「ロジスティクス」×「IT」を基盤とした総合物流ソリューションを展開する株式会社ダイアログ(本社:東京都品川区、代表取締役:方志嘉孝)が、同社が提供するSaaS型在庫管理システム「W3 mimosa」について、株式会社IZUMI(本社:東京都中央区京橋、代表:藤本卓治)の複数ECモール一元管理ツール「Crossma」とのAPI連携をスタートしたことを発表しました。
この連携により、EC事業者は在庫管理から受注、出荷に至るまでの一連のプロセスを一元管理できるようになり、EC物流業務の大幅な効率化が期待されています。
この記事の目次
「W3 mimosa」×「Crossma」で実現するEC物流一元管理のメリット
今回のAPI連携によって実現する主なメリットは以下の3つです。
1. ワンストップでの一括管理
これまで複数のシステムで管理していた在庫管理や受注~出荷までの業務を、統一されたシステム上で一括管理することが可能になります。これにより、システム間の連携不足や情報の不一致による業務ロスを解消し、効率的な運用が実現します。
2. 自動出荷による作業負荷の大幅削減
従来は手作業で行っていた出荷関連の作業プロセスが自動化されることで、オペレーションスタッフの作業負担を大幅に軽減することができます。特に複数のECモールを運営している事業者にとって、この自動化は大きな業務効率化につながります。
3. 効率的な在庫管理の実現
在庫状況をリアルタイムで正確に把握できるようになるため、欠品リスクや過剰在庫の問題を未然に防止することが可能になります。データに基づいた適切な在庫管理によって、機会損失の防止とコスト削減の両立を図ることができます。
この連携により、受注から出荷までの一連のプロセスがシステム間で自動的に連携されるため、ワンストップでの一括管理が実現します。これまで手作業で行われていたオペレーションや物流業務における出荷作業も大幅に改善され、人的リソースに依存していた作業負荷の大きいEC物流の最適化が可能になります。
「クロスマ」について
「クロスマ」は、Amazonを中心とした複数のECモールへの同時出品、全モールのマルチチャネル自動連携、価格・在庫自動更新機能を強みとする定額制WEBサービスです。
このサービスの最大の特徴は、ECモール運営において発生する煩雑な手作業を徹底的に削減することにある。複数のECモールを効率的に一元管理したい事業者にとって、業務効率化に大きく貢献するツールとなっています。
「W3 mimosa」について
SaaS型在庫・倉庫管理システム「W3 mimosa」は、在庫状況や作業結果がリアルタイムで反映されるため、正確かつ効率的な在庫管理を実現するシステムです。
W3 mimosaの大きな特長として、多荷主・多拠点への対応が可能であることや、各種ECモールやPOSとの連携機能が挙げられます。また、導入までのスピード感も高く評価されており、3PL(サードパーティーロジスティクス)、食品、アパレルなど業界や業種を問わず、幅広い顧客に利用されています。
株式会社ダイアログについて
株式会社ダイアログは、「ロジスティクス」と「IT」を融合させた総合物流ソリューションを提供する企業です。クラウド型倉庫在庫管理システム「W3」を主力製品として、ロジスティクス分野における戦略企画、業務改革コンサルティング、WMSやシステム開発などによるDX化から実際の倉庫運用に至るまで、End to Endのサービスを提供しています。
2013年の設立以来、現在12期目を迎えており、これまでに500社を超える顧客にサービスを提供してきた実績がある。物流とITの両面から企業の課題解決を支援することで、多くの信頼を獲得しています。

設立 :2013年11月8日
代表取締役:方志嘉孝
所在地 :〒141-0031 東京都品川区西五反田2-12-3 第一誠実ビル8F
事業内容 :
- WEBアプリケーションシステム企画・開発
- スマートフォンアプリ企画・開発
- 物流・販売等業務基幹システム導入・コンサルティング
- 業務システム用機器選定/販売
今回のAPI連携がもたらすEC事業者へのメリット
EC事業の拡大とともに、複数のECモールでの出店や在庫管理の複雑化が進む中、多くの事業者が業務効率化の課題に直面しています。「W3 mimosa」と「Crossma」のAPI連携は、このような課題を抱えるEC事業者にとって大きなメリットをもたらします。
具体的には、以下のような効果が期待できます:
1. データ入力の重複作業解消
複数のシステムに同じデータを入力する必要がなくなり、入力ミスや作業時間の無駄を大幅に削減できます。一度の入力で両システムに情報が反映されるため、スタッフの作業効率が向上します。
2. 在庫情報のリアルタイム連携
販売チャネルと在庫管理システム間で在庫情報がリアルタイムに連携されるため、在庫切れや過剰在庫のリスクを最小限に抑えることができます。これにより、機会損失の防止と在庫効率の向上が同時に実現します。
3. 業務プロセスの標準化と自動化
これまで担当者のスキルや経験に依存していた業務プロセスが標準化され、自動化されることで、人的ミスの削減とともに業務品質の向上が期待できます。また、新人スタッフの教育コストや習熟期間の短縮にも貢献します。
4. 経営判断のためのデータ活用
両システムの連携により、販売データと在庫・物流データを統合的に分析することが可能になります。これにより、より精度の高い需要予測や在庫計画の策定、経営資源の最適配分などの戦略的な意思決定をサポートします。
EC物流における課題とソリューション
EC市場の急速な拡大に伴い、物流におけるオペレーションの煩雑さが増大している現状があります。特に複数のECモールを運営する事業者にとって、受注管理と在庫管理の連携不足は大きな課題となっています。
「W3 mimosa」と「Crossma」のAPI連携は、これらの課題に対する包括的なソリューションを提供します。受注情報が自動的に在庫管理システムに連携され、出荷指示が自動生成されることで、人手による転記や確認作業が不要になりまs。また、出荷完了情報が販売チャネルに自動反映されるため、顧客への配送状況の通知も迅速かつ正確に行うことができます。
このようなシステム間の緊密な連携によって、EC事業者は業務プロセスの効率化と顧客満足度の向上の両立を図ることができます。また、業務効率化によって生み出されたリソースを、新規商品開発やマーケティング施策などの事業拡大に向けた活動に振り向けることも可能になります。
今後もEC市場の拡大が予想される中、「W3 mimosa」と「Crossma」のAPI連携は、EC事業者の競争力強化と持続的な成長を支援する重要なインフラとなることが期待されます。
出典元:株式会社ダイアログ プレスリリース