
フラー株式会社(本社:新潟県新潟市、代表取締役社長:山﨑将司、以下「フラー」)は、独自のアプリ市場分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」を通じて収集したデータを基に、2024年のアプリ市場動向を詳しく解説した「アプリ市場白書2024」を発表しました。
本報告書では、2024年のアプリ市場の動きを振り返り、アプリストアでの評価、アプリのユーザー数、またZ世代やミレニアル世代といった世代別のアプリ利用時間など、様々な観点からアプリデータを分析し、現代のアプリユーザーの姿を鮮明に浮き彫りにしています。
アプリビジネスに従事されている方を始め、アプリ市場に興味がある幅広い読者の方々に役立つ内容となっています。
この記事の目次
「アプリ市場白書2024」の一部内容
① 数字で見る2024年アプリ市場

2024年におけるアプリ市場の動向を捉えると、App Apeで測定可能な全アプリの1月から12月にかけてのMAUの合計は、前年比13%増加しました。1ユーザーあたりの月間アプリ利用個数は51個となり、前年比で3個増加。さらに、1日のアプリ利用時間は5.1時間で、前年より3.3分の増加を見せています。
これにより、ユーザーのスマートフォンアプリに対する利用頻度や時間の傾向が前年に比べ増加していることが明らかになりました。
② カテゴリ別 アプリの主要指標の変化

各カテゴリでアプリ総MAUの増加率が高い中、「自動車」カテゴリの成長が特に顕著であることが分かりました。また、カテゴリ毎に見ると、「コミック」アプリの1日の平均利用時間は前年に比べ6.1分の増加を示しました。
③ アプリ利用時間帯分析

全年代での時間帯別アプリ利用率を分析すると、朝から使用率が高まり、12時にピークを迎えた後は、夕方から夜にかけて高い利用率が維持される傾向が確認されました。
また、年代別に見ると、10代は朝から昼にかけて他の年代に比べて利用率が低く、逆に60代以上は夕方以降の利用率が低下し、夜間においても他の年代に比べ低い傾向が見受けられました。
④ 世代別アプリ利用分析

アプリユーザーを「Z世代(2000年代生まれ)・ミレニアル世代(1980年〜90年代生まれ)・X世代(1960年〜1970年代生まれ)」の3群に分け、アプリ利用時間、SNS利用時間、動画アプリ利用時間という3つの指標を比較しました。
1日のアプリ利用時間の分析から、Z世代が最も多く、5時間55分を記録していることが分かりました。
また、SNSアプリと動画アプリの使用に関して、各世代ともに動画アプリの利用時間が長いことが確認されました。
アプリ市場白書2024・目次(抜粋)

・1章 2024年アプリ市場の数字的分析
・2章 アプリ評価およびレビューの分析
・3章 アプリユーザー数の詳細分析
・4章 アプリ利用頻度の細分化分析
・5章 アプリ利用時間帯の傾向分析
・6章 世代別アプリ利用についての考察
出典元:フラー株式会社 プレスリリース