ユニヴァ・ペイキャストが提供するEMV 3-Dセキュアで安全な決済環境を実現

株式会社ユニヴァ・ペイキャスト(本社:東京都港区、代表取締役:中尾 周平)は、決済サービス「UnivaPay」において「EMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)」の提供を開始したことを発表しました。

不正利用対策が求められる背景

最近、日本国内でのクレジットカードに関する不正利用被害が増加しています。日本クレジット協会によると、2023年のクレジットカード不正利用被害額は500億円を超えており、特にECサイトでは「なりすまし」被害が深刻化しています。

この状況を受けて、経済産業省は「クレジットカード・セキュリティガイドライン」を改訂し、2025年4月からはEC加盟店における3Dセキュアの導入を原則義務化する方針を示しました。この動きに伴い、ECサイト運営者は3Dセキュアを導入し、不正利用対策を強化することが求められています。

EMV 3Dセキュアとは

EMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)は、クレジットカードの国際ブランドが推奨する本人確認の仕組みで、従来の3Dセキュア1.0と比べて、認証時のストレスが大幅に軽減され、より快適な支払い体験を提供します。

従来の3Dセキュア1.0では、クレジットカード決済を行う際にユーザーがパスワードを入力する必要があり、その手続きが複雑で時間がかかるため、「カゴ落ち」現象が発生することもありました。

対照的に、EMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)では「リスクベース認証」を用いて、ユーザーや取引のリスクを正確に判断します。低リスクと見なされた取引についてはパスワードの入力が不要となり、スムーズな決済が実現します。

このように、3Dセキュア2.0は従来の3Dセキュア1.0と比較して、セキュリティを維持しつつ利便性が大幅に向上しています。

UnivaPayで3Dセキュア義務化に対応し、購入者の信頼を向上

2025年4月からEC加盟店での3Dセキュアの導入は原則義務化されますが、「UnivaPay」を活用することで加盟店はこの義務に対応でき、安全な取引環境を構築することが可能です。

消費者の視点では、クレジットカードの不正利用に対する不安が高まっており、利用するECサイトで3Dセキュアが導入されていることは安心して買い物を行うための重要な要素となっています。

UnivaPayは、加盟店の義務化への対応をサポートするだけでなく、信頼性を高める支援も実施していくとのことです。

まとめ

今回のサービスアップデートにより、「UnivaPay」を利用する全ての加盟店は「EMV 3-Dセキュア」によって安全なクレジットカード決済を提供できるようになりました。

ユニヴァ・ペイキャストは、常に変化するオンライン決済環境を見据え、高いセキュリティ基準を維持しながら、加盟店及び消費者が安心して利用できる決済サービスの提供を目指しています。

出典元: 株式会社ユニヴァ・ペイキャスト プレスリリース

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