
ソルナ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:三澤 和則)が、生成AIと検索エンジンを使用している20代から40代の男女327名を対象に、検索エンジンと生成AIの使い分けに関する実態調査を実施しました。
- 01|調査結果によると、検索エンジンは「公式情報を重視」し「具体的なWebサイトの閲覧」(ともに57.8%)に使用されている一方、生成AIは「気軽な質問」(51.4%)での活用が多いことが明らかになりました。
- 02|生成AIを重要なツールと感じる場面では、「文章の作成・校正」が48.6%となり、最も多くの支持を得ています。
- 03|調査対象者の約60%が、今後検索エンジンと生成AIを「目的に応じて使い分ける」と回答しています。
調査概要
- 調査名称:検索エンジンと生成AIの使い分けに関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」におけるインターネット調査
- 調査期間:2024年11月20日〜同年11月21日
- 有効回答:生成AI及び検索エンジンを利用したことのある20代〜40代の男女327名
※ 合計を100%とするため、一部の数値について端数の切り上げ処理を行っています。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合があります。
検索ツールの使い分けに関する傾向
「Q2.検索エンジンと生成AIの使い分けでは、どの項目を基準にしますか。」(n=327)という質問に対し、公式情報や具体的Webサイトの閲覧には「検索エンジン」が好まれ、逆に「気軽な質問」や「対話による情報収集」には「生成AI」が使用される傾向が見られました。
検索エンジンが重視される場面
「Q3.あなたにとって、検索エンジンはどのような場面で重要ですか。」(n=327)の質問結果では、「店舗・サービスの利用前」が52.3%、「商品購入の検討時」が49.5%、「趣味や娯楽の情報収集」が43.1%と示されました。
生成AIが重要視される場面
「Q5.生成AIはどのような場面で重要と感じますか。」(n=327)という調査では、「文章の作成・校正」が48.6%の票を得ており、「アイデアやそのイメージの発想」が41.0%、さらに「プログラミングや技術的な質問」が31.2%という結果が示されました。
今後の使い方の考え方
「特にない」「分からない」と答えなかった方には、「Q7.今後検索エンジンと生成AIをどのように使い分けますか。」(複数回答)という質問を実施したところ、「目的に応じて使い分ける」が56.4%で、続いて「情報の種類に応じて使い分ける」が36.9%、「時間や状況に応じて使い分ける」が31.7%という結果となりました。
調査のまとめ
今回の調査結果によると、生成AIと検索エンジンを利用したことのある20代〜40代の男女327名を対象にした検索エンジンと生成AIの使い分けに関する調査では、情報収集ツールとして検索エンジンの使用が多い一方で、特定の専門的な知識や概念の説明には約20%が生成AIを選んでいることが確認されました。そして、検索エンジンは「公式情報」を重視し、「具体的なWebサイトの閲覧」でも使用されており(共に57.8%)、生成AIは「気軽な質問」で活用されています(51.4%)。加えて、検索エンジンが求められるシーンとして「店舗やサービスの利用前」(52.3%)が多く、生成AIでは「文章の作成・校正」(48.6%)が重要であるという結果も得られました。
約60%が今後検索エンジンと生成AIを「目的に応じて使い分ける」と回答しており、これは今後の情報収集方法にも大きな影響を与えることが予想されます。
調査結果は、検索エンジンと生成AIの特性を理解し、それに基づいた使い方が定着していることを示唆しています。情報の信頼性や公式情報の検索には検索エンジンが優れ、気軽な質問やクリエイティブな作業には生成AIが適していることが明らかとなりました。情報収集においては、検索エンジンを使用する際にネガティブワードによる風評被害を避けることも重要です。
出典元:ソルナ株式会社 プレスリリース