「CODE」発、マーケティング分析新サービス「買いログRetail」2025年2月より展開開始

株式会社リサーチ・アンド・イノベーション(本社:東京都港区、代表取締役社長:中岡邦伸、以下「RnI」)が提供する「レシートがお金にかわるアプリCODE(コード)」の購買データ(買いログ)を基に、小売業界向けのマーケティング分析と営業支援に特化した新サービス「買いログRetail」β版が、2025年2月から展開されることが発表されました。

競争が激化する小売業界におけるニーズ

日本では長期にわたり人口減少が続いており、特にコンビニエンスストアの店舗数は2021年から減少傾向に入っています。この状況はオーバーストアの懸念を引き起こしています。一方で、ドラッグストアやホームセンターは食品を扱い始めるなど、業態間の境界が曖昧になっています。こうした状況の中で、各小売店は顧客から選ばれるための店舗作りが求められる時代に突入しています。

ID-POSデータの活用は進展していますが、競合他社の販売データを手に入れることは難しく、多くの企業は現地視察に依存しているのが実情です。

特許を取得した独自のアプリで購買データを収集

RnIが開発した「CODE」は、買い物のレシートと購入した商品のバーコードをスキャンすることで、全国の小売チェーンにおける購買データをバーコード単位で収集できるアプリです。ユーザーは買い物を記録するたびにポイントを獲得できるゲーミフィケーション機能や、家計簿機能、商品の評価や口コミを確認するサービスも利用可能です。(*複数の特許を保有しています。特許第5980448号、特許第6425297号)

CODEによる競合分析の可能性

「CODE」が提供する購買データはID-POSデータとは異なり、ユーザーから直接収集された情報であり、どの店舗で何を購入したのかといった詳細なデータを提供します。これにより、競合他社の価格調査の代替として非常に有用で、現地調査では把握できなかった競合チェーンの人気商品を分析することが可能となります。また、一人のユーザーがどの競合チェーンをどれくらい利用しているかも、購入内容を通じて理解できます。

買いログデータの活用イメージ

小売向けの専用ダッシュボード「買いログRetail」

「CODE」によって収集されたデータは「買いログView」として広く公開されていますが、小売業界に特化した分析機能や、従来は煩雑であった分析を簡素化するダッシュボードの開発が進められ、新サービス名「買いログRetail」として提供されることになりました。

買いログRetailの画面イメージ

今後の分析テンプレート展開について

最初に、小売マーケティングにおいて必要な商圏分析、品揃え分析、プライベートブランド(PB)分析などの10種類のテンプレートを提供する予定です。今後これらのテンプレートは追加開発され、より充実した内容へと拡大される見込みです。

買いログRetailのダッシュボード

CODE(コード)の概要

「CODE」は、買い物のレシートと商品のバーコードをスキャンすることで、各種提携ポイントに交換できるポイントを獲得できるスマートフォンアプリです。これにより、ユーザーはポイント獲得や家計管理を楽しむことができるようになっています。

消費者から収集された買い物データやアンケート結果は企業のマーケティング活動に生かされ、一部は消費者へ報酬として還元されています。「CODE」は特許を取得しており、ユーザー登録者数は400万人を超えています。月間の商品の登録数は4,000万点、商品の口コミ評価数も累計1.1億件を超え、主に20〜40代の女性に多く利用されています。

CODEの購買データや口コミは「買いログView」で見ることが可能

買いログViewイメージ

 CODEアプリで取得された購買データや口コミなどのビッグデータは、ビジュアル化して分析できる「買いログView」を通して企業向けに提供されています。

買いログViewイメージ

出典元:株式会社リサーチ・アンド・イノベーション プレスリリース

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