
AnyMind Group株式会社は、完全子会社であるAnyMind Japan株式会社を通じ、eギフトサービスを手がけるAnyReach株式会社の全株式を取得し、子会社化することを発表しました。
背景と目的
AnyMind Group社は2016年にシンガポールで設立され、アジアにおいて15ヵ国・地域で展開しているテクノロジー企業です。そのミッションは「Make Every Business Borderless」であり、ブランド構築から生産管理、メディア運営、ECサイトの構築・運営、マーケティング、物流管理まで包括的な事業支援を行っています。グローバルなプラットフォームを活用し、各国に専門的なローカルチームを設けることで、ソフトウェアとオペレーションの両方から事業の成長を促進するBPaaS(Business Process as a Service)モデルを強化しています。
AnyReach社は2021年に設立され、主にeギフトサービス「AnyGift」の開発・提供を行っています。このサービスには、受取人の住所を知らなくてもギフトを送れる機能があり、SNSやメールを介して手軽に送れる点が評価されています。リリースから約3年で700社を超える企業に導入されている実績があります。
日本のEC市場は2027年には約2,570億米ドルに成長し、2024年の2,068億米ドルと比較して24%の増加が見込まれています。これに伴い、eギフト市場も成長が期待され、当社が支援するファッション、コスメ、食品などの業界との親和性が高く、日本国内にとどまらず海外市場にも展開を図り、市場シェアの拡大を目指します。
1: Business Process as a Serviceの略で、ソフトウェアとオペレーション支援機能を提供するビジネスモデル。
AnyMind Group社CEO 十河 宏輔のコメント
当社は注力事業の基盤や組織の強化を目的に、過去9件のM&Aを行ってきました。今回のAnyReach社の子会社化により、EC支援分野での価値提供を一層強化し、新たな成長機会であるギフト市場において、より多くのブランド企業や消費者に革新的なサービスを提供できると信じています。また、当社の現地拠点や各国での知見と実績を活かし、eギフトサービスの展開を加速させ、相互のシナジーを生むことでさらなる成長を実現できると確信しています。
AnyReachについて

AnyReachは「世界的なオンラインのギフトプラットフォームを創る」というミッションのもと、2021年に設立されたギフト企業です。「AnyGift」のeギフトサービス、カード型引出物の「AnyGift Wedding」、法人向けの販促キャンペーン「AnyCampaign」など、複数のギフトとテクノロジーを組み合わせた事業を展開しています。
会社情報:AnyReach株式会社
代表者:中島 功之祐
事業内容:eギフト機能を持つ「AnyGift」の運営、5,000商品から選べるカード引き出物「AnyGift Wedding」の提供、法人向けデジタルギフト事業「AnyCampaign」の運営
AnyMind Groupについて

AnyMind Groupは2016年にシンガポールで創業し、アジア市場を中心に15ヵ国・地域で展開するテクノロジーカンパニーです。EC、マーケティング、生産管理、物流分野において11のプラットフォームやソリューションを提供しています。BPaaSモデルを駆使することで、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、業務の効率化と省力化を図り、クライアントの事業成長を支援しています。
事業概要:
ブランドコマース事業
ブランド企業やインフルエンサー、クリエイター向けに、ECやD2C分野を中心としたブランドの設計や企画、生産管理、ECサイトの構築や運営、マーケティング、物流管理をワンストップで支援するプラットフォームを提供しています。
出典元:AnyMind Group株式会社 プレスリリース