
AnyMind Group株式会社(以下「当社」)が、株式会社Moyuumと提携し、Moyuumのベビー用品ブランド「Moyuum」のインドネシアにおけるEC支援を開始することを発表しました。この提携は、新たに導入されるBPaaSモデルを活用した「グローバルECソリューション」により、韓国からインドネシアへ進出する事業の支援を全面的に行うことを目指しています。
*1:Business Process as a Serviceの略で、ソフトウェアとオペレーション支援を組み合わせたビジネスモデルを指します。
この記事の目次
背景
急速に発展するインドネシアのEC市場において、特にベビー・キッズ用品への需要が高まっています。Moyuumは、高品質かつデザイン性に優れたベビー用品を展開し、多くの消費者に支持されています。しかし、海外ブランドがインドネシア市場に成功裏に参入するためには、現地の法規制の理解、効果的な販売戦略の構築、顧客サポートの環境整備など、多様な課題を克服する必要があります。このような状況を背景に、Moyuumは理想的な支援パートナーを探していました。
提供するサービス

当社は、各種プラットフォームとインドネシアオフィスのネットワークを駆使して、現地でのビジネス展開に関連する業務を包括的に実施します。具体的には、インドネシアの主要ECプラットフォームであるTokopedia、Shopee、TikTok Shopにおけるストアの立ち上げ支援から、ECマネジメントプラットフォーム「AnyX」を使用した運用・分析、さらには会話型コマースプラットフォーム「AnyChat」によるカスタマーサポートまで、幅広いサービスを一貫して提供します。また、インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」や生成AIによるライブコマースプラットフォーム「AnyLive」を活用し、ShopeeやTikTok Shopにおけるライブコマースの実施を計画しています。
DDI CEO 兼AnyMind Group Managing Director, E-Commerce Enablement Tatum Kembaraのコメント
Moyuumがインドネシア市場に進出する際の支援ができることを大変嬉しく思います。私たちのEコマースソリューションを活用することで、より多くの消費者にリーチし、Moyuumの成長を促進できると確信しています。Moyuumのようなブランドが国境を越えて成功を収めるためのビジネス機会を創出するために、私たちは尽力してまいります。
ECマネジメントプラットフォーム「AnyX」
AnyXは、複数の販売チャネルを一元管理できるECマネジメントプラットフォームです。ECモールや自社ECサイトを統合管理し、業務の効率化とデータの活用を促進します。また、国ごとのローカル知識を生かした越境展開や海外販売支援を含む、幅広いソリューションを提供しています。
生成AIライブコマースプラットフォーム「AnyLive」
AnyLiveは、生成AIを利用したライブコマースプラットフォームです。AIによって生成されたアバターであるAIライバーを活用し、多言語に対応したライブ配信を行います。各ブランドにマッチしたAIライバーを用いることで、複数のプラットフォームや地域に同時配信が可能です。従来の手法に比べて低コストでのライブコマースを実施し、データ分析に基づいた改善案の提案を通じて、持続的な売上成長を支援します。
インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」
AnyTagは、企業のインフルエンサーマーケティングを支援するプラットフォームです。インサイト分析をもとに最適なインフルエンサーの選定とキャスティングを行い、キャンペーン後のリアルタイムレポートや効果測定も提供します。SNSアカウントとの連携も可能で、企業のSNS運用管理ツールとしての機能も有しています。
会話型コマースプラットフォーム「AnyChat」
会話型コマースプラットフォーム「AnyChat」は、リアルタイムのチャットによる顧客対応やカスタマーサポート機能を提供します。ECサイトとの連携により、購入および発送に関する情報をリアルタイムで配信し、顧客体験の向上を図ります。

AnyMind Groupについて
AnyMind Groupは、2016年にシンガポールで設立されたテクノロジーカンパニーです。アジア市場を中心に15の国・地域に拠点を持ち、EC、マーケティング、生産管理、物流などの分野で11のプラットフォームやソリューションを展開しています。BPaaSモデルにより、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進と業務の効率化、省人化を実現し、顧客の事業成長を支援します。当社は東京証券取引所グロースに上場しています(証券コード:5027)。
出典元: AnyMind Group株式会社 プレスリリース