キャッシュレス決済端末に特化した情報メディア「StorePro」が、店舗経営者を対象にキャッシュレス決済端末に関する調査を実施し、その結果を発表しました。調査では、端末の操作性、設置の容易さ、耐久性、管理機能について利用者の意見が集められました。調査結果によると、76%の利用者が操作性に肯定的な評価を示したものの、設置や耐久性に関しては課題が残っているとのことです。
この記事の目次
キャッシュレス決済端末の操作性・利便性に関する調査結果
76%が「直感的な操作」と評価
調査結果からは、操作性に関して76.3%の回答者が「直感的で使いやすい」と評価しています。具体的な意見としては、「セットアップが容易で、アプリのインターフェースが明確」との声が多数寄せられ、さらに「スマートフォンのような感覚で扱える」といった感想が見受けられました。
一方で、「ボタンが少なく、長押しやリセットが必要な場合がある」、「エラー時の対処が分かりにくい」といった意見もあり、今後の操作性向上が求められています。
利用端末の傾向を分析すると、「Airペイ(エアペイ)」や「Squareリーダー」の利用者が多く、特にこれらの端末に対する評価が高いことが確認されました。
60%が「設置や初期設定はスムーズ」と回答
「設置や初期設定がスムーズだった」との回答は60.5%に達しており、多くの回答者は「事前に説明通りに進めれば、特に難しいことはなかった」と感じているようです。このことから、導入時に大きな障害はないと考えられます。
しかし、18.4%の回答者は「設置時に何らかの課題を感じた」とし、「スマホとの同期がうまくいかなかった」「端末の設定手順が不明瞭だった」といった意見も見られました。特にITに不慣れな経営者にとっては、サポート体制が重要とのことです。
26%が「耐久性に課題あり」と回答
「長期利用に適している」と評価した割合は全体の10.5%にとどまり、66.4%が「中立」と答え、26.3%が「耐久性に課題あり」と評価しています。
ネガティブな意見としては「ICチップの読み取りが数年で悪化した」「バッテリーの消耗が速い」といった声が多くあり、特に飲食業や小売業などの業種では、長期にわたって安定して使用できる耐久性が求められているようです。
73%が「売上データの確認は容易」と評価
管理画面やレポート機能については、73.6%の回答者が「問題なく利用できる」と評価され、日々の売上管理や確定申告時のデータ確認に活用されている様子がうかがえます。「シンプルで簡潔」との意見も寄せられています。
一方で、「目的のデータにアクセスするのに時間がかかる」「画面が不明瞭である」といった指摘もあり、ユーザーインターフェースのさらなる改善が期待されています。
調査概要
調査テーマ:キャッシュレス決済端末の操作性に関する調査
調査対象:キャッシュレス決済端末の導入経験を持つ店舗運営者285人
調査期間:2024年10月28日~2024年12月31日
調査方式:インターネット調査
StoreProの今後の展望
StoreProは今後もキャッシュレス決済端末に関連する最新情報や導入事例を積極的に発信する予定です。また、店舗経営者やサービス提供者が直面するさまざまな課題を解決するためのコンテンツやデータの提供を強化し、店舗運営におけるキャッシュレス化の可能性を探求し、多くの成功事例を創出するお手伝いを目指します。


出典元: Textrade プレスリリース