介が成立しないのか」「どのようにすれば自然な形で紹介が広がるのか」といった疑問に答える内容となっており、すでに「Letters」を利用中の方はもちろん、これから導入を検討している方にも参考になる情報が提供されている。
Shopifyアプリ「Letters」について
「Letters」は、既存顧客にブランドのアンバサダーになってもらい、友人や知人に気軽にブランドを紹介してもらえる仕組みを自社ショップに導入できるShopifyアプリケーションだ。「カスタマーの声をマーケティングエンジンに。」をスローガンに掲げる株式会社レターズが、D2C時代に適したアプローチ手段の一つとして開発したサービスである。
Shopifyを活用している店舗であれば、エンジニアがいなくても手軽にアプリ連携が可能となっている。個人同士の口コミやレコメンドを促進し、ブランドを応援してくれるロイヤルカスタマーを育成することができるのが特徴だ。
サービス名:Letters(レターズ)
提供:Shopifyアプリストア内
料金:公式サイトの料金表を参照
「Letters」の5つの特徴
- 費用対効果(ROI)の向上
初期費用をかけずに紹介プログラムに必要な仕組みを実装可能だ。カスタマーへのインセンティブ設定を自由にコントロールすることで、大幅なマーケティングのCPA改善が期待できる。 - 新規顧客の開拓
口コミがカスタマーと関係の深い友人に広がっていくことで、これまでブランドを知らなかった層へ効率的なリーチと高い成約率を期待できる。 - ライフタイムバリューの向上
友人、家族、恋人など信頼関係のある人からの紹介経由となるため、顧客ロイヤリティが高まりやすく、ライフタイムバリュー(LTV)の向上が見込める。 - CSRやPRにも活用可能
紹介インセンティブは、ギフト券やクーポンに限らない。チャリティー募金やキャンペーンなど自由に内容を設定できるため、プログラム設計次第ではCSRやPR活動の一環としても活用できる。 - オフライン店舗での活用も可能
QRコードの生成も簡易にできるため、ブランドを応援してくれている店舗や施設などへの紹介用QRパネルの掲出なども可能だ。対個人に限らず、広めてもらう場所を増やしていくことも可能となっている。
リファラルマーケティングの重要性
近年、デジタルマーケティングの領域では、従来の広告に頼る手法だけでなく、顧客同士のつながりを活かした手法が注目されている。特にコロナ禍以降、オンラインショッピングの利用が拡大する中で、信頼できる知人からの推薦は購買意思決定に大きな影響を与えるようになっている。
リファラルマーケティングは、このような消費者行動の変化に対応した戦略として、特に中小規模のECサイト運営者にとって効果的な手段となっている。広告費の高騰に悩む事業者が、限られた予算で効率的に新規顧客を獲得するための手法として、「Letters」のようなツールの需要は今後も拡大していくことが予想される。
株式会社レターズについて
"新しい可能性を、確かな成長へ。"
株式会社レターズは、時代とともに進化するPRの役割に対応し、クライアントに最適なアプローチを提供することで、社会への新たな価値を共創することを目指している。テクノロジーの進化やSNSの普及により、さまざまな挑戦が容易になった現代において、真の価値を届けるためのマーケティング支援を提供しているという。
会社名 : 株式会社レターズ
所在地 : 東京都渋谷区松濤1-28-2
事業内容: WEBマーケティング、PR、SNS、ソフトウェア開発等
リファラルマーケティングの今後の展望
「Letters」の累計紹介件数100万回突破は、リファラルマーケティングが日本のEC市場においても着実に定着しつつあることを示している。特に中小規模のECサイト運営者が、限られたリソースの中で効果的に顧客基盤を拡大するための重要な手段となっていることがうかがえる。
今後は、AIやデータ分析技術の発展により、より精緻なターゲティングや効果測定が可能になることで、リファラルマーケティングの効果がさらに高まることが期待される。また、オムニチャネル戦略の一環として、オンラインとオフラインを融合させた紹介プログラムの展開も進んでいくだろう。
株式会社レターズは、Shopifyマーチャントへの導入支援強化に加え、他プラットフォームへの対応や海外展開も視野に入れているとのことで、今後の展開が注目される。
D2C(Direct to Consumer)ブランドの増加や、消費者の購買行動の多様化が進む中、信頼関係に基づく紹介マーケティングの重要性は今後ますます高まっていくだろう。「Letters」のような使いやすいツールの普及により、さまざまな規模の事業者がリファラルマーケティングを取り入れやすくなることで、EC市場全体の活性化にもつながることが期待される。
まとめ
株式会社レターズが提供するShopifyアプリ「Letters」は、累計紹介件数100万回という大きな節目を迎えた。このアプリを通じて、多くのECサイト運営者がノーコードでリファラルマーケティングを実現し、効果的な顧客獲得に成功していることがわかる。
特に広告費の高騰や競争の激化に直面している中小規模のEC事業者にとって、既存顧客との関係性を活かした新規顧客獲得手法は、今後ますます重要性を増していくだろう。「Letters」のような使いやすいツールの普及と進化により、リファラルマーケティングがより身近なものとなり、EC市場全体の健全な成長に貢献することが期待される。
出典元: 株式会社レターズ プレスリリース