ShopifyがTSIと連携し新たなECプラットフォーム「mix.tokyo」を発表

グローバルコマースのリーダーであるShopify(ショッピファイ)が、日本法人Shopify Japan株式会社からの発表に基づき、TSIホールディングスグループの株式会社TSIが、ShopifyのPlusプランを導入し、約30のブランドのオンラインストアを統合した新しい「mix.tokyo(ミックスドットトウキョウ)」のリニューアルオープンを行ったことを報告しました。

リニューアルオープンの背景

株式会社TSIは、2011年の設立以来、各ブランドの独自性を尊重し、ブランド力の強化を図りながらグループ全体の成長を目指してきました。TSIは中期経営計画「TSI Innovation Program 2027」を2024年4月に発表し、ブランド横断での事業最適化や構造改革を推進しています。その一環として、オンラインストア基盤の統合が進められ、2024年8月には「NANO universe(ナノ・ユニバース)」のオンラインストアがShopify上で刷新されたことに続き、今回のmix.tokyoのリニューアルオープンが実施されました。

リニューアルオープンにより実現すること

mix.tokyoのリニューアルにより、ブランドごとに分散していたオンラインストアの基盤が一本化され、業務の効率化や顧客接点強化を通じて顧客体験を向上させることが実現しました。また、シームレスなショッピング体験が提供され、顧客は統一された会員プログラムを通じてポイントや特別なサービスを享受できるようになりました。加えて、Shopifyの強力なAPIを活用し、在庫管理や顧客データの一元化が進み、運用効率が向上し、ブランド間の相互送客も強化されました。今後は、mix.tokyo独自の顧客とのコミュニケーションに関する取り組みも展開される予定です。

TSIは、過去10年以上にわたりブランドごとにカートシステムを使用して運営し、運用負担の増加や機能追加の限界が顕在化していました。そのため、Shopifyの導入に加え、株式会社Stackが提供する小売企業向け基幹システム「SQ β版」のPoC(概念実証)を進めることで、コスト効率と運用負担の最適化を図っています。オンラインストアの構築には、ShopifyおよびShopify Plusパートナーである株式会社R6Bが支援を行い、30以上のブランドの統合と多くの外部システムとの統合を進め、プロジェクト開始からわずか6ヶ月でのローンチに成功しました。

mix.tokyoの構築にあたり、ECサイトの体験設計は使いやすさを重視した直感的なデザインと購買導線が採用されています。将来的にはShopify POSを導入し、実店舗とオンライン間の連携を強化し、越境ECへの参入も視野に入れています。

株式会社TSI EC事業統括部 副部長岸 武洋氏のコメント

「この度のリニューアルにより、TSIグループの30以上のブランドが『mix.tokyo』の下で統合され、顧客にとってより便利なショッピング体験が提供できることを期待しています。ブランド間の相互送客やデータの一元化を通じて、Shopifyの技術を最大限に活用し、さらなるEC体験の向上を目指していきます。」

Shopifyについて

カナダのオンタリオ州オタワで設立されたShopify(ショッピファイ)は、世界屈指のコマースプラットフォームを提供し、商取引に必要な多様なサービスを展開しています。起業家から中小企業、さらには大手企業までの様々な規模の小売業界のニーズに応えるべく、商取引の立ち上げからマーケティング、成長、運営までを一つのプラットフォームで支援しています。175カ国以上で展開し、顧客に寄り添い、満足度の高いショッピング体験を実現すべくスピード、信頼性、セキュリティを重視して設計されています。

出典元:Shopify Japan株式会社 プレスリリース

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