デジタルスタジオがTazapayを導入し越境ECを強化

株式会社デジタルスタジオ（本社：東京都港区、代表取締役社長：板橋憲生）は、国際決済サービスTazapay（本社：シンガポール）を導入したことによって、越境EC支援サービスであるDiscovery Japan Checkoutを利用する顧客に対し、東南アジアのトラフィックを直接売上に変換することが実現したと報じています。

この新たな取り組みを通じて、特に東南アジア市場における決済手段を確保できないユーザーのニーズに応える体制が整ったことで、消費者にとっての利便性が向上しました。

東南アジアのクレジットカード非保有者のネットショッピング時の課題とは?

新興市場においては、JCB、VISA、Mastercardなどの国際ブランドのクレジットカードを取得する基準をクリアできない消費者が多数存在します。

そのため、これらの消費者はネットショッピングの際に自国通貨専用の基準が緩いクレジットカードを使うか、クレジットカードを所有せず自国通貨に対応したモバイル決済を選択する傾向があります。こうした支払い手段は「ローカル決済」と呼ばれ、東南アジアにおける電子商取引の主要な決済手段となっています。

越境ECにおいては、こうした「ローカル決済」のみを用いる新興国の消費者が企業のECサイトを訪れた際に、購入意欲があっても決済手段が対応していないために購入を諦めてしまうという課題が、長年にわたって存在していました。

GrabPayやShopeePay等のローカル決済手段が導入される

Tazapayが提供する決済サービスをDiscovery Japan Mallに組み込むことで、東南アジアのユーザーはローカル決済手段を使用して支払いを行うことが可能になりました。

この結果、特にローカル決済が一般的で人口が多い東南アジア諸国の顧客からの購入が飛躍的に増加することが期待されています。